キャッシュレスはEC・通販サイトでの利用が最多【アルファノート調査】

ECのミカタ編集部

アルファノート株式会社(本社:東京都新宿区、社長:川端一行、以下「アルファノート」または「同社」)は、20代~50代の男女1,000名を対象に、キャッシュレス決済の利用に関するアンケート調査を行い、その結果を公表した。ここではその概要についてポイントを絞って見て行く。

調査概要

調査名称:サブスクサービス関する意識調査

調査方法:インターネット調査

調査期間:2022年9月9日~9月10日

有効回答:全国の20代~50代男女 1,000名

日常でキャッシュレス決済を最も利用しているのは50代

日常でキャッシュレス決済を最も利用しているのは50代

日常でキャッシュレス決済を「よく利用している」と回答したのは全体の45%、「利用している」「たまに利用している」を合わせると、日常的にキャッシュレス決済を利用しているのは80%となった。年代別で見ると、50代が最も利用していた。

また店舗などにおける対面決済において、最も利用する決済サービスは「クレジットカード決済」で全体の37%を占めた。次点は「現金支払い」が29%と、「QRコード決済」や「電子マネー決済」よりも利用率が高い結果となった。

QRコード決済の利用率トップはPayPay

QRコード決済の利用率トップはPayPay

全体ではクレジットカード決済の「VISA」ブランドが最も利用されているという結果となった。QRコード決済に絞ると、「PayPay」が最も多く、「楽天Pay」、「d払い」がそれに続いた。

またキャッシュレス決済を利用したことがある場所は、コンビニやスーパーマーケットなど、各種キャッシュレス決済に対応している施設が全体の約8割という結果とだった。

キャッシュレス決済が利用できず困ったことがある場所については病院・薬局最も多く、全体の2割強を占めました。飲食店と駐車場・駐輪場がそれに続いた。

キャッシュレスは、EC・通販サイトでの利用が最多

キャッシュレスは、EC・通販サイトでの利用が最多

オンライン上での非対面決済において、最も利用されているのは「クレジットカード決済」となり、他のサービスと比較しても圧倒的な利用率を示した。

またオンライン上でのキャッシュレス決済の利用について、最も多いのはEC・通販サイトでした。その他、チケット予約や旅館・ホテルの予約での事前決済に多く利用されていることが分かった。

さらにキャッシュレス決済への意見や要望をフリーアンサー方式で質問をしたところ、決済サービスの普及についての要望が多い結果となった。

具体的には「通勤定期の購入にQRコード決済が利用できるようにしてほしい」「賃貸マンションにクレジットカードが使えないのが不便」「地方都市に行った際に不便を感じたため、都市部以外でのキャッシュレス決済の普及率を上げてほしい」など、具体的な利用場所や都市部と地方都市部のギャップを失くしてほしい、という要望が目立った。

決済サービスの種類に関しても「店舗ごとに利用できる決済サービスが違うため、様々な決済サービスを使えるようにする必要があり不便」という、決済サービスの多さ故の不便さについての意見も多く見受けられた。

その他には、情報漏洩などのセキュリティ面や、通信障害が起きた際にスマホでの決済が出来なくなるリスクについて不安視する意見もあった。

サマリー

このように20代~50代の男女を対象としたキャッシュレス決済利用についての調査結果が示された。キャッシュレス決済は、ポイント還元があるサービスが多く財布の中身を気にせず利用できるという便利な点がある。

その一方で、決済サービスが乱立したこと、店舗ごとで利用できる決済サービスが異なることから、全ての決済をキャッシュレスで行いたいユーザーは不便を感じているようだ。ECにおいてもサイトからの離脱や「カゴ落ち」を回避するためにも、より幅広い決済手段に対応することが求められそうだ。

引用元:アルファノート株式会社(https://www.alpha-note.co.jp/

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