キャンペーンのアクセス集中対策には必須!CDNサービス

アクセリア株式会社

アクセリアは、Webサイトのレスポンス安定・高速化、セキュリティ、 マーケティング関連ツールまで幅広くご支援している会社です。
ECサイトの安定運用に役立てていただける「簡単アクセス集中対策CDNサービス」をご紹介するコラムです。

CDNについては、ぜひ取材記事もあわせてご覧ください。
【大手ECの約60%がCDN導入】知らないでは済まされないCDNとは?
https://ecnomikata.com/original_news/15239/

アクセリア株式会社
https://ecnomikata.com/support_company/?company_id=395

ECサイトが直面した課題とは

施策 困太くん(しさく こまった)は、A社のECサイトのインフラから運営全般を担当している。A社は情報発信する手段の1つにLINEの公式アカウントを採用しており、この日もLINEを通じてセール情報を発信することが決まっていた。困太くんはセール情報を配信後、LINEで掲載したURLにアクセスした。

困太くんは、今までの傾向から配信直後はECサイトが表示するまでに時間はかかるもの、少し時間が経てば元通りになると認識していた。しかしこの日に関しては、ECサイトの表示が遅いだけでは済まされず、サーバーの過負荷状態で一時的にWebページが表示できないことを示す503エラー※2が出た。

今回の一件は、商品購入ができないという機会損失だけではなく、ユーザからのクレームも発生するなど、A社のブランドイメージに打撃を与えた。困太くんは、次のキャンペーンまでにアクセス集中に耐えるための対策を打つ必要が出てきた。

キャンペーン時のアクセス集中に耐えられる対策とは?

困太くんは、大学時代からの友人、卓山 知照くん(たくさん しってる)に相談することにした。
知照くんはB社で、数千のブランドのアイテムを取り扱うファッションECサイトのWebマーケティングを専任している。

困太くん「・・・・というわけさ。次のキャンペーンまでに何かしらの対策をする必要があるけど、調べている時間がないから知照にアドバイスをもらおうと思って・・・」

知照くん「事情は分かったよ。色々あるけど、ぱっと思いつく対策は3つかな。
① サーバーや回線帯域を増強する(サーバー、回線帯域の増強)
② 画像の枚数を減らす、画像を圧縮する(サーバーの負荷軽減&使用帯域の削減)
③ CDNサービス(サーバー、回線帯域の増強/サーバーの負荷軽減)」

困太くん「なるほど。B社ではアクセス集中に備えた対策はどうしているの?」

知照くん「うちのサイトには、CDNを入れているよ。」

困太くん「CDNって?」

知照くん「CDNは、Contents Delivery Networkの略さ。CDNは、Webサイトへのアクセス集中時に負荷を分散して、Webコンテンツを安定配信する仕組みだよ。下の図を見てごらん。“A社のECサイトのWebサーバー”と、“ECサイトのWebサーバーに行きたい人”の間に細い道路があったとする。普段であれば細い道でもサクサク進めるから全く問題ないけど、沢山の人に情報を届けるとその細い道に人が殺到するから渋滞してしまうってイメージが分かりやすいかな?今回のA社は、LINEのアクセス集中によって渋滞してサーバーが処理できなくなったから、503エラーが表示されていたわけだ。ちなみに503エラーは、サーバーがかろうじて残っている力で『一時的に見られない』って警告を出せているけど、もっとひどい場合は503エラーすら表示されなくなってしまう。その時はアクセス集中が原因でサーバーがダウンしていることが多いよ。」

知照くん「仮にA社でCDNを導入した場合について、下の図で説明するよ。さっき出てきた“A社のECサイトのWebサーバー”と、“ECサイトのWebサーバーに行きたい人”の間を細い道路ではなく、大きな道路にするだけだよ。大きな道路だと“ECサイトのWebサーバーに行きたい人”が殺到しても渋滞にもならず、スムーズに進むことができる。それだけではなく、“ECサイトのWebサーバーに行きたい人”は、“キャッシュサーバー”とやりとりするから、今まで“A社のECサイトのWebサーバー”にかかっていた負荷がなくなるというメリットもある。

困太くん「なるほど。でもそれって、サーバーや回線帯域を増強するのと何が違うの?」

知照くん「やっぱり導入まで時間もかからないし、既存環境を変えなくて良いところが一番大きいかな。回線の増強だと、キャンペーンを打っていないときに不要な回線分を自社のコストで常に確保しておかなきゃならないからね。それにCDNはECサイト売上ランキング100位以内に含まれる100社の内、半分以上が導入している。(アクセリア株式会社調べ)ECサイトは通常時とキャンペーン時のアクセス数の差が大きいから、CDN導入のメリットが特にはっきりするよ!」

困太くん「そうなんだ!ECサイトの売上上位の半分以上も導入しているなんて驚いたよ。うちも早速導入しなきゃ!ところでCDNはどうやって導入するの?」

知照くん「導入方法はとても簡単だよ。DNSのCNAMEレコードとしてCDN事業者が指定するFQDNを追記すれば導入できるよ。困太のところは情報システムの専任はいないのかな?」

困太くん「そうだよ。会社に専任はいなくて、今は僕がECサイトに関すること全般見ることになっているよ。」

知照くん「CDN事業者はいくつかあるけど、うちで使っているアクセリアのCDNは、マネージド型CDNをうたっているよ。だから、CDNを導入したくても“設定方法が分からない”“運用できない”“どれを使えば良いか分からない”って悩みを抱えている担当者でも導入しやすいはずだよ」

困太くん「それは助かる!具体的にはどういうことをしてくれるの?」

知照くん「CDNの設定サポート全般は勿論のこと、運用負担の軽減や機能性を向上するための個別カスタマイズ、各種設定の調整・変更とか、Webサイトの安定稼働をサポートしてくれるよ!」

困太くん「それなら次のキャンペーン迄に間に合わせることができるかも!あとはCDNを導入する前でも効果が分かるといいけど・・」

知照くん「うちのECサイトも1か月間のトライアルを試して、導入効果を見てから、最終判断したよ。事前にコーポレートサイトに掲載されている測定ツールで、現状のWebサイトの表示速度と、CDNを導入した場合の表示速度を測定することができるよ!」

困太くん「ありがとう、まずは試しに測定してみようかな」

知照くん「Webサイトの運営者は、Webサイトの表示速度も考慮する必要があるよ。例えばAmazonは、Webサイトの表示速度が0.1秒遅くなると売上が1秒減少すると発表しているし、検索エンジン大手のGoogleも、Webサイトの表示速度を検索結果の順位評価の対象にすると発表している。だから、Webサイトの表示速度はとても重要な指標になるよ。」

困太くん「今まで気にしてなかったけど、Webサイトの表示速度も考慮しないといけないってことが分かったよ。CDNって高そうだけど、実際どうなの?」

知照くん「課金体系は固定課金、半固定課金、従量課金があるし、予算や要望も聞いてくれるから、A社にとって最適なプランを提案してくれるはずだよ!」

困太くん「知照に相談してよかった。まずは測定ツールでCDNの効果を確かめてみるよ!」

困太くんは、知照くんに教えてもらった測定ツールで、A社のECサイトの表示速度を計測できるツールを利用すると、現在の表示速度は、9.88秒、CDNを導入した場合の表示速度は3.12秒という結果になった。



困太くん(これなら次のキャンペーン迄に間に合いそうだ。悩んでいても仕方ないし、まずはトライアルを試してみよう!!)

CDNを導入した結果

困太くん(CDNを導入してからはLINEやテレビCMを打っても、ECサイトが表示されなくなることはなくなった。ECサイトのレスポンスは体感できるくらい改善し、PV数はもちろん、売上までCDNを導入する前と比べて右肩上がりになった。売上上位のECサイトがCDNを導入している理由も身を持って理解できた。今後もCDNを利用しよう!!)

⇒次回コラムの予告です。
【レポート作成が簡単に!?】簡単アクセス解析ツール
https://ecnomikata.com/column/15531/

注釈解説

※1)本コラムはアクセリアのサービスを分かりやすく説明するために対話形式にしております。登場する人物やECサイトは実在しません。
※2)HTTP 503、エラーメッセージ Service Unavailable(「サービスが利用できません」)は、HTTPステータスコードの一つです。このメッセージが表示されている間は、一時的にWebサイトが閲覧できません。


著者

アクセリア株式会社

アクセリアは、キャンペーンのアクセス集中時でも安定・高速化が実現できる、配信プラットフォームCDNをご提供しております。
複数ECサイトやテレビ局等、業界問わず様々なサイトの大規模配信を長年に渡って支えております。
CDN以外にも、ECサイトをDDoS攻撃から守るセキュリティサービスや、アクセス解析やVRをはじめとするマーケティング関連サービス、ITエンジニアのリクルーティングサービスもご提供しております。

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