物流業界の課題を乗り越えろ！日本郵便初のオープンイノベーションプログラムPOST LOGITECH INNOVATION PROGRAM」

日本郵便株式会社（以下「日本郵便」）と株式会社サムライインキュベート（以下「サムライインキュベート」）は、「POST LOGITECH INNOVATION AWARD 最優秀賞」を合同会社オプティマインド（以下「オプティマインド」）に決定した。

オプティマインド社が最優秀賞を受賞

日本郵便（東京都千代田区、代表取締役社長　横山 邦男）とサムライインキュベート（東京都品川区、代表取締役　榊原 健太郎）は、日本郵便初となるオープンイノベーションプログラム（自社で保有する資源や技術と、社外の技術・アイディア等と組み合わせることで革新的な新しい価値を創り出すこと）「POST LOGITECH INNOVATION PROGRAM」の成果発表会となる「Demo Day」を本日2月1日(木)に実施し、「POST LOGITECH INNOVATION AWARD 最優秀賞」を合同会社オプティマインド（愛知県名古屋市、代表社員　松下 健）に決定した。

105社もの応募

「POST LOGITECH INNOVATION PROGRAM」は、近年、ECの進化や人口減少など物流業界が抱える様々な環境変化を踏まえ、日本郵便とサムライインキュベートが斬新なアイディアやノウハウを持つスタートアップ企業と共創し、「これからの時代に応じた郵便・物流を提供し、社会をより豊かに」の実現を目指すものだ。

応募のあったスタートアップ企業は実に105社に上り、その中から2017年11月に採択企業4社を決定し、約3ヶ月間かけて各社と共創をしてきた。その成果発表会にて、オプティマインドが「POST LOGITECH INNOVATION AWARD 最優秀賞」を受賞したのだ。

物流業界のイノベーションをリードしていく

オプティマインド社は、人工知能を活用した配送業務効率化をテーマに取り組みを行い、今後は熟練技のデータ取得や不在予測・最適訪問時刻の学習を行うことで、より精度を高めた配送業務効率アップを目指している企業だ。

また、「POST LOGITECH INNOVATION AWARD 観客賞」は一般来場者の投票により、MAMORIO株式会社（東京都千代田区、代表取締役　増木 大己／以下「MAMORIO社」）が選ばれた。

MAMORIO社は、今回のプログラム期間で、落し物が見つかる世界の実現を目指し、郵便配達用二輪車へ新開発の移動型MAMORIO Spot（MAMORIO専用アンテナ）の取り付けや、MAMORIOとのすれ違い時の反応テストを実施するなど取り組みを行ってきた。今後はテストマーケティングや、より具体的な実証実験を行い、実現に向け取り組みを進めていく方針だ。

今後も両社は、今回のプログラムにとどまることなく、時代の変化に応じた価値ある郵便・物流を提供し続けるため、共創によるイノベーション創出に取り組んでいくとしている。

拡大するEC・通販市場を前に、課題も山積しているが、その課題を解決し得る可能性を秘めた企業に輝かしいスポットライトを当てる今回のプログラム。受賞した企業の今後の展開とともに、アワードのさらなる発展にもぜひ期待したい。