シニア世代はECで月あたりいくら買っている?【オースタンス調査】

ECのミカタ編集部

株式会社オースタンス(本社:東京都渋谷区/代表取締役社長:菊川諒人、以下「オースタンス」または「同社」)は、国内最大級のシニア向けSNS『趣味人倶楽部』(しゅみーとくらぶ)を運営するとともに、シニア層向けに事業を展開される数多くの企業へ事業開発支援を一気通貫で支援している。今回、同社は45歳以上のシニア約1200名を対象に、シニア世代のネットショッピングの利用状況と意識について調査を実施し、その結果を公表した。ここではその概要についてポイントを絞って見ていく。

調査概要

・調査名:ネットショッピングに関するアンケート
・調査方法:Webアンケート
・調査対象:「趣味人倶楽部」45歳以上の会員
・有効回答数:1220人
・調査日:2023年7月12日~7月21日

96.2%がECの利用経験あり

96.2%がECの利用経験あり

「ネットショッピングを利用したことはありますか」という質問に対して96.2%が「はい」と回答した。また、ネットショッピングを利用したことがある回答者のうち、60代のスマホ利用率が90%を超える中、ネットショッピングに関してはパソコンを利用するシニアが82%と多い結果なった。

どのECサイトで買う?

どのECサイトで買う?

次にネットショッピングを利用したことがある回答者のうち、主な商品購入先はグラフのようになった。Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングなどの大手ECプラットフォームが依然として人気だった。その他のフリー回答では、モノタロウやヨドバシカメラ、オークションサイトなどが挙げられた。

48%超、月に1万円以上ECで消費

48%超、月に1万円以上ECで消費

1ヶ月のECでの消費金額は1〜3万円未満が最も多く、次いで1~5千円未満の回答となった。月に1万円以上ネットショッピングで消費活動を行っているシニアは全体の48%と、シニアがネットショッピングでの購買に対して、抵抗がなくなってきているとも見てとれる。

新型コロナウイルスの影響でシニアのネットショッピング利用は加速したと言われているが、数値の上でもそれが証左される結果となったようだ。またクーポンやキャンペーン、実店舗より安く購入できるといった価格面よりも、簡単で手間が掛からないことや、24時間いつでも注文できる、といった「利便性」が、ネットショッピングの利点として感じられているようだ。

サマリー

調査結果から、96%以上のシニアがネットショッピングを利用したことがあり、48%が月に1万円以上消費していることなどが明らかとなった。60代のスマホ利用率が92%に達した現在、シニア世代においても購買行動のデジタル化は進んでいる。

今回の結果からも、シニアにおいてもEC利用は確実かつ広範囲に渡っており、ネットショッピングの利便性を享受するシニアの姿が浮き彫りとなった。コロナ禍を経て、シニア層でのネットを通した購買行動は、今後も広がることになりそうだ。


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