越境ECの発送・通関は難しい!と感じたら、まるっと任せられるUGXという選択肢

ECのミカタ編集部 [PR]

日本郵便株式会社 国際事業部長 久田雅嗣氏 日本郵便株式会社 国際事業部長 久田雅嗣氏

経済産業省のレポートによると、越境ECの市場規模は2020年に109兆円になるとされている。しかし商品の発送に苦慮したり、通関手続きの難しさに苦心したりする担当者は多い。あるいはその障壁の高さに二の足を踏み、始められずにいるEC事業者もいるだろう。ますます勢いを増す越境ECの勢いをさらに活性化させる配送サービスとはどういったものか。世界各地へセラーの商品を届けている、日本郵便株式会社国際事業部長 久田雅嗣氏にお話を聞いた。

世界各地とつながる郵便局のネットワーク

世界各地とつながる郵便局のネットワーク

商品をお客さまの手元に届けるまで、多くのプロセスが存在する越境EC。いくら市場規模が拡大しているとはいえ、ハードルが高いと感じる人が多いだろう。

「これまでも越境ECのセラーさまにはEMS(国際スピード郵便)や国際eパケットなどをご利用いただいていました。しかしアリババ等の中国越境ECマーケットプレイスやアマゾンFBA(フルフィルメント by Amazon)が急激に伸びてきて、さまざまな荷物やサービスへのニーズが高まってきた。そういったセラーさまの声にお応えするのが『UGX』(ゆうグローバルエクスプレス)です。」そう話す久田氏。

通関にかかる手間や支払いの難しさは、企業努力ではどうにもならない。FBAでは関税の着払いでの荷物の発送ができないし、中国の越境EC総合税を適用するには、これまでの国際郵便の通関の仕組みでは対応できないことがネックとなっている。

「各国の通関レギュレーションにどう対応していくか。あるいは各国でいかに優れたパートナー企業を見つけ連携していくか。それが越境EC物流のキモになってきます。我々はいいパートナーを見つけることができました。香港のレントングループと出資提携し、そこをベースに提供させていただいています。」と久田氏はいう。

世界の郵便事業体や航空会社と長く付き合っている同社では、世界各地を配送エリアとしてカバーしている。その上でUGXは、越境ECに強みのあるレントングループの国際物流ネットワークを活用しているという。

越境ECを難しくしている通関手続きを簡単に!

アメリカや中国宛ての荷物は、通関も含めて1週間程度で届くというUGX。EMSや国際eパケット、国際小包といった他の国際郵便サービスとの違いはどこにあるのか。

「セラーさまが一番悩まれるのは、インボイスなどの通関書類が英語でよく分からないということ。UGXではウェブの『オンラインシッピング』に情報を入力すれば、簡単に運送用のラベルやインボイスが作成できます。FBAの納品条件でもある関税元払いにも対応しています。さらに、中国越境ECでは申通エクスプレスジャパン社、アマゾンFBAではアラウンド・ザ・ワールド社と連携したことにより、複雑な事前作業にも対応できるので、セラーさまの通関手続きのための作業を簡便化することができます。」と久田氏。


「中国への越境ECでは、UGXをご利用いただくことで越境EC総合税による通関が可能になります。セラーさまは事前の商品登録や受注後のさまざまな情報登録を行うことで、安価な税率の越境EC総合税が適用され、コストが削減できます。」

簡便な越境EC専用の通関手続きで、コストも下げられるUGXの仕組み。越境ECビギナーの事業者も手軽に始められそうだ。

特殊なサイズや海外からの返品にも全国で対応

特殊なサイズや海外からの返品にも全国で対応

実際に利用されている荷物には、他社では扱いが難しく断られてしまうオーバーサイズなどの商品も多いという。

「日本の釣り竿は有名で海外でも人気がありますが、海外配送の扱いが難しく他社では断られてしまうようです。世界中で売られている日本車のドレスアップパーツは日本から購入しなければならないことが多く、バンパーや特殊なパーツなどの越境ECもUGXが利用されています。」

物流のプロフェッショナルである同社であれば、難しい商品の海外配送もいとわない。そして何よりも一番の強みは郵便局のネットワークだろう。

「全国津々浦々にある身近な郵便局から越境ECの商品を発送できます。いつでもご相談していただけますし、集荷も無料。UGXの配送料はセラーさまごとにご契約させていただいていて、運賃料金表からディスカウントしてご提供できるケースも多々ありますので、ぜひお問い合わせください。」

当初、返品が多いアメリカのみで提供されていた越境ECの返品配送サービス『ZipX』は台湾にも広がり、今後、欧州などへも順次拡大されていく予定だ。

「eBayやAmazonの利用者さまには非常に喜ばれています。これまでは返品を希望する購入者さまに一度送料を立て替えて送り返していただいていました。それをUSPS(アメリカ合衆国郵便公社)が集荷し、日本のセラーさまが着払いするスキームに。セラーさまが受け取る際も現金を用意する必要がなく、PayPalでお支払いいただけます。ただでさえストレスの多い返品処理ですから、物流でのストレスは極力減らしたいと考えました。」と久田氏。

返品商品にも関税が掛けられてしまうケースも多いが、UGXであれば輸出時の書類をそろえれば、再輸入品として免税処理も可能。

これからの越境ECを見据え、さらに充実していくUGXのサービス

これからの越境ECを見据え、さらに充実していくUGXのサービス

長さのある荷物にも対応しているUGXには、オーバーサイズ運送のニーズが高い。しかしそういった商品は、デリケートで梱包が難しいものが多い。

「そういったオーバーサイズ商品のパッキングサービスをご提供していきます。当社指定の倉庫にて、商品を梱包して海外発送する。取扱商品の難しさから今まで越境ECを諦めていたセラーさまにもご利用いただければと思います。」そう久田氏はいう。

さらに「もっと大量に送りたい、もっとコストを抑えたい」という声に応え、中国の保税区を活用した海上輸送の仕組みづくりも進めているとか。利用者の多くの声が集まる同社だからこそ、サービスも絶えずブラッシュアップされていくようだ。

「多彩なサービスでフレキシブルに越境ECにご対応させていただきますので、ぜひ身近な郵便局にご相談いただき、商品や送り先・利便性により使い分けてご利用ください。世界に広がる巨大な越境EC市場への配送をサポートさせていただきます。」歴史ある郵便局の強力なネットワークが、越境ECの活況を下支えしてくれているのは非常に心強い。通関のハードルがグッと下がるUGXを足掛かりに、世界に販路が広がりそうだ。


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