社内工数を劇的に削減しPDCA施策をスピーディーに運用。【長寿の里】通販&ECの進化に迫る!

野中 真規子 [PR]

株式会社長寿乃里様×株式会社エルテックス

「然(しかり)シリーズ」をはじめ、スキンケア商品やサプリメントなどを取り扱う株式会社長寿乃里。同社は2017年にバックヤードの通販システムとECサイトの全面リニューアルを行い、数年間課題としてきた問題点の解決を図り、かつ効率的かつスピーディーな運用ができるようになったという。その裏側にはどんな仕掛けがあったのか。今回は株式会社長寿の里の坂崎勇氏とシステムリニューアルにあたり導入した、EC/通販統合パッケージ「eltex DC」を提供する株式会社エルテックスの米山和樹氏とにお話を伺った。

完然無添加。化粧品やサプリメントのブランド「長寿の里」

完然無添加。化粧品やサプリメントのブランド「長寿の里」長寿の里【あっとよか】ECサイト(https://www.chojyu.com/

-まずは長寿乃里の事業内容についてお聞かせください。

株式会社長寿乃里 坂崎氏(以下、坂崎):弊社は化粧品、サプリメント、健康食品など「長寿の里」ブランドの商品を取り扱う会社です。

「長寿の里」の商品は、厳選した自然の恵みを活かしたこだわりの原料と伝統製法で、お客様に安心して使い続けていただけることが特長です。

添加物を一切使わない人気の完然無添加「然(しかり)シリーズ」には、鹿児島のぼんたんの果皮エキスを使った「然 ぼんたんクレンジング」、鹿児島のシラス台地に蓄積された天然ミネラル豊富な「シラス」を主原料とした「然 よかせっけん」や、霧島に自生している山野草と霧島の名水を原料とし、伝統の発酵の力を取り入れた「然 発酵化粧水」といった人気の商品などがあります。弊社は、毎日健康でいられることこそすべての基本と考え、肌の外側からも体の内側からも、健康やきれいになっていただくため、原料や製法にこだわり、お客様の美と健康を化粧品や食品を通じてお届けしたいと考えております。

お客様はどちらかというと女性の方が多く、年齢層は20~60代以上の方まで幅広くご利用いただいており、ECサイトでの購入者は30~40代の方が中心です。

「長寿の里」商品はテレビ・ラジオCMや新聞・雑誌等の広告やECサイトから購入していただいていますが、本社機能が横浜にある弊社=株式会社長寿乃里と、鹿児島にある株式会社イングが県別にエリア分けをして、基本的には同じ商品を販売しているという、おそらく他ではあまり無い通販ビジネスのスタイルです。
そのため、リニューアル前はひとつのシステムを2社で使っており、いろいろ課題も多くなかなか効率も上がらなかった、というのが実情でした。そこで、エルテックスさんには横浜「長寿乃里」と鹿児島「イング」の通販システムとECサイトのリニューアル時に、各々を独立させ個別に運用できるようにと依頼しました。

坂崎: 私自身は、システムのリニューアル当時、ECサイト「あっとよか」担当をしていましたが、現在は情報システム部に移籍し、通販やECサイトの裏側にあたる基幹システムの運用改善など、制作現場からの声を吸い上げてエルテックスさんに依頼したり、販促ツールや各種システム設定などを全般的にフォローする形でシステム運営に関わっています。

充実のプロモーション機能で、施策実施までにかかる日数を大幅に削減!

-今回『eltex DC』への切り替えでプロモーション施策が手軽に運用できるようになったとお聞きしておりますが、以前はどういった部分に課題を感じていたのでしょうか?

坂崎: 大きな課題として、以前はひとつのシステムを2社共通で使っていたので、プロモーションを実施する際もイング側との意思疎通が必要で、その確認に時間がかかりました。さらに、ECサイトの運用にメール配信システム、アクセス解析などのツールは別々のベンダーのものを連携していたため、プロモーションを実施するにしても、CSVの抽出はあちらのベンダー、メール配信はこちらのベンダーといった具合に逐一調整が必要で、施策を実施するのに、数日かかってしまうこともありました。

それがリニューアル後の『eltex DC』では、まず、当社専用のシステムとECサイトができましたので、イングとの調整は軽減されました。さらに、購買データやお客様データ、サイト内行動データ等が一元管理されているため、施策立案と実施が飛躍的にスピードアップしました。極論すれば、思い立ったら施策をすぐに実行できるといったパフォーマンスでWebチームや企画担当者のストレスがかなり軽減されたと感じます。

株式会社エルテックス  米山氏(以下、米山):プロモーション機能は『eltex DC』のキモとなる機能で、大変ご好評をいただいているので、そう言って頂けて嬉しいです。

『eltex DC』では、「サービス内容(プレミアム)」と「適用条件(プロモーションマスター)」というふたつの条件の組み合わせにより、キャンペーンを作成します。
まずはオファー内容となるプレミアムを「初回割引」「初回購入ポイント付与」など多くの種類から選びます。そして、それを適用させたいお客さんの「性別やお住まいなどの属性」や、「初回購入か定期購入」かなどプロモーションしたい対象をグループ化=プロモーションマスター化します。こうした条件の掛けあわせにより、何百種類ものキャンペーンが実施できるようになります。

『eltex DC』では条件の掛けあわせで複数のキャンペーンが可能

また、プロモーションごとの同梱物も管理画面から設定可能です。長寿の里様の場合はリニューアルの時点でも一日あたりの発送数が極めて多く、これを手動設定で出し分けるのは大変な手間だったのではないかと思います。

坂崎:エルテックスさんとの要件定義の段階で、長寿の里で想定していたプロモーションの条件や内容をヒアリングしていただき、それをリニューアル時にシステムに組み込んでいただけたのが、さらに効率化が進んだシステムの付加価値だと考えています。

プロモーションの分析検証やサイトの細かい修正も格段にスピードアップ

-プロモーションの実施だけでなく、その後結果を分析検証するCRMに対してのスピード感もだいぶアップしたそうですね。

坂崎:もともとは先ほどお話した通り、補足で外部ツールを使用していたので、プロモーションの結果を見たり、分析するにも時間がかかっていました。

しかし、『eltex DC』への切り替え後は、管理画面ですぐに結果を確認し、分析検証ができるようになったため、PDCAの速度が上がったと感じます。

またLP制作もこれまで外部にお願いしていましたが、内部で制作できるようになりました。制作したものを複製して使用したり、商品の個数が変わった際などのちょっとした追記・修正などの作業も、今までは関連しているページを1個1個手で更新していたので、その対応だけでもままならなかったのです。今は管理画面上で操作でできますから、思ったより早く更新できてしまう。これは助かります。

米山:EC/通販事業者様にお聞きすると、坂崎さんがおっしゃるようにデータ連携の手間を省きたいという声を多く耳にします。売上拡大が一番の課題なのに、こういった作業に工数が割かれてしまうのは非効率です。

長寿の里様にはエルテックスが提供している多機能型ツール『eltexCX』の広告分析、メール配信、多次元分析をASP方式でご活用いただいています。

『eltexCX』は、『eltexDC』で取得した購買履歴データや会員データ、キャンペーンへのレスポンスなどを一元管理しているデータベースと同期していますので、生きたデータをスピーディーに活用できます。
例えばあるキャンペーンに反応した人だけを抜き出して、別のキャンペーンをメール配信する、といったこともひとつの管理画面ですぐできて、そのレスポンスも『eltexCX』で集計・分析できるので、プロモーションのご担当者にはご好評です。

サイトの方向性を統一できたのは人対人のコミュニケーションがあったから

サイトの方向性を統一できたのは人対人のコミュニケーションがあったから株式会社長寿乃里 情報システム部 次長 坂崎勇氏

-リニューアル前にひとつのシステムを2社で使用していたという特性上、システムの振り分けなどで苦労された点もあったのではないでしょうか。

坂崎:そうですね。私たちはひとつのブランドの商品を2社で販売しているので、それぞれの商品に対する想いや、お客様に届けたいメッセージの目指している方向性は同じでも、販促面などで2社の意見が微妙に異なることもありました。そういった時にエルテックスさんが間に入って両社が納得する形にまとめてくれたので、とても助かりました。
『eltex DC』のパッケージ機能が充実していたことはもちろんですが、エルテックスさんには最終的に2社間の状況をしっかりと汲み取って頂き、システム機能開発以外の見えない部分でもパフォーマンスを発揮していただいたと思います。

米山:こういった形態は、弊社にとっても初めてのケースでしたが、運営者にとっても利用者にとっても、よりよいシステムにしていきたいという想いは同じでしたから、何とか望みが叶うものにしていきたいと思いながら開発させて頂きました。

坂崎:システム構築だけではなく、インフラの設計・構築・運用、ECサイトのブランディングやデザインリニューアルについてもお手伝いいただき、複数の会社との調整作業など、煩わしさが無かったのは、エルテックスさんが掲げているワンストップサービスのお陰だと感じています。単なるシステム会社とは違い、システム以外の要望も形にしていくという心をこめたコミュニケーションをしていただいたので、導入がスムーズに完了したと思っています。また、単純に二倍のシステム開発量だったのにもかかわらず、通常の開発期間で作っていただけたのは驚きでした。

保守段階でも日々やりとりができるツールの活用や月次ミーティングで課題を常にクリアに

保守段階でも日々やりとりができるツールの活用や月次ミーティングで課題を常にクリアに株式会社エルテックス ソリューションサービス部S3グループ 米山和樹氏

坂崎:現在も米山さんや、今日はいらっしゃらないですがもう一人の担当者である並木さんにはリニューアル以降もサポートを続けていただいています。バックログという管理ツールで課題を共有し、日々弊社とイングとエルテックスさんで連絡を取り合い成長に向け進めております。相談や依頼についてはその都度対応してもらっているので、とても助かっています。

米山:月次でミーティングもさせていただいていますね。バックログをベースに、その月の課題が何件あり、何件解決できたか、そしてまだ何件残っているかをご報告し、困ったことがあればその場で解決しています。

坂崎:今後エルテックスさんに期待したいのは、市場の変化に対応していくためには通販システムや、ECサイトもそれに合わせて状況を変えていく必要があります。私達も一緒にその変化に柔軟に対応していきたいですね。引き続きサポートをよろしくお願いします。

米山:今現在も、インスタ・LINE購入、シークレットECページ、など15以上の機能強化を行う計画を立てているところです。どんどん新しい取り組みをしていきたいと思うので、引き続きよろしくお願いします!

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記者プロフィール

野中 真規子

ライター。著書(電子書籍)『片付けられない、という「思い込み」をなくして、今すぐ片付けるための本』(ハウスキーピング協会)が好評発売中。ECのミカタにおいては、ECサービスのお話から伝わる本質的なメッセージを受け取り、拡散することが歓びです。

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