ハンドメイドマーケット「tetote」が「minne」へサービス統合、より作家とユーザー目線のサービスへ

ECのミカタ編集部

GMOペパボ株式会社(以下「GMOペパボ」)は、ハンドメイドマーケット「tetote(テトテ) byGMOペパボ(以下、tetote)」を「minne(ミンネ) byGMOペパボ(以下、minne)」に統合することを公表した。

ハンドメイド事業拡大のための統合

GMOインターネットグループのGMOペパボは、ハンドメイド事業の拡大をより一層加速させることを目指し、ハンドメイドマーケット「tetote(テトテ) byGMOペパボ(以下、tetote)」を「minne(ミンネ) byGMOペパボ(以下、minne)」に統合することを公表した。

今後、国内最大級のハンドメイドマーケット「minne」に開発・運営リソースを集中することで、「minne」をより多くの作品や作家の集まる場へと育て、これまで「tetote」をご利用の作家様やユーザー(購入者)にもより訴求するサービスを目指しとしている。

また、これに伴い「tetote」は、2018年3月30日(金)に決済機能を停止し、2018年6月25日(月)をもってサービスは終了とまる。なお「tetote」利用している作家向けに、出品中の作品データを「minne」へ簡単に移行できる「お引越しサポートツール」を、2018年2月28日(水)から「tetote」サイト内のサービス統合のお知らせページで公開する予定となっている。

開発・運営のリソースを「minne」に集中する

開発・運営のリソースを「minne」に集中する

GMOペパボでは、主力事業のひとつであるハンドメイド事業において、「tetote」および「minne」の2つのサービスを展開している。

「tetote」は、2011年6月のサービス開始以来、ハンドメイド作品を誰でも出品・購入できるWebマーケットとして、主に入園・入学グッズといったキッズ向けアイテムの取引を中心に、主に子供を持つ30〜40代の女性から支持を得てきた。

一方、2012年1月にサービスを開始した「minne」は、アクセサリーから食品まで幅広い作品カテゴリを取り扱っており、現在では作家数約40万人、作品数約700万点、2017年の年間総流通額は100億円を超える国内最大のハンドメイドマーケットとして、ハンドメイド市場を牽引している(2018年1月末時点)。

今回、同社は、サービスの開発・運営のリソースを「minne」に集中することで、ハンドメイド事業の拡大を加速させることを目指し、「tetote」を「minne」へサービス統合することに至ったのだ。

2018年6月25日「tetote」サービス終了

統合に伴う今後のスケジュールは以下のように公表されている。

◆2018年2月28日(水)
「tetote」作家向け移行ツール公開

◆2018年3月30日(金)
「tetote」決済機能の停止

◆2018年6月25日(月)
「tetote」サービス終了

※以降は、「minne」にサービス統合。

また同社では、「tetote」を利用中の作家向けに、公開・出品中の作品データを「minne」へ簡単に移行できる「お引越しサポートツール」を用意する。本ツールを利用することで、「minne」へのサービス統合後もスムーズに作家活動を継続可能だ。

「お引越しサポートツール」は、2018年2月28日(水)より、「tetote」サイト内のサービス統合のお知らせページで公開する予定だ)。また、「tetote」を利用中のユーザー(購入者)につきましては、「minne」に登録することで、引き続きハンドメイド作品のショッピングを楽しめる)。

よりユーザーから支持されるサービスへ

現在「minne」では、『ぼく・わたしだけの 入園・入学アイテム』特集をはじめ、「tetote」をご利用の方に親和性の高いコンテンツの充実を図るなど、サービス統合に向けた準備を進めているそうだ。

また、2018年4月27日(金)~29日(日・祝)に東京ビッグサイトで開催する大規模販売イベント「minneのハンドメイドマーケット2018」では、現在「tetote」で活躍する作家も出店予定となっている。

サービス統合後「minne」は、これまで「tetote」が培ってきた、主に子供を持つ30~40代の女性に向けたサービスの特徴を活かし、アプリやWebサイト上のコンテンツ拡充を図ることをはじめ、「tetote」が関連パートナーとの協業により積極的に取り組んできた各地の百貨店催事などのオフラインでのイベント開催などを通じて、これまで以上に作家と購入者、購入者とハンドメイド作品が出会える場を提供していくとしている。これにより、より多くの作品や作家の集まる場へと「minne」を拡大し、これまで以上にユーザーから支持されるサービスを目指すとしている。

EC市場の盛り上がりと合わせるようにハンドメイドの販売プラットフォームも活況を呈している。今回の統合は、歴史を重ねる同市場のひとつの発展のプロセスとも言えるだろう。統合の効果と合わせてさらなる展開に注目したい。

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