初年度5億を目標!越境ECを強く意識した釣り具ECサイト『ASIAN PORTAL FISHING』が誕生

ECのミカタ編集部

越境ECサイトの開発・運営、海外対応プロモーション、越境ECサイトの運営代行などを展開している株式会社ASIAN PORTAL(本社:福岡県福岡市、代表取締役:大谷康平)は、Fishingに特化したECサイト「ASIAN PORTAL FISHING」を公開した。

300社、20万点強の釣具を海外へ発信

今回のサイト公開に際しては、日本メーカー約300社、DAIWA、SHIMANOを始めとした20万点強の釣具を海外へ発信・販売する。在庫連携、受注後の海外配送まで全て自動化されており、同サイトを通して世界的に評価が高い日本の釣具を世界の釣り愛好家に届けることが可能となった。

また同サイトは、モール型ネット通販サイトではなく、商品登録や受注管理・海外配送・プロモーションについて、すべてをASIAN PORTAL社が行うという。 ECサイトを自社運営することで、様々な海外マーケティングデータの入手も目指すとのことだ。さらに同社は、ASIAN PORTAL FISHINGを通して海外市場をターゲットに初年度5億円の売上を目指す。

自動化されたサイトが海外ユーザーと日本の釣り具メーカーをつなぐ

自動化されたサイトが海外ユーザーと日本の釣り具メーカーをつなぐ

「ASIAN PORTAL FISHING」は日本の釣具メーカーが、365日24時間体制で、海外へ商品を配信、販売することを可能にした。これまでも日本の釣具メーカーは海外販売に挑戦してきていた。

しかし、各社単独メーカーによる海外展開では知名度・商品カテゴリともに限界があったのも事実だ。「ASIAN PORTAL FISHING」では、日本釣具メーカー約300社を1つのECサイトに集約したことで、世界中の釣りファン、特に日本の釣具に関心の高いユーザーへ日本の釣具ブランドとしてアプローチすることが可能となっている。

特に日本メーカーの釣具は、以前から世界で高い評価を得ており、高いシェアを誇っている。繊細な作りを必要とする釣具には、日本の細やかな技術がものを言う。各種の動画サイトでは、昆虫など生き物を模して、あたかも本物のように造形した日本製の毛針を、驚きをもって伝える動画が多数アップされていることからもそれが分かる。

独自ECサイトへのこだわり

一方で、日本メーカーの海外販売店は少なく、世界の釣り愛好家が日本のメーカーサイトや各種の情報に直接アクセスすることは、言語のハードルなどもあり容易ではなかった。そこで、独自の越境ECサイトを構築することによって、日本のメーカーと海外のユーザーを直接結びつけることを狙い、同サイトの構築に至ったのだ。同社は今後について、各メーカーの商品をより多く配信・販売することを目的としたBtoBコミュニティーサイトの開設も目指しているという。

日本の釣り具の優秀さは、前述した通りだ。日本国内の釣りファンの存在も安定して市場を支えているが、反面、トップクラスの釣り具小売企業もいまだにEC化していないなど、ネット対応の面では、まだまだ伸びしろが大きい分野とも言える。

特に今回の新ECサイト構築に関しては、越境ECが強く意識されており、日本のみならず世界を相手にした釣り具ECの起爆剤ともなる可能性を秘めている。独自ECサイトへのこだわりも、かなり思い切った施策と言え、ASIAN PORTAL FISHINGが日本の釣り具メーカーと海外ユーザーとをつなげる日本有数のECハブとなることにも大いに期待がかかる。今度のさらなる展開にも、ぜひ熱い視線を送りたい。

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