レインウェアの不満、1位は「蒸れ」「通気性が悪い」 オンワードホールディングス調査
株式会社オンワードホールディングスのコーポレートコミュニケーション室は2026年6月3日、「猛暑化する梅雨におけるファッションの意識調査」の結果を発表した。
調査概要
◆調査主体:株式会社オンワードホールディングス コーポレートコミュニケーション室
◆調査方法:インターネットアンケート
◆調査システム:knowns
◆調査対象:全国の20代から70代の男女
◆調査人数:641名
◆調査期間:2026年5月25日
◆出典:猛暑化する梅雨におけるファッションの意識調査(株式会社オンワードホールディングス)
ニーズは「濡れ対策」から「蒸れ対策」へ
本調査では「数年前と比較して梅雨時期のファッションに関する困りごとや不満は増えましたか?」と質問。「非常に増えた(14%)」「やや増えた(40%)」を合わせると、54%が困りごとや不満の増加を感じていると回答した。
続いて「梅雨時期のファッションに関して、困った経験を具体的に教えてください」と質問。「蒸れて暑かった、ベタついた(58%)」が最多だった。「服が乾きにくかった(57%)」「靴や足元が濡れて不快だった(56%)」「服が濡れて不快だった(52%)」を上回った。
このことから、「濡れ対策」から「蒸れ対策」へのニーズシフトがうかがえる。

「汗・湿気対策」が新たな需要に
「近年の梅雨時期の気候変化により、ファッションの考え方や選び方に変化はありましたか?」という設問では、「はい、やや変化した(45 %)」「はい、大きく変化した(19%)」という結果に。合計すると、64%が変化を経験していることが明らかになった。
変化したと回答した411名に、「数年前と比較して、梅雨時期に“これがあったら良い”と思う機能性ファッションアイテムはどのようなものですか?」と質問。「速乾機能のある衣類(57%)」「通気性の良い衣類(49%)」が高く、蒸れ・汗への不快感を解消するための機能性志向への転換が進んでいることがうかがえる。

梅雨時期のレインアイテム(レインコート・傘・レインシューズなど)への不満を聞いた設問では、「蒸れる・通気性が悪い(52%)」が最多に。「重い・かさばる(43%)」「価格が高い(33%)」「デザインが単調でファッション性が低い(25%)」を上回った。
この結果についてオンワードホールディングスは「雨に濡れないことは一定のレベルが達成されている一方、着用中の蒸れや不快感への不満が顕在化しており、『防水+通気性』を両立したアイテムへのニーズが高まっていることが読み取れます」とコメントしている。

機能とデザインが「両立した商品」が求められる
「梅雨時期のファッションアイテムに機能性だけでなくデザイン性も兼ね備えている場合、通常より多少価格が高くても購入を検討しますか?」と質問。
「はい、積極的に検討する(34%)」と「内容によるが、検討する(59%)」を合わせると93%が購入を前向きに検討すると回答した。

オンワードホールディングスは本調査結果について「梅雨時期の気候変化が生活者のファッション意識に大きな影響を与えており、『濡れない』から『蒸れない・快適に過ごせる』へとニーズが変化していることが明らかになりました」とコメントしている。
梅雨時期のファッション需要は、防水性だけでなく通気性や速乾性などの快適性へと関心が広がっている。商品拡充や展開の参考にしたい。


