商品画像作成を自動化!プロ並みの撮影・編集が可能に
業務負担は大きいが、こだわりを持ちたい商品撮影。
今回は素人でもクオリティの高い商品撮影を可能にする『フォトオートメーション』について、国内販売元のオービットブイユージャパン株式会社の鳴海佑紀氏と実際に導入しているダイアモンドヘッド株式会社の宮本耕介氏にお話を伺った。
撮影・編集・加工を一気通貫商品撮影のコストを大幅削減
鳴海 ECサイトに商品画像を掲載する際には大きく3つの業務が発生します。1つ目が撮影。2つ目が写真の編集。そして3つ目がリネームや各モールの指定に合わせた加工です。
従来、3つの業務はそれぞれ独立しており、撮影するカメラマンはいるが、編集できる人がその日にいないなど、ボトルネックが発生していました。その為、スムーズな商品画像の登録ができないという課題を多くのEC事業者は抱えていました。
オービットブイユージャパンが提供する『フォトオートメーション』はその商品撮影に関わる全業務を、クオリティを落とすことなく効率化できる製品です。撮影・編集・加工をシステム上で完結し、スムーズにECサイトに商品画像を掲載することが可能になります。
未経験でも使用可能になる撮影システムの仕組み
鳴海 肝になるのは、最初のシステム設定です。ブランド・商品によって写真の雰囲気は全く異なるので、イメージにあった写真を事業者は希望します。その為に、『フォトオートメーション』のテンプレートと呼んでいる初期設定が非常に大事になってきます。
この初期設定で、どの角度から光を当てるか、例えば黒系のアイテムを撮影する際の色味、素材感が出るような設定など撮影時に設定が可能になります。
運用する中で、テンプレートの精度をより高めていくことで最終的には撮影経験のない方でも、クオリティを落とすことなく、商品画像登録まで可能になるのです。この設定に関しては私達でしっかりとサポートさせていただきます。
様々な要望に応えられるアパレルECの専門家集団
宮本 弊社は、アパレル企業様を中心にECシステム〜オペレーションまでワンストップで支援する企業として2006年に創業しました。
特に、商品撮影オペレーションを強みのひとつとして、たくさんのご依頼をいただいております。ECにて商品を紹介・購入いただくためには、ブランドイメージにあった画像品質・モデル・商品コメントが大切になるため、こだわりやご要望に、個別にお応えする姿勢で取り組んでいます。
年々、撮影の方法の多様化や画像枚数が増えており、従来の撮影方法の改善だけではなく、速く、そして手軽に撮影できる方法が必要となり、『フォトオートメーション』を導入しました。
カメラマンとの使い分け集中すべき写真に時間を
宮本 『フォトオートメーション』の導入により、撮影のパフォーマンスは従来の1,5〜2倍になると考えており、これまでカバーしきれなかった角度や構図からの撮影やリードタイムの短縮につながると思います。その分、カメラマンが撮影するスタイリングの強化やコーディネイトのバリエーションの追加などに注力していきたいと思います。
鳴海 アパレルECサイトではブツ撮りが最も多いと思います。しかし、一番時間とコストを割きたい写真はモデルさんを起用している人物写真だったりしますよね。効率的に撮影する必要のある商品・撮影方法と、時間とコストをかけて撮影しなければならない商品や撮影方法、この2つの棲み分けが売上UPのポイントになると思います。
今後のアパレルEC業界を一緒に盛り上げるパートナー
鳴海 ダイアモンドヘッド様とは、一見、競合のような立場に見られますが全然そんなことはないんです。むしろアパレルECを一緒に盛り上げられる仲間だと思っております。
これから就業人口は減少していきますが、ECのニーズは高まっていくのは明白です。その時に今の業務をより効率化していくことは間違いなく重要だと考えています。まだまだ認知度は低いですが、既にお取り引きをしている企業様では、商品が納品された当日に、サイトに商品写真を掲載している事例も多数あります。
アパレル・雑貨はどんどん商品数が多くなっていきます。競合も増えていきます。そのような時に効率的に運営ができているかは大きな差になります。商品撮影を自動化するか、カメラマンに依頼するか。『フォトオートメーション』はその選択肢の幅を広げるという意味でも業界に大きく貢献していきたいと思っています!