2015年独身の日続編、アリババ1兆7600億円で決着!

ECのミカタ編集部

2015年独身の日、決着

アリババグループは、昨日「2015年独身の日」の総売り上げを発表した。注目の総売り上げは、1兆7600億円となった。昨日、14時の時点で1兆2000億円と発表されており、その後も勢いが続いたことがわかる。昨年の1日の総売上は1兆800億円。昨年の約1.5倍という驚異的な記録だ。

現時点の発表では、総売り上げのみだが、今後商品ジャンル別の売り上げや、人気商品なども発表があるだろう。日本商品がどのくらい売れたのか、人気の日本商品は何だったのかなど、今後、中国越境の際に参考になるデータの発表が待たれる。

次の商戦はホリデーシーズン!

一大イベント「独身の日」は昨日で終わったが、まだまだ商戦は控えている。知らないと損をする、海外のホリデーセール「ブラックフライデー」「サイバーマンデー」に関する国際比較を POPSUGAR Inc.(以下、POPSUGAR)が発表した。

ブラックフライデーとは、アメリカで感謝祭(11月の第4木曜日)翌日の金曜のことを指す。この日から1年で買い物が最も行われるクリスマス商戦(ホリデーシーズン)が始まるのだ。1961年頃からフィラデルフィアの警察が「真っ暗な金曜日」と呼んだことがきっかけと言われているが、最近は小売業が黒字になるとして前向きな意味で使われている。
サイバーマンデーは、アメリカで感謝祭の翌月曜を指し、オンラインショッピングにおけるホリデーシーズンセールの開始日となり、多くのオンラインショップが特別なセールを実施する。これは休暇明けに職場の回線を使って買い物をする人や、休暇中、外出や帰省をしていた人が家庭に戻ってオンラインショッピングをするからであると言われている。

実際に昨年のSHOPSTYLE US 版で、ホリデーシーズンの前の週とホリデーシーズンの週のクリック数と売り上げを比較すると、ブラックフライデーのクリック率は前の週の1.5倍、売り上げは1.07倍となり、サイバーマンデーのクリック率は1.6倍、売り上げは2.2倍となった。ホリデーシーズンが見逃せない商戦であることがわかる結果だと言える。

また、SHOPSTYLE日本版においても昨年のホリデーシーズンには、海外通販サイトへのアクセス数が85.5%増加しており、海外ブランド好きな日本人もこのホリデ―シーズンセールに注目していることがわかる。

ハロウィンにしてもそうだが、海外の文化を積極的に取り入れるユーザーが増えていると感じる。国内向けにECショップを展開しているとしても、海外のイベントやセールの情報はしっかり入手し、商機を逃すべきではないだろう。海外のイベントに目を向けるのと並行して、海外で人気のある日本商品の販売を促すイベントも発信していきたいものだ。


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