この春のSNS利用動向などに関する最新調査【ジャストシステム調べ】

ECのミカタ編集部

株式会社ジャストシステムは、最新の『モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査』の結果を発表した。今回のテーマは、この春のSNS利用動向などについてだ。

春とSNS。その関係は?

ジャストシステムは、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した『モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査(2018年3月度)』の結果を発表した。今回のテーマは、この春のSNS利用動向などについてだ。気になるその概要について見ていく。

【調査概要】
調査名:『モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査』
調査期間 :2018年3月29日(木)~4月2日(月)
調査対象 :15歳~69歳の男女1,100名

春はSNSも断捨離する?

Facebook、Twitter、LINE、InstagramのいずれかのSNSを利用している人のうち、この春、利用中のSNSにおいて「つながっている企業アカウントを整理(解除、ブロック)した」人は10.4%、「つながっている個人アカウントを整理した」人は10.2%、「つながっているタレントなどのアカウントを整理した」人は7.8%で、「SNSそのものの利用をやめた」人は1.0%だった。

一方、「あてはまるものはない」と答えた人は74.9%となった。25.1%の人は何らかのかたちでSNSの利用を見直しているという結果になる(※複数回答あり)。

SNSでどんなアカウントをブロックした?

この春、SNSでつながっている個人や企業、タレントなどのアカウントを最も多く整理(解除やブロック)したSNSを聞いたところ、一番多くの人から挙がったのは「LINE」だった(47.3%)。次いで、「Twitter」(29.3%)、「Facebook」(10.2%)、「Instagram」(9.6%)となった。

また、今年の花見シーズンにおいて、最も多くの人から花見の情報収集に使われたメディアは「テレビ」(42.9%)で、次いで「インターネット」(35.6%)だった。「SNS」を利用した人は15.9%で、最も情報収集に使われた「SNS」は「Instagram」(55.4%)となった(いずれも複数回答あり)。

さらに、昨今、テレビや新聞に加えて、インターネットやSNSなど、さまざまなメディアが多くのコンテンツを配信しているが、その中でも「最も信頼できるコンテンツを配信している」と思うメディアを聞いたところ、一番多くの人から挙がったのは「テレビ」(22.2%)で、次いで「インターネット」(21.5%)、「新聞」(20.7%)となった。一方、「あてはまるものはない」と答えた人は27.4%だった。

内容を総合すると、「春は別れと出会いの季節」というのはもはや慣用句と言ってもいいだろうが、SNSに関しては7割以上の人が特に整理などはしていない事がわかった。また、お花見というビジュアルライクなイベントでは、やはりインスタの強さが際立つ。また、意外にもテレビが最も信頼できるコンテンツを配信しているメディアであるとの結果になった。一方で、テレビ、ネット、新聞の信頼度はほぼ拮抗しており、まさに今の時代を象徴しているとも言えそうだ。今後そうしたユーザー動向がどう変化していくのか、同社の今後の調査をぜひ楽しみにしたい。


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