AnyLogiが楽天に対応 複数チャネル在庫を一元管理可能に

ECのミカタ編集部

AnyMind Group株式会社(読み:エニーマインドグループ、代表取締役CEO:十河 宏輔)は、同社の「AnyLogi(エニーロジ)」が「楽天市場」に対応したことを公表した。

初期費用0円、従量課金

AnyMind Groupの物流管理プラットフォーム「AnyLogi(エニーロジ)」が「楽天市場」に対応した。同社は、これにより「楽天市場」を含む複数の販売チャネル間の在庫の一元管理が可能となり、EC物流における一貫した業務の自動化・効率化を推進するとしている。また「AnyLogi」は、初期費用0円で受注件数に応じた従量課金制で利用でき、初期費用・運営店舗数や商品点数による追加費用は発生しないという。

◆料金体系

※料金体系は2021年11月1日時点のもの。料金に関する最新情報は公式サイトを要参照。
※すべて税別。
※月間出荷量が500件未満の場合、別途費用発生あり。
※ポスト便のサイズ「角形A4サイズ(31.2cm×22.8cm)以内、厚さ2.5cm以内、重さ1kg以内」。

「AnyLogi」提供機能

◆自動的に受注情報を取り込み、管理画面で入庫・保管・出庫を一元管理

アプリをインストールし、商品を「AnyLogi」提携倉庫に送れば、すぐに「AnyLogi」の利用を開始することができる。楽天市場から自動で受注情報を取り込み、入庫・保管・出庫などの情報をステータス別にリアルタイムで確認することが可能だ。

◆複数の販売チャネル間での在庫の一元管理

「Shopify(ショッピファイ)」や「楽天市場」をはじめとする、複数の販売チャネルでのECカートの連携により、倉庫の実在庫数を各ネットショップに自動で反映することができる。これにより、販売チャネルごとの在庫管理の手間を省くことができる他、複数の販売チャネル間の重複販売を防ぐことが可能だ。

◆物流パートナーとの連携により効率的な物流システムを提供

物流パートナーとの連携により、追跡番号を自動反映し、リアルタイムで配送ステータスを確認することができる。また、購入後の受取拒否や長期不在の場合、商品を自動で倉庫に返送し在庫として計上することができるため、販売機会の損失の防止につながる。

複数チャネル在庫をシームレスに管理

複数チャネル在庫をシームレスに管理

公表に際して同社では次のように述べている。

「『AnyLogi』は、国内外のECカートと物流パートナーをネットワーク化することで、商品管理から入出庫指示含む在庫管理・出庫管理、決済確認・返品対応・カスタマーサポートまで、全ての物流業務を1つのプラットフォーム上で管理することのできる、D2Cブランド・EC事業者に特化した物流管理プラットフォームです。

昨今、EC事業を展開する事業者が抱えている課題の1つが、複数のプラットフォームやチャネルにおける個別在庫管理です。複数のECストアで商品を販売する事業者にとって、ECストアごとに在庫を管理しなければならず、これまで多くの工数やコストがかかり、物流における作業が煩雑化していました。

そうした課題を解決すべく、この度『AnyLogi』は、幅広い商品を多くの企業が展開している、日本最大級のインターネット・ショッピングモール『楽天市場』に対応。受注情報を自動的に取り込み、入庫・保管・出庫などのステータスの一元管理、実在庫数の一元管理を実現しました」

今回の楽天対応により、EC物流で頻発する長期不在・受取拒否・返品の際に発生する倉庫への返却在庫をシームレスにシステム上に反映し、ECストア上の在庫として取り扱うことが可能となった。

また、複数の販売チャネル間で自動的に在庫情報を連携することにより、販売機会損失の防止を図ることが可能となる。販売から物流までの煩雑的な工程を自動化・効率化することで、EC展開をする多くの事業者が抱える課題の解決に貢献することになりそうだ。

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