ebisumartとクラウドKが連携 テレビ通販向けサービスの提供を開始

ECのミカタ編集部

株式会社インターファクトリーが提供する「ebisumart」は、FutureRays株式会社が提供する「クラウドK」と連携し、ECサイトと通販基幹システムのリアルタイム連携を可能にするテレビ通販向けサービスの提供を開始した。

ECサイトと通販基幹システムのリアルタイム連携が可能に

株式会社インターファクトリー(本社:東京都千代田区、代表取締役兼CEO:蕪木 登、以下 インターファクトリー)が提供するクラウドコマースプラットフォーム「ebisumart」は、FutureRays株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:中井崇幸、以下 FutureRays)が提供する通販基幹システム「クラウドK」と連携し、ECサイトと通販基幹システムのリアルタイム連携を可能にするテレビ通販向けサービスの提供を開始した。

クラウドコマースプラットフォーム「ebisumart」は2019年度SaaS型非カート型市場において、ECサイト構築ツールとしてトップクラスのシェアをもつクラウドコマースプラットフォームだ。ECパッケージとASPの両システムのメリットを兼ね備えており、常に最新・最適化されたECサイトが構築できる。

テレビ通販向けサービスの特徴

テレビ通販向けサービスの特徴

インターファクトリーがまとめるテレビ通販向けサービスの特徴は、次の通りだ。

◆ECとのリアルタイム連携

電話とECサイトからの受注をリアルタイムに連携し、正確に販売可能な数を管理できる。過剰受注による顧客キャンセルの対応が軽減され、販売予定数の売り切りに役立つ。

◆販売可能数管理設定

電話とECサイトからの受注在庫をクラウドKで一元管理することで販売可能数を適切に管理できる。ECサイト側にもクラウドKの在庫情報をリアルタイムに参照する。

◆受注時引当機能 ・最短発送可能日表示機能

電話受注とECサイトからの受注に関係なく、注文受付順に商品を出荷できる受注時引当機能と、在庫切れの場合、次の入庫予定をアラートし、顧客対応中のオペレーターが発送可能日を案内することができる最短発送可能日表示機能で、販売機会を逃さない。

◆企画サブ(放送日マスタ)機能

テレビやラジオ通販の場合、短い放送枠では、顧客が注文の際、商品名が不明で放送日や番組名、またはパーソナリティ名しか分からないこともある。これに対応できるよう企画サブ機能を加えた。この機能を利用し、同じ番組の放送日時違いによる注文数分析などにも活用できる。

◆一時在庫確保機能

テレビ通販の場合、放送開始直後から急激な電話注文とECサイトからの注文が殺到し、在庫の取り合いになるケースが頻発する。電話注文をされる顧客が通話中に在庫切れが起こることの無いように、オペレーターが商品をクリックした時点で在庫を確保でき、オペレーターはお客様情報を慌てずに入力することが可能だ。これにより、顧客の満足度向上や売上拡大に寄与する。

在庫連携やオペレーター対応効率化に威力

在庫連携やオペレーター対応効率化に威力

同社では、サービス提供の背景として次のように述べている。

「EC市場が拡大する中、テレビ通販もいまだ中高年者層を中心に多くの支持層を持つチャネルの一つです。現在ではECサイトとの並行販売が主流となっており、テレビ通販とECサイトのリアルタイム在庫連携やオペレーターの顧客対応効率化等の課題が顕在化しています。インターファクトリーとFutureRaysはこのような事業者様の課題を解決するため、クラウドコマースプラットフォーム『ebisumart』と、通販基幹システム『クラウドK』が連携し、テレビ通販向けサービスの提供を開始しました。これにより、『ebisumart』にてECサイト構築を行い、『クラウドK』を通販基幹システムとして導入した事業者様は、テレビ通販などによる電話注文とECサイトのリアルタイム在庫連携や、オペレーターの顧客対応効率化が期待できます」

また先行導入事例として、朝日放送グループ、株式会社エー・ビー・シー メディアコムに導入済みで、テレビ通販向けサービスの実装及びリリースを行っているという。今後の導入促進にも注目と言えそうだ。

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