送料が利益を削る理由と抑える3方向(配送方法・梱包サイズ・物量)
EC物流の送料を抑える考え方。配送方法の使い分け・梱包サイズの適正化・物量による運賃の最適化
ネット通販では、商品が売れても送料の負担が重く「売るほど利益が薄くなる」という悩みが絶えません。
倉庫の現場で見てきた、送料を「運賃・資材・作業の総コスト」で捉え直し、配送方法・梱包サイズ・物量の3方向で抑える考え方を整理します。
送料は「運賃」だけではなく「届ける総コスト」
送料とは、商品を顧客へ届けるための配送費用の総称です。
配送業者へ支払う運賃のほかに、梱包資材費、ピッキング・梱包・伝票作成の出荷作業費、代引きや時間指定の付帯費用で構成されます。
運賃だけを見ていると、資材と作業のコストの積み上がりを見落とします。
EC物流で送料が経営を圧迫する理由
EC物流は、少量の商品をばらばらの宛先へ何度も送る「小口多頻度配送」のため、まとめて運べるBtoB物流より配送効率が上がりにくい構造です。
運賃改定も続き、送料は放っておくと自然に上がるコストです。
さらに送料無料を掲げるショップが増え、その分を事業者が吸収するのが一般化しました。
送料を抑える3方向:配送方法・梱包サイズ・物量
第一に、配送方法の使い分けです。薄物や小物を宅配便の大きな区分で送っていれば、小型配送への切り替えだけで配送料が下がります。
第二に、梱包サイズの適正化です。配送料はサイズ区分で決まるため、過剰梱包をやめて一回り小さくすれば区分が下がり、資材費も減ります。
第三に、物量を背景にした運賃の最適化です。自社単独で交渉しにくければ、多くの荷主の物量をまとめる発送代行のスケールメリットを使う方法があります。
送料無料ラインは「採算」と「客単価」の両立で決める
送料設定には、全国一律・地域別・購入金額別(送料無料ライン)・完全送料無料のパターンがあり、商材の単価・サイズ・利幅で向き不向きが分かれます。
送料無料ラインは、平均的な配送料を回収でき、平均客単価より少し高い金額に置くと「もう1点買って送料無料に」という追加購入を促せます。
設定後は客単価と採算の変化を確認し、商材ごとに見直す柔軟さが鍵です。
原文では、ラストワンマイルと再配達の問題、送料設定4パターン、自社手配と外注の比較表、費用の考え方(要見積もり)、失敗しない5つのポイントまで整理しています。
続きは原文「EC物流の送料を抑える方法|配送料の相場と送料設定のコツ【2026年版】」をご覧ください。
https://www.kamiyashouten.com/column/ec%e7%89%a9%e6%b5%81/souryouosaeru/


