AnyMind GroupとBloom&Co.が業務提携、日本企業のアジア進出を包括支援

ECのミカタ編集部

AnyMind Group株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:十河 宏輔)と株式会社Bloom&Co.(本社:東京都渋谷区、代表取締役:彌野 泰弘)が業務提携をすると発表した。

消費市場としてのアジアの重要度が増大

近年、世界の中でも消費市場としてのアジアが重要度を増しており、中国や韓国、日本だけでなく、タイやベトナム、インドネシア、フィリピン、シンガポール、マレージアなど東南アジア諸国の市場が急速に成長している。そのため企業にとっては、日本国内にとどまらず、成長ポテンシャルの高いアジア市場への事業展開が成長の一つの鍵となっている。

一方で、特に東南アジアにおいては、複数の言語や宗教、価値観や習慣が異なる市場となっており、各国の経済水準や消費志向に合わせた事業・マーケティングの展開は多角的な領域の知見を要するため、企業のアジア進出において大きなハードルとなっている現状がある。

AnyMind GroupとBloom&Co.が提携

そうした背景を受け、今回、一部上場企業からスタートアップ企業まで、顧客インサイト起点のマーケティング戦略策定と実行で「顧客への価値創造と価値伝達による売上と投資対効果を上げるマーケティング」支援を行ってきたBloom&Co.と、これまで東南アジア市場を中心に様々な個人と企業データ活用による支援(戦略設計・オンライン広告・インフルエンサー活用など)を行ってきたAnyMind Groupが業務提携に至った。

マーケティング領域の支援にとどまらず、世界で新たな生活様式への移行が進む中、その利用が急速に普及しているEC・D2C領域において、アジア諸国への越境ECの展開や各国における物流まで、両社が包括的に支援するという。

日本企業のアジア進出をシームレスに支援

今回の連携により、両社はテクノロジーを活用した日本企業のアジアへの事業展開をシームレスかつスピーディに実行し、短期的な売上や投資対効果の最大化のみならず、複雑な習慣・環境を持つアジア各市場における継続的な事業売上の向上とブランド力の強化を支援していく構えだ。

また、生産・EC構築・マーケティング・物流をワンストップで支援するAnyMind GroupのソフトウェアとBloom&Co.の顧客インサイト起点の戦略設計・実行の強みを活かして、マーケティング領域にとどまらず、商品やブランドの海外におけるモール出店・EC展開・物流までサプライチェーン全体を包括的に支援する。

消費市場が成熟し、人口減少局面を迎えている日本では、消費のパイは縮小し続けるばかりだ。一方海外に目を向けると、世界最大の人口を抱える中国だけでなく、世界4位の人口を抱えるインドネシア、急激な経済成長を遂げるベトナムなど、魅力的な市場が広がっている。

日本企業にとって海外進出の重要性は言わずもがなだが、いざ海外展開をするとなると、宗教や習慣の違いといった壁が立ちはだかるのも事実だ。

すでに世界13市場で事業を展開しているAnyMind Groupと、顧客インサイトを起点としたマーケティング戦略の策定と実行で実績のあるBloom&Co.がタッグを組むことにより、新たな成功事例が生まれることを期待したい。

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