目指すは良好な相互関係。コマース21がRFP(提案依頼書)テンプレートを無料で提供開始

ECのミカタ編集部

 株式会社コマースニジュウイチ(本社:東京都港区)では、システム構築する際の見積依頼時に活用できるRFPテンプレートの無料ダウンロードを開始した。

 RFPとは、「Request For Proposal」の頭文字をとった言葉で、「提案依頼書」という意味。RFPは通常、システム構築する際に、ソフトウェア開発ベンダーに提案を依頼するための依頼書だ。

 このベンダー見積依頼時に必要なRFPについて、どのような情報を提供すれば良いのか悩む事業者様も少なくないという。サイトのフロント画面を見てベンダーが把握できる範囲は非常に限られているため、事業者の日々のオペレーションや連携すべきバックヤードのシステム等、裏側の仕組みを把握できなければ精度の高い見積を作成することはできない。

 また、事前の情報提供が不足することで、事業者とベンダーの認識に齟齬や抜け漏れが起き、最終的な費用感が提案時の倍以上に膨れ上がってしまう事も十分起こりえるという。

 対ベンダーに限らずの話なのだが、依頼元の要求する業務の全体像が不明確な場合、見積もり金額を高く提示されるというケースが多々ある。それは、後々変更や追加仕様を要求する可能性が高く、仮に一度見積もりをすると内容のボリュームが大きくなった際、追加の見積もりを認めてくれない会社が多いためだという。

「誠意を持って仕事しますよ」という証

「誠意を持って仕事しますよ」という証

 つまりは無駄な費用をかけずに、提案したとおりのシステムを構築する場合には、しっかりとした提案書が必須になってくるということだ。ECシステム構築・専業ベンダーとして豊富な経験やノウハウ、実績をもつコマース21からリリースされているRFPテンプレートだけに、必要事項を書き込めばベンダーが必要としている情報をしっかりと網羅することができる。

 多くの実績があるからこそプロジェクト進行におけるトラブルや遅延リスクを最小限に抑えることができるということ。事前に必要な情報を全て吸い上げることができれば、発注・受注の双方にとってスムーズに仕事が進行する。こうした提案依頼書を無料でダウンロードできるように設定しておくことで「こちらは誠意を持って仕事します」という姿勢に捉えることともできると思う。

 何にせよ仕事というものは自社のことだけでなく、相手の企業のことも考え互いに伸びていけることが望ましいはずだ。それをしっかりと体現していくぞ!というコマース21の想いが込められた施策だと感じた。


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