高校生記者が訊く! ~中津東高校現役生の突撃取材~

ECのミカタ編集部

大分県中津東高校の現役生徒が、ウワサのECショップに突撃取材!
老舗家具販売店の中津家具株式会社にお話をうかがってきた。

老舗家具店のEC化に迫る

中津家具株式会社は、昭和32年2月15日創業。本社中津川店の他にも東京オフィスも構える老舗の家具店。ECサイトのオープンは平成13年6月15日。EC普及率の低かった当時としては大きな決断をくだした背景には、少子高齢化や過疎化の流れを汲み、早い段階から販路拡大の措置をとる必要があると先見の目を光らせていた経営ヴィジョンがある。
現在では、本社と東京オフィスに加え、ECサイトでも精力的なビジネスを展開している。

取材担当記者は4名。
板藤 亜美(2年)
松尾はづき(2年)
厨  美空(1年)
早川 真奈(1年)

同社代表取締役の永岡侍紹央氏をむかえ、ECサイト創業時を振り返り、現在にいたるまでの経緯からEC業界の今後まで、掘り下げてインタビューしていく。

老舗家具店がEC進出を決意したのは~EC創業から現在と将来~

記者団(以下:K)
「本日はインタビューの場を設けていただきありがとうございます」

永岡侍紹央社長(以下:永岡氏)
「いえいえ。わざわざ弊社までお越しいただいてありがとうございます(取材場所は中津家具株式会社の本社社屋)」

K:さっそくお伺いしていきたいのですが、まずはECサイトを開業した記念日からお聞かせ願えますか?

永岡氏:2001年の6月15日ですね。

K:当時はまだ世の中にECへの認知が今ほど浸透していなかったと思うのですが、そのような中ECを始めようと思ったキッカケは何だったのでしょうか?

永岡氏:一言で言うと、広く売り上げを確保するためです。地方完結型のビジネスでは大手と互角の戦いができない。場所的な隔たりを埋め、販路の間口を広げるためEC参入を決意しました。また、海外の商品を輸入して販売するためにも、ECを利用することでコストダウンが図れました。

K:開業当初の苦労話などはありますか。

永岡氏:最初は全くといっていいほど売れなかったです。売れない理由を探ってみたところ、同じ商品を扱っている競合EC店舗と比べて当店の価格が高かったことがわかりました。そこで、人件費の見直しやネットでのやりとりを増やすなどして、価格を下げる努力をしたところ、少しずつですが売り上げが上がってきましたね。

K:時代的な背景もあるんでしょうね。ECの普及とともに利用者の母数も増えていったでしょうし。

永岡氏:利用者の絶対数が増えたことは大きいです。ただ、当時はやはりECの最大のセールスポイントは「安さ」でしたから、ユーザーの求めるニーズに応えるためには価格を下げる努力が必須でした。

K:現在ではEC事業も好調でいらっしゃいますが、イチオシの商品はなんでしょうか。

永岡氏:北欧のブランド家具です。海外から直接取引していて中間マージンがないので、コスト削減により安価で販売することができます。ECなので在庫を抱える必要もなく、この点でもコスト削減につながっていますね。都会の富裕層の方々の間では、本物の北欧家具が長いスパンでトレンド化しています。そのような方々を主なターゲットにして商品提供を行っています。

K:商品に込めた想いはございますか。

永岡氏:弊社では、本物志向の世界ブランドの商品を取り扱っています。巷では、北欧「風」の家具が非常に多く安価で出回っておりますが、我々が商品提供をしているお客様達は本物であることにこだわり本物を求めております。弊社としては、そのような本物を求めるお客様に本物の商品を提供することが指名であると思っています。

K:具体的に、どのようなお客様に購入を希望しますか。

永岡氏:時間とお金に余裕があり、本物を適正価格で購入したいと思っている方々です。

K:将来的にはどのような店舗に発展していきたいとお考えでしょうか。

永岡氏:商品情報を確認できる店舗になっていきたいです。一般のお客様も同業者も、まずは弊社ECサイトで商品を知り、初めて見る商品が全て魅力的であるような店舗になっていきたいです。

EC業界でビジネスを行うことについて

K:運営に関して、制作委託の会社や利用中のサービスなどはありますか。

永岡氏:EC創業当初から現在まで、一貫して自社でサイト構築しています。専門スタッフを常駐させているので、完全内政化で運営しております。

K:ECをやっていて良かったことや利点に感じることはありますか。

永岡氏:ECサイトの制作や管理を外注すれば、業務は楽になりますが諸々の制作ノウハウなどを蓄積させることが困難です。自社制作で運営を回すことでノウハウを蓄積でき、実務レベルで反映できるので結果的に売り上げにつながっています。一番大きな利点は、商圏が広がったことです、ECでは世界中のお客様に販売ができますから。

K:EC業界そのものに対する希望などはございますか。

永岡氏:この業界に女性が多く進出してほしいです。日本人女性に対する世界各国の評価は非常に高いと感じているので、女性ならではのセンスや気配りなどを生かし、きめ細やかなEC運営を行うことができればいいと思います。

K:なるほど。日本人女性ならではのホスピタリティが世界中のお客様からも好評価を得られるのではとお考えなのですね。

永岡氏:その通りです。

K:ありがとうございました。最後になってしまいますが、何か一言コメントをお願いします。

永岡氏:ECの仕事には年齢も性別も関係がないので、PCスキルがあれば充分戦力になりえます。中津東高校の皆さんは、授業内で表計算やプログラムの学習をされていると聞きます。しっかり学び、ぜひ将来はEC業界で活躍してほしいと思います。また、大分県には国際都市である別府市があります。別府市は大学生の留学生数が日本一の街です、大分在住の留学生と交流し、将来は世界各国の人とビジネスを行えるチャンスをつかんでほしいです。英語もしっかり学習し、世界の文化にたくさん触れてください。皆さんのご活躍に期待しております。


取材内容 取材日 平成26年12月2日(火)
     取材場所 中津家具株式会社 本社社屋
     取材対象者 代表取締役 永岡 侍紹央 氏
URL http://www.nakatsukagu.com/

会社名  中津家具株式会社
店舗名  NKonline http://www.nakatsu-online.com/index.html
北欧家具.com http://www.hokuou-kagu.com/
イタリア家具.com http://www.italia-kagu.com/
Pulkjaerholm http://www.nk-poulkjaerholm.com/


取材記者
板藤 亜美
松尾はづき
厨  美空
早川 真奈

編集:島名タスク


記者プロフィール

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