ライザップ「メルカリチャンネル」でライブコマース開始。双方向コミュニケーションをWEB上でも

ECのミカタ編集部

ライザップ「メルカリチャンネル」でライブコマース開始

 RIZAP株式会社(本社・東京都新宿区)は、フリマアプリ「メルカリ」のライブ配信機能「メルカリチャンネル」でのライブコマースを2018年2月22日(木)より開始すると発表した。初回配信ではRIZAPの新商品であるEMS「3DShaper」を独占先行発売する。

 メルカリチャンネルがサービス開始以来話題を集めている。メルカリチャンネルは「メルカリ」内の新サービスとして、ライブ配信で商品の販売や購入が可能となる機能だ。

 ライブ配信中のコメントやリアクションを通して、視聴者と販売者が相互にコミュニケーションをとることができる。写真や文章だけでは伝わりにくい商品の魅力をよりわかりやすく視聴者に届けることが出来ると好評だ。

 RIZAPグループである夢展望が法人向け「メルカリチャンネル」の第一号配信としてメルカリチャンネルを開始しており、衣服を着用したイメージやコーディネートなどを具体的に視聴者に見せながら販売することで、ライブコマースの利点を活かした販売実績をあげている。

 メルカリを利用する多数のユーザーに対し、双方向のコミュニケーションを通じて製品・サービスの訴求・販売を行うため、RIZAPグループ各社が「メルカリチャンネル」に取り組むこととなったという。

 RIZAPの初回配信(2月22日16時~)では、RIZAP初のEMS製品である「3D Shaper」を独占先行発売する。この初回配信では、メルカリチャンネル参入を記念して、特別セットを先着1名様にて販売する。他にもメルカリチャンネルだけのスペシャルシークレットセットが用意されており、配信中に内容が公開される。

 今後はRIZAPを始めとし、雑貨商品を販売するパスポート、インテリア雑貨の製造卸・小売事業を展開するイデアインターナショナルなどのグループ会社が随時参入していくとも発表している。

「モノを売る」ということを改めて考える

 通常のECでは、商品への不安要素を解消するための手段として「口コミや、他サイトへの検索」を行うことが多い。しかしライブコマースでは双方向コミュニケーションが発生するため、商品への不安要素を配信者へダイレクトにぶつけることができる。

 これはマンツーマンレッスンのRIZAPの得意とするところではないかと感じた。普段から双方向コミュニケーションを軸に展開している企業はユーザーの疑問に対しても的確に返答ができるし、購買に繋げる力量もあるのではないだろうか。

 ライブコマースが浸透してきた昨今。「モノを売る」ということを改めて考えていかなくてはならないフェーズに来ている。進み行く技術を駆使して、誰が、何を、どのように売るか。RIZAPが出した答えを参考にしながら、自社に落とし込んで再考してみてほしい。

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