【第4回】調査依頼は2〜3分で完了! 〜初めてのユーザーテスト〜

清水 竜一

初めてのユーザーテスト 中小ネットショップさん向けに、ユーザーテストの活用方法をお届けします。(モデル 茜さや、photo すしぱく)

社内で練りに練って作り上げたネットショップのインターフェース。サービスを何も知らない人に実際に操作してもらったところ、目も当てられない結果が…。

サービスを知ってしまっている人間には到底想像が付かないコトがあると気付かせてくれた調査手法、ユーザーテスト。全5回でその価値や簡単に初められる実践方法をお届けしてまいります。

【第1回】ユーザーにしか分からないコトを発見しよう 〜初めてのユーザーテスト〜 
https://ecnomikata.com/column/13489/

【第2回】リモートユーザーテストをオススメする2つの理由 〜初めてのユーザーテスト〜
https://ecnomikata.com/column/13490/

【第3回】ユーザーテスト実施前に確認すべき3つのポイント 〜初めてのユーザーテスト〜
https://ecnomikata.com/column/13491/

前回は、特定の利用状況、特定のユーザ、指定された目標を整理しましょう、というお話をしました。

今回は、そこから実際にリモートユーザーテストを実施する流れを、『ユーザテストExpress』を例にしながら解説します。

※今更ですが、宣伝ではなく本当に便利なサービスなのでご紹介しています…ということを予めお伝えしておきます。

サービスの利用登録

ユーザテストExpress サービストップページユーザテストExpress サービストップページ

まず『ユーザテストExpress』というキーワードで検索をしてみてください。

サービスのトップページが見つかったら、『無料キャンペーンに登録』というボタンからサービスに登録できます。運が良ければ、調査1回分が無料になるかもしれません。

指名やメールアドレスなどの入力後に案内メール(迷惑メールフォルダに分類されないか注意!)が届きますので、手続きを進めればすぐに利用開始(アカウント作成の完了)となります。

被験者さんの募集

上…デバイスとURLの指定 中…募集条件の指定 下…被験者さんの候補上…デバイスとURLの指定 中…募集条件の指定 下…被験者さんの候補

無事アカウントが作成されたら、早速管理画面より被験者さんの募集を開始できます。

被験者さんを募集する際は、『新しい調査を作成』ボタンから、下記の条件を指定して開始します。

・サイトの種類 … PCサイト / スマホサイト / スマホアプリ
・サイトもしくはアプリストアのURL
・選定条件(『***』を『***』したことがある人)
・性別 … 男 / 女 / どちらでもよい

ここで、前回の最後にまとめた具体例を使って、条件指定の例を作ってみました。

・特定の利用状況 … 夕飯のレシピや食材をスマートフォンで探している
・特定のユーザ … 新鮮な野菜やフルーツが手に入れにくく悩む東京在住の人
・指定された目的 … 今日の夕飯に使う新鮮で安全な野菜やフルーツを今すぐ手に入れたい

↓ ↓ ↓

・サイトの種類 … スマホサイト
http://www.***.jp
・選定条件(『新鮮な野菜やフルーツ』を『インターネットで探したり、購入』したことがある人)
・性別 … 女

特別難しくはないかと思いますが、いかがでしょうか?

被験者さんの募集を開始(調査を作成)すると、調査に参加したい被験者さんの候補が上がってきますので、年齢や居住地域、『具体的な状況』に書かれた内容から被験者さんを選定しましょう。


なかなか条件に該当する被験者さんが現れない場合は、募集をする曜日を変えてみると違う方からが候補に上がってくる可能性があります。

クレジットの購入

被験者さんの募集は、費用は一切かかりません。

実際に被験者さんに調査を依頼するには、『クレジット』という1枚あたり5,400円のチケットのようなものが必要になります。

調査動画が30分以内であれば、1名あたり1クレジットで調査依頼が可能です。30分を超えると追加で1クレジットが必要になるので、3名に調査を依頼する場合、事前に5クレジット程度用意しておくと安心です(案外超えやすいです)。

クレジットカードでの購入が手っ取り早いと思いますが、依頼すれば銀行振込にも対応してくれるようです。

調査を依頼する

調査依頼画面調査依頼画面

調査を依頼したい被験者さんが見つかったら、被験者さんを選択し調査依頼に進みましょう。依頼を確定する際に、1被験者さんにつき1クレジットが消費されます。

依頼する人数は、まずは3〜5人程度で良いでしょう。同じタスクでそれ以上に依頼をしても、傾向が似たり寄ったりになってきます。


その後、『調査目的(タスク)』と『ユーザが検索時に利用しそうなキーワード例』を指定するだけで、調査の依頼が完了です。後は、動画が被験者さんから納品されるまで数日待つだけです(早ければ翌日確認できることも)。

調査目的については、私は『検索時の行動(心理)パターン把握』を使う頻度が高いです。自由検索する中で、競合サイトの使い方も含めたヒントを得られる可能性があるからです。

キーワード例は、『任意のキーワード』と指定して、状況に合わせて被験者さんに考えてもらうことが多いです。


このようにして調査依頼を進めると、自動的に下記のようなタスクが出来上がります。

・『新鮮な野菜やフルーツ』を『インターネットで購入』したいと思っているとして自由検索してもらう
・上記の行動についてのヒヤリング
・その中で、『http://www.***.jp』のサイトを見つけたとして、サービスを利用したいか検討してもらう
・上記の行動についてヒヤリング

この内容に合わせて被験者さんが自ら調査を進めてくれ、その際の画面操作の様子と発話を録音した動画をアップしてくれます。


動画が上がってきたら早速視ていただければ良いのですが、次回(最終回)でチェックする際の視点についてご案内いたします。

著者

清水 竜一 (Ryuichi Shimizu)

お買い物体験研究家

静岡県出身。地元の専門学校で3DCGや映像制作を学んだ後、なぜかネットショップ運営支援の有限会社SAVAWAY(現在のNHN テコラス株式会社)に入社。
中小ネットショップを中心に、8年以上サイトのデザインや商品撮影といったビジュアル面での支援をしてきたが、ある日『ユーザーテスト』に触れユーザーが実際にサイトを操作する様子と、自身のイメージとのギャップに衝撃を受けた。以来ユーザー目線での定性的な調査を啓蒙するため活動中。

おかいもの研究室:https://okaimonolab.jp/

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