生成AIの回答、半数以上が信頼「購買判断を任せたい人」は6割超 博報堂調査

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ECのミカタ編集部

買物の決め手は“レビュー”から“生成AI”へ 生成AIの信頼度はユーザーレビューを超え、約6割が最終判断も委ねたいと回答

株式会社博報堂のシンクタンク、博報堂買物研究所は2026年6月2日、生成AIの利用実態と購買行動への影響に関する調査の結果を発表した。

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調査概要

◆調査名称:AIショッパー調査
◆調査エリア:全国
◆調査対象者:20~69歳男女
◆調査時期:2026年2月20日~2月24日
◆調査手法:インターネット調査
◆調査委託先:株式会社インテージ
◆スクリーニング調査
▷サンプルサイズ:2万名
▷回収・集計方法:エリア×性年代の母集団準拠
◆本調査
▷サンプルサイズ:1276名
▷調査対象者:AIショッパー
※AIショッパー:買物(サービス利用を含む)において生成AIを利用している人
▷回収・集計方法:性年代均等割り付け
※性年代の母集団の構成比に合わせてウエイトバック集計を実施
※本調査は、AI専門家集団HCAI Professionalsの活動の一環として、生成AIの認知・利用状況を把握するスクリーニング調査と、買物における生成AIの活用実態を把握する本調査の2段階で実施。
◆出典:生成AIの利用実態と購買行動への影響に関する調査(株式会社博報堂)

約4人に1人が「生成AIを買物で活用」

本調査では、生成AIについて認知している人は調査対象者全体の91.2%にのぼることが明らかとなった。

認知者のうち、「プライベート/日常生活での生成AI利用率」は49.4%。年代別では20代の利用率が71.3%と突出して高く、30代も57.2%と過半数に達した。

買物(サービス利用を含む)で生成AIを利用している人は全体の24.6%で、約4人に1人。利用者の内訳は、週1回以上が41.7%で最多だった。買物領域での継続利用が進んでいる様子がうかがえる。

半数以上が「生成AIの回答を信頼」

買物での生成AIの使い方のうち上位は、「専門用語やスペックの意味を分かりやすく解説する(66.6%)」「複数商品の性能や機能を比較する(64.7%)」「生活の悩みの解決策を見つける(62.1%)」など、商品理解・比較・課題解決に関わる活用が中心となった。

信頼する情報源の上位は「自分で調べた・体験して得た情報(71.0%)」「企業の公式サイト・アプリ(58.7%)」「価格比較サイト(58.1%)」の順となった。

一方、「生成AIの回答(51.7%)」は、「ECサイトのレビュー(48.6%)」「一般人のSNS・動画サイト上のレビュー(41.5%)」「ブログ・noteなど個人発信の情報(38.0%)」を上回り、既存のUGCよりも高い信頼を得ている。

6割以上が「購買の最終判断も任せたい」と回答

買物のプロセスのうち生成AIに任せたい範囲について質問。「欲しい商品の情報収集(89.4%)」「どんな商品を買うべきか、あたりを付ける(84.9%)」「複数の購入候補から1つに絞り込む(81.8%)」という結果だった。

『最終的に、商品を決断する』では「ほとんど任せたい」から「少しは任せたい」と答えた人は60.0%、『購入をやめる判断』では67.7%だった。

いずれも生成AIに「ほとんど任せたい」から「少しは任せたい」の回答が計8割を超えている。

博報堂は本調査結果について、次のようにコメントしている。

「注目すべきは、AIショッパーの約半数が、生成AIから得られる情報を信頼している点です。これは店舗の販売員やスタッフに次ぐ水準で、ECサイトのレビューなど既存の情報源を上回っており、買物における情報源として生成AIがすでに広く受け入れられ、浸透し始めているといえます」

本調査では、生成AIが購買行動に与える影響の大きさが改めて示された。AIを通じた情報接触や商品提案を見据えた施策が、今後ますます重要になるだろう。