食べチョクが生産者の広報サポートを強化、勉強会開催などで発信のノウハウを伝授

ECのミカタ編集部

日本最大の産直通販サイト「食べチョク」を運営する株式会社ビビッドガーデン(本社:東京都港区、代表取締役社長:秋元里奈)は、生産者に対する広報サポートを強化すると発表した。

食べチョクがオンラインで開催している生産者の学び合いの場「食べチョク学校」において、メディアや社会に対して商品の魅力をわかりやすく伝えるための発信方法やメディア動向など、明日から活かせる広報術を学べる勉強会を開催する。そのほか、メディアとの取材調整などのやりとりを食べチョク広報が支援することで露出効果を最大化し、生産者のファンづくりをサポートするという。

「商品のアピール方法がわからない」の声

現在、6,500軒を超える生産者が食べチョクに登録しており、生産者から「商品をうまくアピールしたいが、やり方がわからない」「もっと多くの方に食材を食べてもらいたい」などの声が寄せられていた。

そこで、食べチョク広報の知見を活かし生産者の広報活動をサポートしたいと考え、本取り組みの開始に至ったという。

生産者に対する3つの広報サポート

食べチョクによる生産者への広報サポートは、おもに勉強会と情報発信、メディアとのやり取りのサポートの3つからなっている。

①生産者向け広報勉強会を開催(状況に応じて随時開催)
食べチョクに登録している生産者が、産直通販の基本やファンづくりの秘訣などをオンラインで学べる「食べチョク学校」の一環で広報勉強会を開催する。

・基本編:広報の役割や必要性、SNSの活用法、プレスリリースの効果など、他生産者の事例をもとに初めてでもできる広報の基本を伝える。
・応用編:プレスリリースの書き方やメディアとのコミュニケーションのコツなどを、食べチョク広報の取り組み事例を踏まえて伝授する。

②広報活動に役立つ情報を発信(月1回程度)
勉強会の案内やネタ募集、生産者の広報事例などをまとめたお役立ち情報を、メールマガジンやFacebookグループで配信する。

③メディアとのやりとりをお手伝い(随時)
メディア(テレビ局)との取材調整のやりとりを、食べチョク広報が支援する。

これまでのサポート事例

生産者に対する広報サポート強化に先立って、すでに下記のような事例がある。

◆Koike lab.(岐阜県)・もりやま農園(青森県)
規格外の食材をふんだんに使ったお菓子やドリンクを出品するなど、生産者の食品ロス削減の取り組みをサステナブルに関心のあるメディアに提案し、メディア掲載につなげた。

▼記事URL
https://more.hpplus.jp/influencers/blg/waka/l-news/72168/2/
https://more.hpplus.jp/influencers/blg/waka/l-news/72361/1/

◆松島牡蠣屋(宮城県)
「めざましテレビから取材依頼が来たけど、どうしたらいいか分からない」と相談があったため、食べチョク広報がディレクターとの当日までのやりとりを代理で対応した。

生産者が消費者や社会に向けて広く食材や商品をアピールするためには、マーケティングやPRの発想が重要になってくるが、多くの生産者は「発信力を高めたくても、具体的に何をすればいいかわからない」「勉強しようにも、教えてくれる人がいない」というのが実情ではないだろうか。

売場を提供するだけでなく、広報にまで踏み込んだ食べチョクの生産者支援の取り組みが、生産者がより輝ける「新しい農業」の実現につながることを期待したい。

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