フェデックス、FedExインポートツールに関税・諸税の支払い機能を統合 対象地域も拡大

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ECのミカタ編集部

フェデックス、アジア太平洋地域でデジタル輸入ツールの機能を拡充  通関手続きと支払い機能を新たに搭載

フェデラル エクスプレス コーポレーション(以下、フェデックス)は2026年10月14日、FedExインポートツールに関税・諸税の支払い機能を追加し、提供地域をアジア太平洋地域の9市場に拡大したと発表した。

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輸入に関わる主要業務を一元管理

FedExインポートツールは、フェデックスの幅広いデジタルソリューションの1つ。これらのソリューションは、輸出入を行う顧客の国際輸送や通関手続きの簡素化を目的としている。

本ツールは現在、アジア太平洋地域の9市場(オーストラリア、ニュージーランド、日本、韓国、フィリピン、シンガポール、インドネシア、マレーシア、タイ)で利用できる。

フェデックスはFedExインポートツールの機能として、次の内容を挙げている。

◆輸入通関手続きの一元管理
◆貨物および通関状況のリアルタイムでの可視化
◆対応が必要な際の通知
◆通関関連書類および情報のデジタル提出
◆関税・諸税のデジタル決済機能の統合
◆通関書類のダウンロード


今回の機能拡充により輸入を行う顧客は、書類提出から通関手続き、貨物追跡、関税・諸税の支払いまで、輸入に関わる主要業務を単一のデジタルプラットフォーム上で一元管理できるようになった。

通関手続きに関する要件に先手を打って対応

フェデックスによると、2026年第1四半期におけるアジア太平洋地域向けの輸入取引量は約15%増加(※1)。また、同地域の企業の3分の1以上が、混乱リスクの軽減に向けて、複数のサプライチェーンを並行して運用しているという(※2)。

輸入量の増加とサプライチェーンの複雑化が進む中、通関手続きは、サプライチェーンの継続性と適正在庫の維持を支える重要な要素となっている。

必要な書類や情報が不足していたり、支払いが完了していなかったりすると、貨物が引き渡されない場合がある。

FedExインポートツールは、より効率的なデジタル環境を通じて、輸入を行う顧客がこうした要件に先手を打って対応できるよう支援する。

安心して越境取引を進められるよう支援

フェデックスアジア太平洋地域社長のサリル・チャリ氏は、本件について次のようにコメントしている。

「現在、企業は、市場ごとに異なる通関規制、必要書類、輸入手続きに対応する中で、ますます複雑化する環境に直面しています。こうした要件が継続的に変化する中、お客様には、輸入通関プロセスをよりシンプルで透明性の高い形で管理できる手段が求められています。機能を強化したFedExインポートツールは、輸入プロセス全体の可視性を高め、お客様による管理を強化します。これにより、企業がより安心して越境取引を進められるよう支援します」

FedExインポートツールは通関書類の正確性を高め、より円滑な通関手続きを後押しするAI機能も搭載されている。輸入業務効率化とプロセスの可視性向上を支援する取り組みとして、今後の動向に期待が寄せられる。

※1:World Trade Organization July 2026
※2:Economist Enterprise Trade in Transition Report 2025