【韓国越境EC事情】 SNSフォロワー40万人を保有し、日本市場に定着したアパレル通販「11AM」

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 韓国のECサイトは、越境ECに積極的な動きを見せていて、現地向けカスタムサービスの提供を受けることにより、日本のユーザーからも関心が高まっています。このコラムでは、ECプラットフォーム企業「cafe24」を通じて、越境ECに取り組むヒットショップとその理由について、ご紹介します。

 今回ご紹介するヒットショップは、10年以上継続しスタイル提案に力を入れることで韓国はもちろん日本市場に安着した「11AM(以下、イレブンエーエム(http://jp.11am.co.kr/)」です。

EC発ブランドで起業、有名スポットで実店舗も運営

 女性アパレル通販「イレブンエーエム」は、韓国ソウルのおしゃれ観光スポット「カロスキル」でリアル店舗を運営しています。「ここで買い物を楽しむお客様の中には、海外からお越しになった方が少なくありません。」という店員さんからの説明通り、韓国人より外国人観光客の比率が高いように感じられます。特に、韓国ファッションに興味をもつ日本や中国の観光客から「ショッピングスポット」として知られるほど人気を集めています。

 イム・ヨジンCEOは、10年以上着実に取り組みを進め、イレブンエーエムを韓国国内女性アパレルシェア首位級のブランドに成長させました。ECサイトの会員数20万人、イムCEOや活動モデルの個人アカウントを含む韓国SNSフォロワー数は、40万人に達しています。会員登録をせず購入も可能な仕組みを取っているため、実際の会員数はもっと多いと予想されます。

 イレブンエーエムは、女性が日常的に着用する「デイリールック」というファッションカテゴリを通じて、様々なスタイルを提案しています。オフィスの会議室、パーティーなど場所に応じて演出可能な衣類をキュレーションすることで、コーディネートに悩む大学生をはじめ主婦、会社員など幅広い年齢層の顧客から支持を得ています。

 企業成長の秘訣についてイムCEOは「顧客にとって、自分に似合うスタイルを色んなECサイトや店舗で探ることは簡単ではありません。10年以上、このような悩みを抱いてデイリールックスタイルを求める20〜30代女性のニーズに応じることに集中してまいりました。」と説明しています。

越境EC事業に参入、日本向け年商全体の50%

越境EC事業に参入、日本向け年商全体の50%


 イレブンエーエムのモデルとしても活躍するイムCEOは、幅広い顧客層や取り扱う衣類が多様なだけに素材、フィット感、着用感などを踏まえ新たなスタイルを提案することで競争力強化を図っています。これは、韓国の服をECサイトで購入する前、どういうスタイルを提案しているのか注意深く確認する海外ユーザーを相手に、大きな競争力として作用しています。

 このように韓国で培ったノウハウや競争力を確保したイレブンエーエムは、2014年グローバルECプラットフォーム「cafe24」を使用して、英語、中国語、日本語の越境サイトを構築し越境EC事業に本格参入しました。

 特に成果を上げている市場は、韓国と同様にデイリールックスタイルへのニーズが高いと知られている日本市場で、越境ECにおける全体売上の50%を占めています。日本語のECサイト上で商品を確認し、直接韓国の実店舗を訪れる日本のユーザーも増えているようです。

 イムCEOは、制作後社内で満足できない商品は、決して販売しない運営ポリシーを守っています。「顧客と接する際は、彼らが何を求めているのか最優先して考えております。弊社商品を購入して頂く海外ユーザーが増えるほど、顧客に対する姿勢が重要になってきます。今後も、売上増加による成長だけに注力せず、国内や海外ユーザーとのコミュニケーションを優先することを目指してまいります。」

イレブンエーエムを率いるイム・ヨジンCEO

[イムCEOとの一問一答]

--起業のきっかけについてお聞かせください。
 頭の中に描いたファッションスタイルを他人と共有するのが好きだった普通の会社員でした。同時、自分のホームページにスタイルに関する多様なコンテンツを頻繁にアップしまして、一日数千人も訪問した日もありました。これがきっかけで、本格的に事業へ取り組むようなりました。私が、提案したスタイルに共感してくださった多くの方々のお陰で起業から現在に至るまで安定した経営ができたのだと思います。

--ファッションスタイリングのノウハウについて
 会社員の頃、楽しんだ「スタイル共有」が出発点とも言えます。特に、他社ブランドとは異なるコンセプトや雰囲気に応じた演出に力を入れてきました。モデルとして活動しながらSNS上で顧客とスタイルを共有することで、顧客を理解しコミュニケーションを取ることに取り組んでいます。事業初期には、ユニークなファッションを中心に提案しましたが、2010年以降顧客のニーズを反映したスタイル提案に注力しています。

--今後の取り組みについて教えてください。
 起業から現在に至るまで弊社ブランドを支えてくださった韓国や海外顧客に対し常に感謝の気持ちを持ちながら事業に取り組んでいます。今後も、顧客とのコミュニケーションに取り組みながら、日本をはじめグローバル市場に通じるアパレルブランドを目指してまいります。

総評

 イムCEOが率いるイレブンエーエムは、10年以上新たなスタイル提案に取り組み、韓国の40万SNSフォロワーの支持を得て成長を遂げたEC発ブランドです。越境ECサイトを通じて、海外から韓国ソウルの実店舗まで訪れるほと競争力も認められているだけに、さらなる成長が期待されます。


著者

CAFE24 JAPAN

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