【博報堂プロダクツ×STRATACACHE】リアル店舗の買物体験を向上させるソリューション提供へ

ECのミカタ編集部

株式会社博報堂プロダクツ(本社:東京都江東区、代表取締役社長 岸 直彦)は、STRATACACHE社(ストラタキャッシュ 本社:米国オハイオ州デイトン、CEO:Chris Riegel、以下STRATACACHE)と日本初のソリューション・パートナー契約を締結した。

両社共同でラボを開設

総合制作事業会社の博報堂プロダクツは、米国のリテールテクノロジー大手STRATACACHE社と日本初のソリューション・パートナー契約を締結した。これにより、STRATACACHE社および傘下企業が有する、日本未導入の様々なプロダクトやソリューションを、世界各国の店頭で導入・運用してきたナレッジや実績とともに、日本国内のリアル店舗に導入していくとしている。

STRATACACHE社のソリューション提供を推進するにあたり、両社共同で博報堂プロダクツ本社内に「Shopper DX Experience Lab™」が2021年8月6日に開設された。同ラボは、店舗へのリテールテクノロジー導入を検討される担当者に、新しい買物体験を体感してもらうことで、サービスのより深い理解を図るとともに、各社が目指される理想的な買物体験をともに創り出す、共創の場としていくという。

より良い買物体験を創る

より良い買物体験を創る

同社は、展開第一弾として次のようなソリューション体験を展開するという。今回導入するソリューションの多くは、これまでの店舗スタッフによる接客や、紙の販促物による商品理解の促進などを、デジタル化することで「より早く、深い商品理解の促進」「省人化」「作業効率化」「サービス品質の向上」を実現する買物体験DXソリューションとなっている。

また博報堂プロダクツは、オンラインとオフラインをシームレスに繋ぎ、来店客の好みに合った最適な買物体験を実現するために、「Shopper DX™」構想を掲げ9つのテーマに沿った課題解決ソリューション拡充を進めるとのことだ。

ECとのコネクトに期待

ECとのコネクトに期待

博報堂プロダクツは「Shopper DX™」構想をかかげており、今回の契約締結はその取組の一環だという。コロナ禍の長期化により、日本国内においても「店舗の滞在時間を減らしながらも、スムーズな買物体験を提供したい」「従業員の労働時間を減らしながらも、サービス品質は高めていきたい」など、テクノロジーを活用した店頭DX化のニーズが急速に拡大している。

博報堂プロダクツが従前より培ってきた高いクリエイティビティと、多様な顧客接点において生活者を買物行動へ動かし「顧客化」する知見や実績に加えて、STRATACACHEグループが有する海外で実績のある最新DXソリューションを掛け合わせることで、買物体験の価値を高め、様々な小売業の課題解決に貢献し、日本でのリテールマーケティング分野におけるリーディングカンパニーを目指すとのことだ。

今回はリアル店舗にフォーカスしたソリューションの提供に留まっているが、今後EC分野にいかにコネクトしていくのかにも注目と言えそうだ。

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