初めての梱包機はCARGOWELL light 小規模梱包現場も効率化

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株式会社ダイワハイテックス(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:大石智也)が、小規模向け梱包効率化ソリューション「CARGOWELL light(カーゴウェルライト)」を立ち上げた。背景には同社の自動梱包機(ライン)の導入を検討している出荷量の多いEC事業者だけでなく、出荷量が現時点で少ないものの商品の梱包や包装に悩みを抱える小規模事業者からも多くの相談があったという。新たなサービスの立ち上げに携わった、通販支援部セールスエンジニアの藤本麻優子氏に話を聞いた。

梱包に悩みを持つ小規模事業者が増加。解決策を提供したい

――「CARGOWELL」では梱包現場の最適化を実現する自動梱包機(ライン)を展開していますが、今回、「CARGOWELL light」を立ち上げたのはなぜでしょうか。

率直に言えば、小規模事業者様のご要望に応えたかったからです。CARGOWELL(カーゴウェル)は出荷量が多く梱包作業でお悩みのEC事業様に対して自動梱包機(ライン)での梱包現場の最適化をご提案しておりますが、一方で小規模事業者様からは「EC事業を始めたばかりだけど、梱包作業を効率化したい」「EC事業を数年間やってきたが、梱包に課題感を持っている 」「梱包の質を上げたい」といったお問い合わせが多く寄せられます。

出荷量が少ないお客様にとっては、現時点で自動梱包ラインはオーバースペックになってしまうことが ありますし弊社でも無理にオーバースペックの機械を導入することはおすすめしていません。
そんな中で事業の大きさにかかわらず梱包のお悩みは発生するのに、小規模事業者様向けのソリューションがユーザーにあまり提供されていないのではと感じていました。
「CARGOWELL light」は、こうした小規模事業者様のお悩みや疑問に応えたいと考え立ち上げました。

通販支援部セールスエンジニアの藤本麻優子氏

──コストの心配もあるかと思いますが、かなり小規模な事業者様でも、梱包機の導入・効率化は可能なのでしょうか?

個人でビジネスをされている方に導入頂いている場合もあるので、設備やコストにお悩みがある方こそご相談いただきたいです。
おかげ様ですでに、業務効率化やコスト面で課題感をお持ちだった小規模事業者様からご相談いただけるケースも増えています。

省スペース・低コストで導入可能な小型シュリンク包装機が人気

──「ECのミカタ」の会員属性としても、年商1000万未満の事業者様は最も多く約4割となっているのですが、こうした小規模事業者には具体的にはどのような悩みが多いのでしょうか。

例えば、梱包作業の中でも「商品をシュリンク包装したい」「段ボールの組み立てを自動化したい」といった梱包作業の負担となる部分を改善したいというお問い合わせは多いのですが、具体的にお話をうかがうと「機械を一般家庭用の電源で使用したい」「梱包機を導入したいけれど設置スペースがない」といったお悩みもお聞きします。特に小型シュリンク包装機のお問い合わせを昨年からとても多くいただいています。

シュリンク包装機は導入に際して電気工事が必要となることもあるのですが、弊社の小型シュリンク包装機は家庭用電源の100vで使用可能なので導入したその日からご使用いただけます。また、卓上でも使用できるサイズ感のためスペースを取らず、大型の機械に比べて導入のハードルが低い機械となっており、導入・運用コストに多くを割けない事業者の方にもご評価いただいております。

シュリンクの仕上がりを確認したい・実際に機械を使用してみたいなどの声にもお応えしておりまして、お問い合わせいただいたら担当者がお伺いしてデモンストレーションをするだけでなく、1週間程度のトライアル期間も設けました。また遠方のお客様の場合は宅配便で機械をお送りしてお試しいただき、導入前に実際にご利用いただけるようにしています。

──実際に機械を試せるのは安心感もありますし使用感や包装のイメージをつかみやすいですね。

そうですね。商品を開発し、いざ発送の場面になって梱包のことで頭を抱えるといったこともあるようですが、小型シュリンク機はご連絡いただいてから最短で当日発送で機械をお送りできるので、すぐに実機を確認して、早ければお問い合わせから1週間程度で納品まで完了できます。

小型シュリンク包装機「NANO100」(左)でシュリンクした商品(右)

「CARGOWELL lightの製品一覧はこちら」

──実際導入に至ったお客様にはどんなお客様がいらっしゃいますか?

例えば、ホビー商品をECで扱うお客様に、シュリンク機をご使用頂いております。商品は手のひらサイズのフィギュアから、大きな写真集まで様々で、1日100個ほど、汚れ防止や他社との差別化のためにシュリンク包装をしていらっしゃいます。

最初にお問い合わせをいただいた際のお話では、これまではOPP袋を使用していたそうで、商品ごとのサイズや形状が異なるため、袋を選ぶ手間や、テープ留などで時間がかかってしまうとのことでした。また、事務所内が狭いのでなるべく小さな機械を探していたともうかがいました。弊社の小型シュリンク機「NANO100 」は卓上で使用できますし、最大で高さ17cmまでの商品が包装できるのでお客様のご要望に合うと思い、実際にデモンストレーションで機械をご確認いただきました。

その結果、サイズや形状が異なる商品でも同じ資材を使用できる点と、小型なので事務所内で使用できるという点を評価していただき、導入に至りました。また、デモの際に段ボールパッドを使用し、細かいフィギュアもまとめて梱包するという体験もしていただきましたが、それはお客様としては思わぬ発見だったようです。当初は予定していなかった商品までシュリンクできることがわかり、お喜びいただけました。

導入後も、梱包業務が効率化され、他の業務にも力を入れることができているとお聞きしています。その他にもシュリンク包装が破れてしまった場合の再シュリンク用に導入いただくお客様や、自動梱包機のサブ機として設置して、小ロットの梱包などにご活用いただいていることもあります。

──こうした梱包機のご提案ができるのも、CARGOWELL lightの強みですね。

小規模事業者様に特化していますので、予算や規模に応じて最適な梱包機をご提案できるのは、CARGOWELL lightならではですね。数多くの梱包機がある一方で、コストや機能・サイズなど、初めて梱包機を導入する際はどういった機械が自社に適しているのか、判断が難しいと感じるお客様も多いかと思います。

私たちは、CARGOWELLで梱包現場の物流改善をしてきたノウハウがあるからこそ、小規模な事業者様に無理にオーバースペックの機械を導入推奨するのではなく梱包数や予算に応じた最適なご提案ができます。また梱包機を一度導入して終わりではなく、その後、出荷数が増えた場合や自動化の必要に応じてCARGOWELLの自動梱包ラインをご提案できることも大きな強みだと思います。

お客様と共に成長できる企業でありたい

──今後、どのような展開をお考えですか?

今回CARGOWELL lightの提供を開始したことで、コストやスペース等の理由で梱包機を諦めていたお客様にもお力になれることが増えたと自負しています。

私たちはこれまでメーカー として、お客様のお悩みから新しい機械を開発してきました。今後も既存の製品だけではなくお客様の課題を解決できる開発・ご提案をしていきたいです。梱包はもちろん 、規模の大小に関わらずEC事業におけるお悩みがあればどんなことでもご相談いただければと思います。
そして「CARGOWELL」「CARGOWELLlight」を通じてお客様も事業拡大・成長に寄り添える存在になりたいと思っています。

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