AIで顧客分析を。シルバーエッグが新たなツールを提供開始

2018/08/24

シルバーエッグ・テクノロジー株式会社（以下「シルバーエッグ・テクノロジー」）は、AI技術を用いた新しい見込み顧客可視化ツール『プロスペクター』の販売を開始した。新たな分析方法で、新しいマーケットの拡張に貢献する。

見込み客を可視化「プロスペクター」

プロスペクターは、AI技術を用いた見込み顧客可視化ツールだ。購買履歴などの行動データを取り込んで、特定商品に対して興味・関心を持つような消費者を分析する。今までのような「性別」「年齢」といった属性に基づくセグメント分析とは異なり、消費者の内面に基づいてターゲットを絞り込むことが可能となる。

プロスペクターはSaaS形式で提供される。SaaS形式とは、必要な機能だけを利用できるソフトウェアのことで、システム構築の手間なくすぐに利用できるのもポイントだ。メール配信機能と開封・クリック数のレポート機能を備え、消費者の分析からプロモーションの実行、評価までを一貫して提供可能になる。

「広告離れ」の解消に

プロスペクターの利用によって何ができるかというと、欲しい人のところに必要な情報を提供することが可能になる。

SNSが定着し、消費者が自由に情報を選択できるようになった今でも、商品を知ってもらうための広告、いわゆるアウトバウンド広告は欠かせないマーケティングツール。しかし、だからこそ消費者のニーズに合致しない商品広告は、時に消費者に不快感を与え、ブランドへの不信感を生み出すことに繋がる恐れがある。

プロスペクターはAI技術を用いることで、より精度の高いアウトバウンド広告を打ち出すことが可能となる。販売者は一推しの商品情報を見込みのある消費者に任意の方法で届けることができ、販売者と消費者との距離を近づける。

ファッションやコンテンツ産業など対象とする分野は幅広く、新製品のプロポーションはもちろんのこと、商品の潜在的な「ファン」を可視化できる。