AIアナリストでサイト改善した中小企業が約8割に到達

ECのミカタ編集部

 株式会社WACLU(以下、WACLU)が開発した、Webサイト分析の人工知能「AIアナリスト」を利用する中小企業で、人工知能の提案を基にサイトを改善した割合が約8割に到達した。

Web担当者の様々な悩みを解決、低価格で提供

 「AIアナリスト」とは、Google Analyticsのアクセス解析データと連動した大量のデータを人工知能が分析、課題ごとの改善方針提案までを全て自動で行うサービスである。

 中小企業経営者や企業が抱える「Web専任の担当者をおく予算がない」、「Webサイトのデータは取っているが、活用方法がわからない」などの悩みに対し、WACLUでは「データの“わかる化”で意思決定を簡単に」をビジョンに、月額4万円からという低価格で「AIアナリスト」を提供している。

 「AIアナリスト」では、人工知能の提案に加え、顧客ごとの事情を考慮し人間のアドバイザーが細やかなサポートを行うことで、人工知能の提案を基にサイトを改善した中小企業の割合が約8割に到達した。

人工知能が人間を上回る結果に

 「AIアナリスト」の導入およびその提案に基づくサイト改善が進む背景として、実際に人工知能の実力が示されてきたことがあるだろう。先月発表された「AIアナリスト」の成果は、人工知能の改善提案を一度でも実装したWebサイトのうち成果が出た案件の割合が6割であった。通常のWebサイトの分析・改善提案を人間が行うとその成果達成の割合は3割程度であり、人工知能が人間の提供するサービスを上回る成果を上げることができた。

 人間はデータが膨大になる程にその処理に時間がかかり、成果を出すスピードが遅くなっていく。しかし人工知能は、データが膨大である程に学習が進み、成果を上げていく。「AIアナリスト」も、時間をかけずに成果を出すことができるため、作業の効率化に繋がる。こういった点で、「AIアナリスト」のような人工知能の活用は今後も進んでいくだろう。


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