2018年話題のコスメ発表!「@cosmeベストコスメアワード 2018」総合大賞はどこに?

ECのミカタ編集部

株式会社アイスタイル(本社:東京都港区/代表:吉松徹郎)は、2018年生活者に支持されたコスメを総括する「@cosmeベストコスメアワード2018」を発表した。

2018年のビューティ業界のトレンド等をまとめた今年新設の「ビューティトレンド by @cosme」と合わせて、「@cosmeビューティアワード」として同時発表。発表結果から、消費者の2018年の興味を探る。

「@cosmeベストコスメアワード2018」とは

実際に商品を使用したメンバーから、この1年間に@cosmeに寄せられたクチコミ投稿をベースに、今、生活者が支持している商品をランキング形式で表彰するアワード。サービス開設当初より毎年発表しており、@cosmeならではの生活者視点に立った受賞ラインナップが、化粧品業界及び美容業界からも注目されている。

総合大賞の勝因は手に取りやすい価格とサイズ、機能性

総合大賞に輝いたのは、2年連続での受賞となったオペラ「リップティント」。
1,500円(税抜き)という手に取りやすい価格と、「うるおい、色持ち、使い心地」の3拍子がそろった機能性の高さ、そして使い切りやすいミニサイズコスメであることが勝因であるようだ。加えて、限定色が次々と発売されたということもあり、2年連続の快挙を成し遂げた。

実は、オペラ「リップティント」の特徴は、ベストコスメアワードの他の受賞コスメにも反映されている。

プチプラ商品比率は前年比132%アップ

プチプラ商品比率は前年比132%アップ

今年は、ベストコスメ受賞商品中のプチプラの受賞商品比率が64%で、前年比132%という結果に。

これまでのベストコスメ受賞商品と景気との関係を見てみると、景気が失速気味の時は、商品購入の失敗を懸念する影響からか、ロングセラー商品や高価格帯の商品への関心が高くなる傾向が見られた。

今年のようなプチプラ商品に対する関心の上昇は、多少失敗しても、新しい商品を色々試してみたいというマインドの表れとも考えられる。

生活者の行動を後押しがヒットの要因に

SNSの普及で情報があふれているために、かえって購入をためらう生活者もいる。そこで、関心の高まっている「肌診断」や「ブルべ・イエベ診断」などに基づき、「あなたにぴったりの商品」を提案するコミュニケーションが増えた。

また、限定商品を販売することで「いま欲しい」と購入にいたる決断のきっかけを与えるのも有効だ。今年のアワード受賞商品には、そうした工夫が功を奏したものが多くみられている。

トレンドのつまったアワード

トレンドのつまったアワード

同日発表の「ビューティトレンド by @cosme」では、2018年を通してビューティ業界を彩った12のキーワード「TRENDING HOT 12」を発表。SNSやテレビ、雑誌で取り上げられたキーワードに加え、@cosmeメンバーのアンケートをもとに集計した。

「SNS売れ」という言葉がラインクインしていることからも今年はSNSを見て購入に至った生活者も多い。また、「ミニサイズコスメ」もランクインしており、近年はものを持たないミニマリストの流行でコスメも使い切りサイズのものを好む傾向にあることがうかがえる。

オペラ「リップティント」は「TRENDING HOT 12」のトレンドワード5つにヒットし、プチプラ商品、限定色など多くの要因を兼ね備えていることで総合大賞受賞に至ったと考えられる。

女性をターゲットにするなら多くのアクションが必要

消費傾向を抑え、興味関心を知り、急速に変化するトレンドを網羅する。

女性の消費行動は男性に比べてはるかに早く金額も高い。そのため、女性をターゲットにし、ファンになってもらえればEC事業の加速も早いだろうが、そのためにはかなり多くの、それも多方面からのアプローチが必要だ。


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