世界最大規模のB2Bプラットフォーム、日本上陸へ【伊藤忠×JOOR】

ECのミカタ編集部

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区/代表:鈴木善久、以下「伊藤忠商事」)は、世界最大規模のB2Bマーケットプレイス「JOOR(ジョア)」を運営するJOOR Inc(本社:米国ニューヨーク州/CEO:Kristin Savilia、以下「JOOR社」)と、資本・業務提携に関する契約を締結した。

今後はJOOR社の日本市場における独占的戦略パートナーとして、「JOOR」の日本における市場展開拡大に向けての取り組みを強化する方針だ。

B2Bマーケットプレイス「JOOR」

B2Bマーケットプレイス「JOOR」

JOOR社の運営するB2Bマーケットプレイス「JOOR」は、米国ニューヨーク州においてファッションブランドの受発注業務を効率化することを目的とし、2010年から展開してきた。現在では取り扱いブランド数は8,600を超え、流通総額は1兆円を上回る世界最大規模のプラットフォームに成長している。

最大の強みは高いシステム開発力。ブランドと小売り間のデータ連携などといった業務効率化はもちろんのこと、トレンド分析やレコメンド機能など、現在のファッション業界をけん引するシステムを備えている。

契約締結を決めた、伊藤忠商事の強み

世界最大規模のプラットフォームが日本進出を決めたとき、当然そのレベルにふさわしい信頼できる協業パートナーが必要となる。そこで今回締結を結んだのが、伊藤忠商事だ。

伊藤忠商事は長年の実績に基づくブランドビジネスのノウハウを培ってきており、中期経営計画の基本方針として「商いの次世代化」である新たな流通チャネルへの参入に向けても取り組みを開始している。

JOOR社の出資によって、既存ブランドの業務効率化や日本未上陸ブランドのとの接点拡大、JOOR社の有する膨大なデータの活用による新規ビジネスへの展開など、様々な可能性を見たうえで、契約締結に至った。

JOOR社としても伊藤忠商事としても、互いの強みを生かし成長しあえるパートナーシップを組めたといえるだろう。

ECノウハウ

システム開発で、ブランドビジネスの次世代化へ

物やサービスの大量生産・大量消費の時代が移り変わりつつある今、多くの企業にブランドビジネス展開が求められる。
そのブランドビジネスでさえ、今はECを取り入れるなど次世代化が進んでいる。

ファッション業界が今後拡大していくにはブランドビジネス展開は必要不可欠であり、ブランドビジネスの次世代化にはシステムの開発が必要不可欠だ。

ブランドビジネスのノウハウを内包した伊藤忠商事と、システム開発を強みとするJOOR社の提携が今後のファッション業界にどう影響していくのか、注目したい。


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