Amazonおもちゃ2020トレンドランキングを公表 カギはやはり「おうち時間」[ACROVE調査]

ECのミカタ編集部

amazonコンサル、EコマースのSaaSなどを提供するECプラットフォームカンパニーである株式会社ACROVE(読み方:アクローブ,東京都渋谷区)は、Amazonで最もトレンドにのったおもちゃランキング2020について、調査を実施し、その結果を公表した。ここではその概要についてポイントを絞って見て行く。

調査概要

[調査対象]
Amazon.co.jp内でおもちゃカテゴリに出品されているおもちゃの中で、2020年12 月現在のamazonランキングが100位以内の商品およびその関連ブランド・関連商品の検索回数

[調査期間]
2020年11月-2020年12月

[調査方法]
インターネット調査

需要増↑

需要増↑

◆ボードゲーム・パーティーゲーム

トランプ+378%
ツイスター+40%
UNO(ウノ) +16%
オセロ +11%
ドミノ倒し+1%

◆キャラクターもの

鬼滅の刃 +126%
アンパンマン +22%
名探偵コナン +15%
妖怪ウォッチ+11%
トーマス +7%

◆料理もの

クレープメーカー+148%
ポップコーンメーカー+46%
たこ焼きメーカー+30%

需要減↓

需要減↓

◆ボードゲーム・パーティーゲーム

人生ゲーム -10%
ジェンガ -15%

◆キャラクターもの

キティちゃん-2%
ドラえもん-17%
レゴ -23%
ポケモン-66%

◆料理もの

アイスクリームメーカー-15%
わたあめメーカー-30%

「おうち時間」の増加がランキングにも反映

調査結果にあるように、パーティゲームは軒並み好調で、特にトランプが前年比+378%となった。パーティゲームは、スマホシフトによって売上が年々厳しくなっていたが、トランプやUNOを中心に「おうち時間」を過ごす為のグッズが検索回数を増やたようだ。また、家にいる時間が増えたことによる運動不足を解消するために、遊びながらエクササイズができるツイスターの需要が高まっているという。

キャラクターグッズでは映画好調の鬼滅の刃がランクインし、アンパンマンなども好調となった。キャラクターグッズでは、映画公開中の鬼滅の刃が前年比126ポイントアップと、人気を見せつけた。そのほかのキャラクターも軒並み好調に推移している。

たこ焼きメーカーの伸び率は安定していた。今年は家族で手軽に楽しめるクレープメーカーが148%と順調な伸び率となった。家にいる時間が増えたことにより、お子様とクッキングを楽しむ時間が増えたと予想している。時間のかかるアイスクリームメーカーやベタベタの汚れが気になる、わたあめメーカーを抑え、より手軽にできるクレープメーカーが順調な伸び率を見せた。

このようにAmazonの玩具カテゴリにおいても、新型コロナウイルスによる感染拡大は大きく影響しているようだ。やはりここでも「おうち時間」の増加が、そのカギと言えるだろう。一方で、新型コロナのワクチンや治療薬の臨床への投入が2021年初頭より期待されており、その後の社会情勢の変化がECにどのような影響を与えるかにも注目と言えそうだ。

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