「薄毛対策・予防」2026年市場規模の推計5405億円、前年から成長 リクルート調査
株式会社リクルートの美容に関する調査研究機関「ホットペッパービューティーアカデミー」は2026年10月19日、「薄毛に関する意識調査2026」の結果を発表した。
調査概要
◆調査名:薄毛に関する意識調査2026
◆調査手法:インターネットリサーチ
◆調査期間
▷スクリーニング調査:2026年7月15日〜7月27日
▷本調査:2026年7月30日〜8月3日
◆調査対象
▷スクリーニング調査:5万人
※人口動態に基づき性年代を割り付け
▷本調査:2065人
※全国20~69歳男女、現在薄毛の認識があり、薄毛を気にしている人
◆出典:薄毛に関する意識調査2026(株式会社リクルート)
「薄毛対策・予防」市場規模は前年から拡大
薄毛対策・予防における2026年の市場規模の推計は5405億円。前年の5137億円から、268億円増加した。
内訳を見ると「薄毛である」人の対策市場規模の推計は2493億円(前年2459億円)で前年から34億円増加。一方、「薄毛でない」人の予防市場規模の推計は2912億円(前年2678億円)で前年から234億円の増加となり、前年に続き予防市場が対策市場を上回る結果となった。

「薄毛である」人の対策市場規模の推計(2493億円)を男女別に見ると、男性が1846億円(前年差+24億円)、女性が646億円(前年差+10億円)となり、対策市場においては男性が女性の約3倍の規模となっている。
一方、「薄毛でない」人の予防市場規模の推計(2912億円)では、男性が1389億円(前年差+131億円)、女性が1523億円(前年差+103億円)となり、予防市場においては女性が男性を上回る結果となった。
両市場において、男女ともに前年から拡大している。

約7割が「物価高による変化はない」と回答
現在薄毛ケアにかけている金額(1カ月あたり)の平均値を見ると、男性は4954円(前年4168円)、女性は4201円(前年3472円)と、男女ともに前年から上昇した。
年代別に見ると、20代男性の平均金額が9709円と特に高くなっている。

物価高が薄毛ケアに及ぼす影響について聞いたところ、「特に物価高による変化はない」が約7割(71.1%)となった。
物価高によって何らかの変化があった人の具体的な行動を見ると、「より価格の安いホームケア用品(市販薬・育毛エッセンス・シャンプーなど)を使うようになった」が12.8%で最も高く、次いで「自宅で対策をする頻度が減った」が9.5%となった。

男性における育毛・ボリュームアップ対策の相談経験が増加
理美容室での育毛促進の対策や髪のボリュームアップ対策に関して「相談経験あり」の割合は、20代男性で53.3%(前年差+9.3ポイント)。30代男性で43.7%(前年差+12.9ポイント)と、前年に比べて大きく増加した。
一方、20代女性、30代女性はここ3年でほぼ横ばいとなっている。

ホットペッパービューティーアカデミー研究員の田中公子氏は、本調査結果について次のようにコメントしている。
「昨今の物価高により生活防衛意識が高まる中であっても、薄毛ケアに対する消費者の投資意欲は非常に底堅く、男女ともにかけている金額が上昇していることが今回の調査で明らかになりました。市場全体も拡大しており、特に『薄毛でない』女性の予防市場が男性を上回っていることから、“将来への不安”を背景に、男性よりも女性のほうが事前のケア(予防)にお金を使う意識が高いと考えられます」
関連商材を扱うEC事業者にとっては、予防ニーズや年代・性別ごとの関心の違いの把握に、本調査結果をぜひ参考にしたい。


