パーソルグループがネットスーパー事業に本格参入 5年で3,000人の雇用創出をめざす

ECのミカタ編集部

パーソルフィールドスタッフ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:佐々木 徹、以下「パーソルフィールドスタッフ」)は、買い物代行サービスのサポートを開始することを公表した。

2月16日より開始

総合人材サービスのパーソルグループで作業・製造・建物管理職の人材派遣・アウトソーシング事業を手掛けるパーソルフィールドスタッフは、買い物代行サービスのサポートを開始することを公表した。

地域密着型の買い物代行(ネットスーパー)サービス「ツイディ(twidy)」を運営するダブルフロンティア株式会社(代表取締役:八木橋 裕、本社:東京都中央区、以下ツイディ)と協業し、第1号として2月16日より文化堂ウィラ大井町店にてサービスをスタート。「ピッキングクルー」および「デリバリクルー」をパーソルフィールドスタッフが担当するという。

<文化堂 ウィラ大井店>
住所:東京都品川区勝島1-6-16 ウィラ大井2F
営業時間:10:00〜22:00(日曜のみ9:00〜22:00)
アクセス:東京モノレール「大井競馬場前駅」徒歩3分 / 京浜急行「立会川駅」徒歩8分

目利き力の高いスタッフを積極的に採用

目利き力の高いスタッフを積極的に採用

パーソルフィールドスタッフがピッキング&デリバリクルーを担当することのメリットとして同社では次のように述べている。パーソルフィールドスタッフの強みである「人材スキルを見極める力」を活かし、オーダーされた商品を選定する「ピッキングクルー」については目利き力が高い主婦を積極的に採用していくとしている。また、これまでの現場への教育経験を活かしてレベルの高い「デリバリクルー」を育てていく予定とのことだ。

◆「仕事開始時の導入研修」

・職場のマナーと守るべきルールの徹底
・指示の受け方や報告の仕方についてのレクチャー
・SNS利用・PC取り扱いについての学習(ソーシャルメディアの利用によるトラブル防止)

◆「就業中のキャリアアップ支援」

・資格支援制度
・定期教育訓練(自身のキャリア形成に必要なコースを選択して受講)
・職務経験の振り返り面談(年1回)
・キャリアコンサルティングの提供

5年で3,000人の雇用を創出する

同社はサービス開始の背景として次のようい述べている。長引くコロナ禍の影響により、「おうち時間」を楽しむニューノーマルなライフスタイルとして、買い物代行サービスの利用が増加、感染拡大防止のための自主隔離生活や、仕事・育児・介護などで買い物時間が取れない方へのサービスとしても活用が進んでいる。

その中でも、「ツイディ」は、地域密着型お買い物代行(ネットスーパー)サービスとして、直近3ヵ月のサービス利用数が1.5倍に伸長するなど利用者を増やしつつある。「ツイディ」は、スーパーマーケットと消費者をつなぐオンラインプラットフォームであり、店舗の商品棚からピッキングし配達まで行う“フィールドワークに強い企業”との連携を進めてきた。

一方、「すべての“はたらく”が、笑顔につながる社会を目指して」というビジョンを掲げるパーソルグループのなかで、「物流」「軽作業」「ものづくり」などを中心に日本のあらゆる現場を応援してきたのがパーソルフィールドスタッフだ。

まずは、パーソルフィールドスタッフの拠点がある1都3県で展開し、いずれは全国にもこの協業体制を展開していくことで「働く人の買い物をサポートする」だけでなく、「空き時間を有効に活用して働きたい人」にも貢献していくとしている。

今回の1店舗目を皮切りに、今後3年で100店舗1,000人の雇用を目標に進めていくとのことだ。パーソルフィールドスタッフでは、ニューノーマル、ウィズコロナ時代における新たなビジネスサポートとして、「ツイディ」のラストワンマイル配送サポートに留まらず、今後、非接触・無人型ビジネスをサポートするフィールドワーカーを5年で3,000名確保し、新たな雇用機会を創出することしている。

近年、ネットスーパーのサービスは広がりを見せているが、現在は業界として、大都市部を中心とした一部地域対象の限定的なサービス展開に留まっている。今回、人材大手の参入により、業界全体として、さらにサービスエリアや内容に広がりがもたらされるか大いに注目と言えそうだ。

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