流行のヒントは女性に学ぶ。レンタル・フリマ各役割とは【iDA調べ】

ECのミカタ編集部

レンタルサービス調査発表。利用したことない人は○○%

 ワールド・モード・ホールディングス株式会社に属する人材会社iDA(アイ・ディ・アクセス)は、今回は2016年7月15日~18日の4日間、女性300人を対象に、「ファッションに関する調査」をテーマにしたインターネットリサーチを実施した。

 今回は、洋服や小物などのレンタルサービスについて調査が行われた。レンタルサービスは、どのくらいの人に利用されて、どのような印象を持たれているのだろうか。実は、洋服や小物などのレンタルサービスを利用したことない人は54.7%にもなる。

レンタル経験

 また、レンタルされる衣料品には、和装や洋装など、なかなか特別なタイミングでないと利用しないようなものが選ばれている。なるほど、レンタルサービスは女性の心理に上手く働きかけていると思った。というのも、女性の気持ちとしては、例えば結婚式などの特別なタイミングでは、毎回同じ装いではなく、違うおしゃれを楽しみたいのだ。

 しかし、洋装や和装を毎回購入するというのは、経済的にあまり現実的ではない。だからこそ、購入するよりもレンタルサービスで毎回違うおしゃれを楽しむという、今までにはなかった新しいおしゃれの形がうけているのだろう。

レンタルサービスを利用する理由

 そして、レンタルサービスを利用する理由では、「買うと高いから」という回答が56.6%を占めている。「なるべく安く洋服を手に入れたい 」、それはシーズン毎に洋服を買い替える女性にとって切実だ。

 レンタルサービスがイベントごとで利用する衣料品を選ぶ時に利用されるのであれば、普段着用する衣料品についてはCtoCフリマアプリで購入するというのが現代の流行りなのではとも思う。レンタルサービスとCtoCフリマアプリそれぞれが役割を持っていることで、消費者はサービスを使い分けることもできる。それもECの楽しみの一つとなってくるのではないだろうか。

 そして、こうしたサービスを率先して利用するのが女性であるように、女性が注目する先でトレンドが生まれることに気付く。EC店舗のサービスを考えるときに、まずは女性のニーズを調べることが、案外、成功への近道なのかもしれない。


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