10代女子半数がスマホショッピング?【GMOメディア調べ】

ECのミカタ編集部

記者の論点:10代の女の子がスマホで何をしているのか。その半数がECサイトでショッピングを楽しんでいることが判明した!一体、何を購入しているのだろうか?

スマホショッピングで購入するモノとは?

GMOインターネットグループのGMOメディア株式会社(以下、GMOメディア)が運営する、10代の女の子に関する研究機関「プリキャンティーンズラボ」は、10代女子を対象に「ショッピングに関する調査」を実施した。調査期間は1月6日から12日であり、595名が回答した。

日本国内のEC市場規模は、2014年時点で12.8億円(前年比14.6%増)と、継続的な拡大を見せている。このEC市場拡大の背景にはスマートフォン(以下、スマホ)の普及があるとされており、実際に「スマートフォンによってECサイトの利用が増加している」(総務省「ICTの進化がもたらす社会へのインパクトに関する調査研究」(平成26年)より)という調査データもあることから、今後はスマホからのECサイト利用が主流となると考えられている。それを受け、この度プリキャンティーンズラボは、「スマホネイティブ」と呼ばれる10代の女の子のショッピング実態を把握するべく、インターネットでのアンケート調査を実施した。

回答者の属性は、中学生が54.1%、高校生が37.2%と合わせて90%を占め、中でも13~17歳の回答が中心となった。また、スマホの所有率は93.9%で、OSはAndroidが55.6%、IOSが33.1%と、Androidの利用者が半数以上であることが判明した。

10代の女の子は、60%以上が定期的にお小遣いをもらっており、その金額は「1,001円~5,000円」が43.2%と最も多い一方で、「もらっていない/定期的にもらっていない」が36.5%と回答した人も一定数居ることが判明した。

お小遣いで購入するものは「雑誌・書籍」が72.0%と突出して多く、「化粧品・雑貨」が58.4%、「衣類・ファッション小物」が53.3%と続いた。スマホネイティブ世代の中高生においても、月刊誌・書籍等から定期的に自分の趣味嗜好にあった情報を得ている様子が読み取れる。また、購入する商品に関する情報は「店頭で見て」が43.7%で最多となったものの、「口コミ」が35.1%、SNSが31.6%と多いことから、店頭での印象や友人との話題といったリアルでの情報と、WEB上の情報の双方を参考にしていることが判明した。

スマホを所持している10代の女の子のうち、半数以上が「スマホを利用したショッピングの経験がある」と回答した。購入したことのある商品は「音楽・動画コンテンツ」が45.2%、「衣類・ファッション小物」が44.8%と多く、支払い方法は主に「コンビニ支払い」が43.9%であることが判明した。10代の女の子においても、スマホを利用したショッピングが身近になっているようだ。

現代では、中学生でもスマホを所有している人が多い。そのスマホでSNSを利用したり、ゲームをしたりと用途は人によって異なるものの、その中でもスマホを利用してショッピングを楽しむ人が多いことが判明した。これを受け、10代がより来やすいように工夫をするECサイトが増えそうだ。


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