公開!EC店舗プレスリリースをメディア掲載する方法

ECのミカタ編集部

EC店舗のオープン、リニューアル、新商品発売、キャンペーン等を広めるための方法として、プレスリリースがある。だが、日々流れるプレスリリースの情報量は膨大であり、ただ発表しただけでは取り上げられにくい。取り上げらえるプレスリリースとはどのようなものなのだろうか。基本のポイントとして「送り先と送り方」「タイミング」「タイトルと内容」の3点から、特にEC店舗の場合についてまとめてみた。

プレスリリースの送り先と送り方

 プレスリリースは、当然ながら報道機関に向けて送付する。送付の方法としては、郵送・ファックス・メール・電話等の他、インターネット上のプレスリリースサイトで配信するという方法もある。多くの報道機関に送り取り上げてもらう機会を増やすためには、メールやプレスリリースサイトが効果的だろう。

 プレスリリースサイトとしては、「PR times」「@press」「valuepress」等がある。また「ECのミカタ」でも、プレスリリース枠に直接登録することが可能なので、登録してみたいという方は気軽に問い合わせていただきたい。EC店舗の場合、実際のサイトを確認したいということもあるので、URLから直接サイトに飛べるというのは、取り上げてもらう確率を高められる。

 郵送やファックスの場合は、一度送った後に、メールや電話で再度連絡をすることも印象付けになる。特に担当者の名前が分かっている場合や、面識がある場合は、直接の連絡は効果的だろう。

プレスリリースを送るタイミング

 メディアとしては、情報は新しい方が良い。プレスリリースはできる限り新鮮な情報を、また、深掘りができる、深掘りしてほしい内容である場合は、1〜2週間前に送ることで、プレスリリース以上の内容にしてもらえる可能性が上がる。情報解禁日が決まっている場合は、それも必ず伝えておく。メディアとしては、解禁日と同時に情報公開することで注目を集めたいものであるし、EC店舗側もそれだけプレスリリースが拡散されることにつながる。

 送る曜日や時間については、平日の方が早く対応してもらえる場合が多いようだ。時間については、あまり遅すぎない方が、担当者の目に留まりやすい傾向にあると思う。

一番肝心、タイトルとその内容

 最終的にそのプレスリリースが取り上げられるか否は、タイトルとその内容にかかっている。メディアの元には日々膨大な量のプレスリリースが集まる。その中で目に留めてもらうには、特にタイトルが非常に重要だ。

 タイトルは、まず、メールの件名やプレスリリースサイトで全て表示されるだけの文字数に収める必要がある。その中で、タイトルを読んでどういう内容なのかが一目で分かることが重要だ。店舗名や商品名などは、知名度が高くない場合は、必ずしも入れる必要はない。それよりも、膨大な情報の中で、メディアの担当者の目に留まり、どういう内容かを伝え、興味を惹くということが重要だ。

 プレスリリースの内容は、メディアがニュースとして取り上げられるだけのボリュームが欲しい。とはいえただ長いというのも良くない。5W1Hを押さえ、分かりやすさが大切だ。独自の情報等があると、メディアとしては取り上げる価値が増す。また、ネットメディアの場合、画像の有無と質も重要なポイントだ。そのため、EC店舗がプレスリリースを送る場合は、質の良い画像を用意することをおすすめする。メディアによっても載せる画像の形式などに違いがあるため、特にここのメディアにというところがあれば、予めその形式に則るようにしておくと、取り上げてもらいやすくなるはずだ。

まとめ+研究を重ねて精度を上げる

 以上のポイントをまとめると、以下のようになる。

●送り先と送り方
・メール、プレスリリースサイト:多くの送り先に送ることができ、取り上げられる機会を増やせる。EC店舗はURLからリンクできるので有利。プレスリリースサイトは「PR times」「@press」「valuepress」等。「ECのミカタ」でも登録受付中。
・郵送、ファックス、電話:特定の送り先に送る場合、担当者が分かっている場合等、送ってから電話をかけて注目してもらうことができる。

●タイミング
・平日、あまり遅い時間でない方が良い。業界によって忙しい日時や動く時間帯が違うので、要チェック。

●タイトルと内容
・タイトルは適切な文字数で一目で内容が分かるようにする。
・内容は適切なボリュームがあり、5W1Hを押さえた分かりやすいものに。特にEC店舗の場合、質の良い画像をつけると効果的。

 以上のような基本を押さえつつ、同業他社でよくニュースに出ているようなところがあれば、そこのプレスリリースを研究してみたり、取り上げて欲しいメディアがどのようなニュースを選んでいるのかチェックしたり、そうすると一定の形が見えてくると思う。広告を出すにはある程度のお金がかかるが、プレスリリースは、比較的安価に多くのメディアに露出するチャンスを作る。ぜひ、有効活用してほしい。


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