潜入レポート!楽天が提案する“カレー”なるお中元。
楽天「ご当地カレー百景!」で日本を“カレー”に魅せる!
会場内に響く「美味しい」のひと声。数々のカレーを堪能し、満足げな一般消費者のものだった。楽天株式会社(代表取締役会長兼社長 三木谷浩史 以下、楽天)は一部の消費者を集めて、東京渋谷区の外苑前アイランドスタジオで、カレーの試食会を行い、記者も潜入させていただいた。この試食会における楽天の真の狙いは、どこか。それは、「カレー」を楽天市場における「今年のお中元商品」として提案したい、という意向にある。
実際、中元・歳暮の市場は約6兆円と言われ、例年横ばい。ところが、楽天市場における中元の流通の伸びは、中元特設サイト開設して以来、10年間で18倍の伸びを示している。一方、カレーは6〜8月の夏場で売り上げが一気に伸びる商材で、ピーク時の売り上げは過去6年で3倍以上に拡大している、という。中元のニーズに答えつつ、その時期に一気に売り上げが伸び、お客様に求められているものとして、カレーの実績に着目し、「カレーにお中元を」という結論にたどりついたのだ。
フードコーディネイター渡邉未央さんのユーモア溢れるカレーな作品など
どんな商品があるのだろうか。例えば、北海道の流氷カレーは海の香りがするようで、日本ならではの雰囲気がしっかり醸し出されている。それぞれのカレーは、そのテイストによって味が異なるものの、素材であったり、旨味であったり、それぞれの個性を失わず、魅力を提供しており、そのカレーの万能ぶりに、ただ脱帽。他にも「戸紀屋 こだわり牛すじカレー」は、プルプルした牛すじが口の中でとろけるように広がり、まろやか、美味しいものが多い。
さらに面白い試みとして、楽天で売られているご当地のカレーを使って、その地方に風景をモチーフにした、ランチプレートを披露した。このプレートは、フードコーディネイター渡邉未央さんによって考案されたもので、会場内で大きな反響を集めていた。渡邉さんは「その地方の風景を思い浮かべて、構想2週間。食材のヒントは日常にあって、スーパーに並ぶお馴染みの食材です。一番手がかかったのは、(宮島牡蠣カレーをベースにして、その地方の風景を象った)宮島カレーですね(TOP写真)。鹿の角の部分、どうしようかなって考えた末、舞茸にしました。雰囲気出ていますよね」と微笑んだ。艶やかなカレーライスが現場に華を添えていた。
楽天のこうした取り組みでライトなお中元としてカレーが選ばれるようになるか、注目したい。ネットらしい提案の仕方で、お中元のような古くからある文化を、素敵にアレンジする楽天。何年か先には、カレーがお中元の定番になるかもしれない!?
カレー以外のお中元候補が気になる方は、
ご当地総研もあわせて見ると、参考になります!
http://ecnomikata.com/ecnews/detail.php?id=5457