BUYMAに学ぶ、越境ECへ参入する際に重要な1つのこと

ECのミカタ編集部

英語版BUYMA、世界展開を本格化

 株式会社エニグモ(以下、エニグモ)が運営する、ショッピングサイトの『BUYMA(バイマ)』は、グローバル展開している「BUYMA(英語版)」を世界展開を本格化するべく2016年7月4日(月)にグランドオープンしたことを発表した。今回グランドオープンに至ったのは、英語版BUYMAの中で、取扱ブランド数が7,600を超え、出品数も100万品を突破し、世界中のユーザーが満足できる品揃えを実現したためである。

 BUYMAはソーシャルショッピングサイトであり、世界128カ国に在住する約8万人の日本人出品者から世界中の商品をお得に購入できる。そのため「海外ブランドは高い」というイメージを変えさせることに成功したオンラインショッピングモールだ。現在、日本での会員数は2016年2月には300万人(https://goo.gl/7GZyLS)、現在は320万人を突破し、取扱ブランド数は7,600を超えている。また、100万品以上の幅広いラインナップでラグジュアリーブランドからリーズナブルなトレンドアイテムまで世界中のファッション・コスメ・インテリア雑貨などを揃えている。

 今回は、取り扱いブランド7,600超え、出品数100万品超えという、世界各地のユーザーの多くのニーズに対応できる環境が整ったため、このたび「BUYMA」を海外向けにグランドオープンした。これにより世界中の人々が世界中のトレンド商品を、BUYMAにより手軽に購入できるようになった。

BUYMAに学ぶ、越境EC成功への秘訣

 BUYMAが今回海外の消費者へと販売を始めた理由として、取り扱いブランドや出品数ももちろんポイントではあるのだが、多言語対応の“おもてなしサービス”なのではないだろうか。BUYMAは世界中に滞在する日本人が出品するスタイルであるため、出品者と通して様々な国との繋がりの基盤が出来上がっている。

 そしてECだと実際に商品を自分の目で見ることができないため、「サイズや色味がわからない」といった悩みも多いだろう。しかしBUYMAでは、出品し買い物をサポートしてくれる日本人スペシャリストのパーソナルショッパーが個人個人の悩みに答えてくれる体制がある。そのため海外商品でも安心して購入することができるのだ。

 また、パーソナルショッパーは海外在住歴が長い人も多いため、英語だけでなく、イタリア語・ドイツ語・韓国語・中国語など他言語にも対応可能である。そのため日本人向けに提供していた“おもてなし”を、今回グランドオープンした英語版BUYMAでも実現することができる。

 越境ECを行う上で、参入障壁の1つとして挙げられるのは、言語の問題だろう。しかしBUYMAは、世界中の日本人と繋がりを持つことによって、そしてその日本人もビジネスを行うことができるプラットフォームを提供することによって、今回の世界展開に至った。そして海外の人へも日本の美しい心、“おもてなし”を提供することができる。

 越境ECを始める際、その対象となる国の人のことを想い、気持ちのいい買い物をしてもらえるように、“おもてなし”を伝えていくことで、海外の人々の心を掴み、越境ECを成功へと導いてくれるのではないだろうか。

そもそもBUYMAって何?


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