国境のないショッピングを。インアゴーラ、CPグループと事業提携

ECのミカタ編集部

インアゴーラ株式会社(本社:東京都港区/代表:翁 永飆)は、2018年7月23日にCharoen Pokphandグループ(以下「CPグループ」)と事業提携を締結したことを発表した。
ますます加速する中国EC市場の、国境をなくす取り組みが形を成す。

インアゴーラは、「ショッピングに国境はない」というスローガンのもと、中国消費者向けに日本商品に特化したECプラットフォーム「豌豆(ワンドウ)プラットフォーム」を運営している。
「情報の越境」に焦点をあて、質の高い日本商品を中国の消費者に提供することに努めている。

豌豆(ワンドウ)プラットフォームとは

豌豆(ワンドウ)プラットフォームとは

 多くの日本企業が海外進出に興味があるものの、言葉の壁や配送手配、オンライン決済などの煩雑な手続きにかけるコスト、人材の不足から踏み出せていないという実情がある。

 それらのサービスをすべて引き受けるサービスも増えてきており、豌豆プラットフォームもそのうちのひとつ。特に中国市場に特化しているため、日本企業は運営元であるインアゴーラの日本国内倉庫に商品を配送するだけで、中国市場に事業を展開していくことが可能となる。

 日本商品に特化したECプラットフォームであり、日本商品の魅力を中国ユーザーに余すところなく伝えるショッピングアプリ「豌豆公主」も好調だ。
 約40,000商品にもわたる日本商品を、日本のライフスタイルと絡めて提案するコンテンツや、SNS機能による拡散ができるこのアプリのリリース以来、流通総額も右肩上がりだ。

CPグループとの提携がもたらすもの

 CPグループは、タイにおいて最大の大手コングロマリット、複合企業だ。食品・流通に始まり、情報通信、不動産、金融、医療など多種多様な事業を東南アジア、中国、欧米を中心に17か国で展開し、強固なビジネス基盤を強みとしている。
 
 中国消費者に特化していたインアゴーラは、今後東南アジアや欧米諸国への事業展開も視野に入れている。今回のCPグループとの事業提携によって、より広範囲の国へのアプローチを可能とし、中長期的な事業の成長を目指す。

Made in Japanを世界へ

 今回の提携で、インアゴーラの扱う多くの日本商品・日本文化が世界に広がっていく可能性が高まった。それはMade in Japanのブランド力に対する需要が、まだ世界中に見込まれていることを意味している。
 
 世界に展開していくことで、これまで物理的な理由で日本商品を手に入れらなかった人のもとへも、届けることができるようになっていく。ECが世界の流通を加速させる未来は近い。

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