「Live Shop!」×「オムニ7」×「日本テレビ」の連動で広がるライブコマースの可能性

ECのミカタ編集部

「Live Shop!」×「オムニ7」×「日本テレビ」の連動で広がるライブコマースの可能性

 ソーシャルライブコマース「Live Shop!」を運営している株式会社Candee(本社:東京都港区) は、セブン&アイが提供する総合通販サイト「オムニ7」及び日本テレビで放送されている通販番組「女神のマルシェ」と連動した「女神のライブショップ」を、2018年1月19日(金)10:26〜10:53にライブ配信すると発表した。

 やはりCandeeの勢いが加速してきている。昨年12月に24億5千万円の第三者割当増資を実施し、累計で40億5千万円を調達しており、今後の動きに注目が集まっていた。

 Candeeは「ソーシャルビデオ革命」を掲げ、自社でのソーシャルビデオプラットフォーム構想を進めてきた。そこで登場したのが、ソーシャルライブコマース「Live Shop!」だ。モデルやインフルエンサーといった出演者が、ライブ配信で流行のファッションやメイクなどを紹介し、気になったアイテムを視聴者がその場で商品を購入することができるという仕組み。

 その「Live Shop!」が「セブン&アイ」と手を組み、日本テレビで放送されている通販番組「女神のマルシェ」と連動させることで「オムニ7」の商品を紹介していく。

 「女神のライブショップ」では、地上波番組内での商品説明に加え、より詳しく違う角度からの商品説明や感想を伝えていく。ライブコマースならではのインタラクティブなコメントやアンケート機能で、視聴者は出演者に直接質問ができ、アプリ内で簡単に商品を購入する事が可能になる。

 さらに、同日10:54〜13:00には、オムニチャネルサービス「オムニ7」とLive Shop!とのコラボ番組もライブ配信されるという。

Candeeが加速させる「ネット時代の新しいカルチャーとスターの創造」

Candeeが加速させる「ネット時代の新しいカルチャーとスターの創造」

 「セブン&アイ」も良い所に目をつけているなと感じた。まずはテレビが持っているユーザー層に向けて配信し、興味を引く。今回の放送は「バレンタイン商品特集」ということで、購入はインターネットからでも店頭からでも受け付けられるだろう。

 そこに「Live Shop!」を挟むことによって、視聴者とインタラクティブに交流が図れる。このユーザーとの交流こそが、これからの時代においてかなり重要になってくるのだ。これこそまさに次世代のオムニチャネル化といって良いだろう。

 Candee単体でも企画から制作・配信までワンストップで行うことは可能だが、こうしてテレビやコンビニという生活インフラの部分とコラボレーションを行っていくことによって、ユーザーに「ライブコマース」を認知してもらうスピードを加速させることに成功している。

 そしてそれはCandeeがミッションとして掲げている「ネット時代の新しいカルチャーとスターの創造」を実現させる大きな要因となり得るはずだ。勢いを増すライブコマースという分野。その先頭をひた走るCandeeの一挙手一投足に注目しておかなくてはならない。

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