廃棄物に新たな付加価値を創造しソーシャルインパクトを生み出す~ラヴィストトーキョー株式会社 代表取締役 唐沢海斗氏インタビュー

ECのミカタ編集部 [PR]

ラヴィストトーキョー株式会社 代表取締役 唐沢海斗氏

本来であれば捨てられるはずだったフルーツや野菜をアップサイクルする“循環するモノづくり”を軸に、廃棄りんご由来のアップルレザーのバッグや小物を展開している「LOVST TOKYO(ラヴィストトーキョー)」。ブランドがファンに愛されはじめ、定番商品が求められるようになった重要な時期に陥ったキャッシュフローの危機とは。

廃棄りんご由来のアップルレザーアイテムを展開

「アップサイクルから始まる、巡りのよい暮らし」をコンセプトに、廃棄りんご由来のアップルレザーなど植物由来のレザーバッグや小物を展開しているライフスタイルブランド「LOVSTTOKYO(ラヴィストトーキョー)」。代表取締役の唐沢海斗氏は、米国の大学留学時に、畜産業に依存しないライフスタイルの広がりに注目。帰国後に、動物にも環境にも配慮した植物由来のヴィーガンレザーを用いたファブレス事業を展開した。しかしはじめは、新素材の取り扱いに関して、委託先の工房で抵抗があったという。

「開発ストーリーや植物由来のヴィーガンレザーの意義を根気よく伝え、次第に僕たちの取り組みに共感してもらえるようになりました」(唐沢氏)

当初、イタリア産のアップルレザーを使用していたが、青森のJAと国内の老舗合成皮革メーカーと開発を進め、2023年春からは、念願だった国産アップルレザー「aplena」を使った商品の展開を開始した。

売れ筋商品が増えたことで、仕入れのキャッシュフローが不安に

唐沢氏が「STOCK YELL」を知ったのは、会社設立から3期目。プロダクトのSKU が順調に増えつつも、素材の仕入費を払ってから売上が立つまでに一定の期間があり、一時的にキャッシュ負担が重い状況にあった。

「現状CFOがいないということもあり、コア業務も遂行しながら資金調達の時間を捻出する必要がありました。売れ筋商品を一定数継続して仕入れたいタイミングでしたので、STOCK YELLはまさに求めていたサービスだ!と思いました」(唐沢氏)

手続きも面倒なことは一切なく、WEBから申し込むことができ、スピーディーに審査が通ったことに驚いたという。

「4月に審査が通った時点で、次のOEM発注予定であった6月末の仕入費を立て替えてもらえることがわかり、安心しました。キャッシュフローの負担が軽減できたので、新商品の販売に向けて計画通りにアクセルを踏むこと、さらなる成長フェーズに向けて、銀行や投資家からの資金調達に注力することができました」(唐沢氏)

同社のビジョンは「消費における罪悪感に縛られずに購入できるプロダクトが、結果的に持続可能な社会の実現へとつながっていくこと」であり、唐沢氏の目標は、「この世からなくなったら困る」と思われる、誰かにとって必要不可欠なブランドに育てあげること。そして、より多くの人を巻き込むために会社を上場させることだという。

「私たちの強い想いと行動が、少しでも多くの人々の暮らしにポジティブな影響を与えられるように引き続き精進します」(唐沢氏)。

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