スタイラーが日経へオリジナルコンテンツを提供開始。ユーザーニーズや行動データを活用

ECのミカタ編集部

 スタイラー株式会社(本社:東京都渋谷区)は、株式会社日本経済新聞社(本社:東京都千代田区)が運営する生活情報サイト「NIKKEI STYLE Men’s Fashionチャンネル」へのオリジナルコンテンツを提供開始した。

 スタイラーが提供するアパレル業界向け対話型コマースプラットフォーム「FACY(フェイシー)」におけるユーザーの行動データを活用し、ファッションアイテムの購入ニーズや活用状況など、ビジネスパーソンが注目するトレンド情報について初のコンテンツ提供を実施している。

 「FACY」はアパレル業界向けのコマースプラットフォームで、月間アクティブユーザーは約50万人を誇るオンライン接客プラットフォームだ。

 「デニムに合わせるジャケットがほしい」など、ファッションアイテムについてユーザーの抽象的なニーズをサイトへ投稿すると、「FACY」に参画しているアパレル企業各社が自社のファッションアイテムを提案してユーザーに直接紹介してくれ、ユーザーは気に入ったアイテムがあれば「FACY」上で購入することも可能となっている。

 この度、スタイラーは日本経済新聞社が運営する生活情報サイト「NIKKEI STYLE Men’s Fashionチャンネル」へのオリジナルコンテンツを2018年4月14日より提供開始している。

 「FACY」には、ユーザーの「こういった商品を探している」という膨大なデータが蓄積されている。そのユーザー発信のニーズをもとにしたメディアを構築することで、従来のメディアと比べ、より消費者のニーズに沿ったコンテンツを作成することができる。

 NIKKEI STYLE Men’s Fashionチャンネルが培ってきたノウハウに加えて、よりユーザー視点が入ったコンテンツを融合させることにより、提供先メディアの媒体規模拡大、ユーザーエンゲージメントの増加、新たなマネタイズモデルを目指していく。

蓄積した貴重なデータをどう活かしていくか

 企業として、どういったデータを持っているかは、これからの時代大きな武器となってくる。ユーザーのパーソナルデータだけでなく、細かいニーズまで汲み取れるスタイラーならではの取り組みと言えるだろう。

 データの新しい活用法として非常に興味深い取り組みだと感じる。どうすればユーザーの興味深いデータを蓄積していけるか、また、そのデータをどう次に活していけるか、という視点からEC事業を行っていくという戦略もこれからの時代には有効なのかもしれない。

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