LOHACO置き配が全国へ拡大

【アスクルロジスト配送網対象】LOHACO注文時、受け取り方法指定画面で設定

通販大手アスクルは9月30日から、運営する一般消費者向けのネット通販サービス「LOHACO」（ロハコ）で、置き場所指定配送の範囲を全国に拡大すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で非対面による受け取りニーズが高まったため。利用者は注文時や出荷完了案内時に、受取方法を指定することができる。

玄関ドア横や宅配ボックスで受け取り

置き場所は物流子会社「アスクルロジスト」の場合、サイト上で対面受け取りのほか、玄関ドア横・宅配ボックスの指定ができる。

ヤマト運輸の荷物の場合は、玄関ドア横や宅配ボックスのほか、ガスメーターボックス 、車庫、自転車のかご、建物内受付や管理人預けができる。商品出荷後にヤマト運輸から送られるメールで指定・利用ができ、配達直前までいつでも変更可能だ。

非対面ニーズの高まり

非対面受け取りへの指定場所変更の流れ

アスクルによると、新型コロナの感染拡大で、日用品ECの利用率が高まると同時に、感染防止対策として非対面での荷物受け取りニーズが高まっているという。

アスクルでは今年2月から、アスクルロジストが配送する一部エリアに限定して、配達員と対面せずに荷物を受け取れるサービスのテスト運用を実施していた。今回、ヤマト運輸の「EAZY」を導入することで、ヤマト運輸が持つ全国の配送ネットワークが利用できるようになった。

LOHACOではこれまで、1時間刻みでの配達時間帯指定や深夜・早朝配達など独自サービスを展開してきた。受け取り方法を拡充したことで不在時の再配達の必要がなくなり、配達側にとっても効率化につながりそうだ。