W2、データとAIを統合する「W2 SmartHub」を正式リリース
W2株式会社は2026年9月15日、ECを「商品を売る場所」から「顧客の商品選びを支援し、売上を生み出すメディア」へ進化させるAIエージェント基盤「W2 SmartHub」を正式リリースした。
メディア施策を売上につなげるための基盤
「W2 Commerce」がECサイトの販売・運営を支えるプラットフォーム。対して「W2 SmartHub」は、その上でデータとAIをつなぎ、メディア施策を売上につなげるためのAIエージェント基盤として機能する。
W2は第一弾として、以下のAI機能を提供すると発表した。
◆売上データから「作るべきコンテンツ」を発見
▷商品別の販売・閲覧データをAIが分析し、「見られているのに売れていない商品」などから、必要なコンテンツを企画・制作する。
◆レビュー・SNSなどの顧客の声を購買につなげる
▷顧客の投稿やレビューをAIが分析し、商品購入の参考となるコンテンツを選定。コンテンツを見た顧客と見ていない顧客のCVRを比較し、購買への貢献度を検証する。
◆顧客視点の商品探索を実現
▷商品やコンテンツをAIが解析し「利用シーン」「悩み」「購買動機」などのタグを自動生成。カテゴリだけでは見つけにくかった商品との、出会いを創出する。
◆顧客ごとに最適な商品・コンテンツを提案
▷購買履歴や商品属性などをもとに、顧客ごとに商品やコンテンツをレコメンド。A/Bテストによる検証を通じて継続的に精度を高める。
AIプラグインを段階的に展開
メディアコマースとは、ECを単なる販売チャネルではなく、顧客の商品理解や商品選択を支援するメディアとして活用し、その情報接点を購買・売上につなげる考え方である。
単にコンテンツを増やすのではなく「知る→理解する→選ぶ→購入する」という顧客の行動をデータで捉え、メディア施策を継続的に売上へつなげるコマースを実現する。
今回リリースされた「W2 SmartHub」は、EC・店舗・基幹・メディアなどのデータを統合し、AIが「何を伝えるか」の企画からコンテンツ制作、公開、効果検証、改善までを支援する。

※画像元:W2、ECを「売る場所」から「売上を生み出すメディア」へ(W2株式会社)
10月に追加AIプラグインのリリースを予定
W2は2026年10月を目途に、今回提供するAIプラグインに加えて、メディアコマースをさらに進化させる追加AIプラグインのリリースを予定している。
第一弾で実現する「コンテンツを作る・届ける・商品とつなげる」機能に加え、第二弾ではAIによるデータ活用・顧客理解・施策改善などの領域へと機能を拡張。
最終的には、「知る」→「理解する」→「興味を持つ」→「選ぶ」→「購入する」→「効果を検証する」という顧客行動を一つのデータ基盤上で捉え、AIによって継続的に改善する仕組みを目指すとした。
同社は「AIプラグインを段階的に拡張することで、ECを単なる販売チャネルではなく、顧客の商品選びを支援し、継続的に売上を生み出す『メディア』へ進化させる『メディアコマース』を推進してまいります」とコメントしている。
メディアコマースの実現に必要となるAIプラグインを段階的に展開する、W2の動向に注目が集まる。


