またまたヤマト運輸新サービス、香港に続き台湾向けの「国際クール宅急便」を開始

ECのミカタ編集部

航空輸送でも保冷コンテナを使用し、高品質でスピーディな保冷輸送を実現

ヤマト運輸株式会社(以下、ヤマト運輸)は、日本発台湾向けの「国際クール宅急便」の発売を3月30日より開始すると発表した。台湾は、上海、シンガポール、香港、マレーシアに続く5拠点目としてのサービス展開となる。
台湾向け「国際クール宅急便」は、全国6万人のセールスドライバーによる集荷と、約4,000カ所のヤマト運輸直営店で、日本からの荷物を1個からでも台湾へ送ることができるサービス。サイズは「クール宅急便」と同じ(最大で3辺計120cmまで)で、最短で翌日の夕方から台北市内の統一速達(台湾の企業グループ統一企業集団に属する企業)の営業所で引き取りが可能。翌々日の午前中からは、店舗や自宅まで配達する。
陸路での保冷輸送はもちろん、航空輸送でも航空保冷コンテナを使用。沖縄(那覇空港)・台湾(松山空港)にも定温仕分け室を設置し、保冷資材を使用しない保冷輸送を提供するなど、これまでに無かった全国各地から発送できる高品質な小口保冷輸送により、台湾の消費者やホテル・レストランなどの事業者が求める日本産の農水産品へのニーズに応えていく。

ブームである日本食を安全・安心、手軽に輸送

台湾では、訪日旅行ブームを受け日本食が人気。台北では多くの日本食レストランが軒を連ね、新鮮な日本食材へのニーズが高まっている。しかし、日本の生産者や事業者が台湾へ食材を直送しようとしても、発送日や受付窓口は限定され、保冷資材を使用しなければならないなど、小口保冷輸送は容易ではなく、販売機会のロスにつながっているのが実情だった。ヤマト運輸は、台湾向け「国際クール宅急便」の登場は、日本の事業者にとって販路拡大につながり、台湾市場でのビジネスチャンスを大きく広げるものとなるとしている。


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事