小売・アパレル向け「需要・値引き効果」予測ツール『Sell.NAVI』の予約開始

株式会社ディーエーピー(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:今井 隆太郎)は、需要・値引き予測「Sell.NAVI」の事前予約受付を開始した。

各種のデータから効果的に分析

ディーエーピー社は、需要・値引き予測「Sell.NAVI」の事前予約受付を開始した。今回発売する「Sell.NAVI」は、小売・アパレル業界向けに需要予測に加えて、値引き予測・効果を提供するという。

同サービスの売上予測モデルは、大きく3つの柱(値引き、売上傾向、売上予測)から成り立っているという。POSデータおよび商品マスタと、天気・気温情報、競合の状況や周辺地域のイベントなどの情報から、値引き・値上げを算出。

また過去の季節要因と平日や休日から商品ごとに売上傾向を学習する。これらの値引き・値上げ額と過去の売上傾向を元に、未来の天気や気温、競合状況や地域のイベント情報を用いて売上を予測するとしている。

SellNAVI概要と3つの特徴

SellNAVI概要と3つの特徴

◆Sell.NAVIの特徴
1. 操作がシンプル、商品情報等を登録するだけで需要予測が可能
2. 値引きによる売上効果を予測
3. 結果はダッシュボードでの可視化、csv出力で他サービスとの連携も可能

POSデータ・商品マスタ・店舗情報のデータを登録するだけで、AI/機械学習により商品の売上を予測することができる。予測結果はグラフで可視化され、CSV形式でのファイル出力も可能だ。

操作性にも優れ、ログインして商品データを投入するだけで活用できる。システム構築することなく、Webアプリケーション上でメールアドレスとパスワードを入力して使用できる。また操作簡易性に加えて低コストでの運用が可能だとしている。

売上利益率の改善と在庫回転率の向上につなげる

売上利益率の改善と在庫回転率の向上につなげる

同社ではサービスの提供にあたって次のように述べている。

「これまで小売・アパレル業界での値引き金額は、在庫消費という目的から現場の経験値を頼りにすることが多かった。しかしながら、過剰な値引きによる損失や値引き不足による機会損失が見えず、現場責任者やエリア担当者の頭を悩ませていた。Sell.NAVIの需要予測モデルは、商品属性に対する値引き率を可視化します。これにより、売上利益率の改善、および在庫回転率の向上が見込めます」

EC市場に留まらずより的確な値引き効果予測は、売り上げや利益に直結する重要な要素だ。今回の新サービスでは、比較的手軽なデータ入力によって定量的にその予測が可能となっており、多くの事業体のビジネスを加速させることになりそうだ。