【朝刊】EC業界のNews1日をまとめて振り返り(3月31日版)

ECのミカタ編集部

3月も今日が最終日ですね。年度末の締めくりに、今注目のニュースをしっかりチェックしておきましょう。新年度からは、この1日まとめも少し変わるかも?引き続きお付き合いいただけたら幸いです。では、今日も1日頑張りましょう!

Newsピックアップ!本日オープン、東急プラザ銀座店

 本日、銀座・数寄屋橋交差点に、銀座エリア最大級となる商業施設、東急プラザ銀座がグランドオープンする。銀座店の最大の特徴は「和」をテーマにしていること。訪日客に人気の銀座、さらに2020年の東京オリンピックに向けて、満を持してオープンする。

 このオープン自体も大きなニュースだが、EC業界として注目なのは、日本の職人の手による逸品を扱う ECサイト「藤巻百貨店」が、東急プラザ銀座に初のリアル出店をすることだ。これまで藤巻百貨店は、期間限定の催事などでリアル出店をすることはあったが、常設のリアル店舗としての出店はこれがはじめてとなる。この出店に合わせ、スマホで便利な「藤巻百貨店アプリ」もリニューアルされ、EC店舗とリアル店舗、その間をつなぐアプリと、オムニチャネル化を展開する構えだ。

 オムニチャネルという言葉を耳にするようになって久しいが、実はEC店舗主体でオムニチャネルに取り組む例はまだ少数だ。基本的には、店舗ありきの事業が、店舗への来店を促す施策として、オムニチャネルを展開する例の方が多い。だが、「商品の実物を見ることができない」EC店舗にとって、リアル店舗との連携、またそこへの導線を作るオムニチャネルは、可能性を秘めた施策だ。

 ただそれは、オムニチャネルという流行に乗ることを目的とするのではなく、EC店舗が、お客様のニーズに応え、お客様により楽しく買い物をしてもらうためにはどうしたら良いかと考えた結果が、自然とオムニチャネルという展開につながるものだと思う。それを受け入れるだけの知識や、それを可能にする機会が、EC業界や他業界においても、数年前に比べて格段に広がっているという背景もある。

 さらに今回のニュースは、「和」をテーマにした事業同士の協力ということで、越境ECにもつながっていく。EC店舗主体のオムニチャネル、そこから広がる新たな展開について、藤巻百貨店が良い事例となってくれるかもしれない。

昨日3月30日のNews一覧

ヤマトHDが取り組む社会貢献、連携し地方に光を
・ポイントは「CSV=共通価値の創造」
・社会の課題解決と事業の利益追求を同時に行う
・今年度だけで9つの地方自治体と提携
詳細は以下より↓
https://ecnomikata.com/ecnews/backyard/8461/

W2Pサイトに受注型サイト機能搭載で、印刷業界が変わる
・印刷や写真、文具、オーダーメイド品を扱うビジネスのために設計
・特定の会員のみに販売するなどのB2B受注型サイト機能追加
・小ロット・オンデマンド化、手続きや校正確認等のコストを圧縮
詳細は以下より↓
https://ecnomikata.com/ecnews/build/8459/

~AIと人間の未来とは~PepperからiPhoneが買える?
・Papperだらけの携帯ショップが期間限定で東京・表参道にオープン
・ソフトバンクショップの受付、商品紹介、契約手続きなど業務を行う
・現在500社に採用されているPapperはWeb接客の一つの形
詳細は以下より↓
https://ecnomikata.com/ecnews/backyard/8467/

東急プラザ銀座初出店、藤巻百貨店のオムニチャネル
・3月31日オープンの東急プラザ銀座に藤巻百貨店が初リアル出店
・どちらも「和」をテーマにした展開
・EC初のオムニチャネルとして新たな例
詳細は以下より↓
https://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8475/

【速報】事実だった!日立と佐川の資本業務提携
・日立物流、SGホールディングス、佐川急便の取締役会にて締結
・一度保留にされるも、事実として改めて公表される
・物流の人事不足とコスト増に対策、ユーザーのニーズに応える
詳細は以下より↓
https://ecnomikata.com/ecnews/backyard/8478/


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