【比較してみた】ゆうパック、飛脚宅配便、宅急便 3社宅配料金を徹底比較

ECのミカタ編集部

*こちらの記事には一部古い情報が含まれています。

最新の宅配料金を知りたい方はこちらの記事をご参考ください。
https://ecnomikata.com/ecnews/15207/

日本郵便のゆうパック値上げ発表の背景

日本郵便は5月15日、ゆうパックの料金値上げを発表した。
地域などにより前後するものの、全体的に30~320円の値上げを8月より開始する見通し。一方で、郵便局やコンビニへの持ち込みや継続利用などに対する割引額は拡充される。割引サービスは、「持込割引」「往復割引」が120円、「同一あて先割引」「複数口割引」が60円となり、割引額が10~20円の引き上げとなる。

なお、法人契約で個別の割引等受けている場合、値上げ金額や割引率は上記の限りではない。日本郵便の意向として「値上げ」という方向性ではあるものの、法人契約時における値上げ率や割引率は各企業個別に検討を進めていくとのことである。

・参考記事
「ゆうパック」値上げ発表。実施は2015年8月から
http://ecnomikata.com/ecnews/detail.php?id=5214

ヤマト運輸のメール便廃止も記憶に古くない昨今、物流業界には激動の変化が訪れてきている。様々なサービスが登場し、料金体系も変化しているため、自社で利用している物流サービスが本当に自社商品に合っているのかどうか疑問を感じている事業者様もいることと思われる。
2014年4月に行われた消費税の改正により、佐川急便とヤマト運輸が料金を値上げし、日本郵便も僅かながらこれに便乗したものの、今回ほど大幅な値上げではなかった。なぜこのタイミングで値上げを実施したのか、また、値上げにより他社との料金バランスはどうなっていくのか。

そこで今回は、「宅配便」に焦点をしぼり、日本郵便、佐川急便、ヤマト運輸の3社料金を比較してみた。前提として、「関東地方(東京、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川、山梨)から同地方内への配送料金の定価」という条件を設置した。配送先により多少の上下はあるものの、1つの指針としてご参考いただきたい。

「ゆうパック」「飛脚宅配便」「宅急便」料金比較表

「ゆうパック」「飛脚宅配便」「宅急便」料金比較表日本郵便、佐川急便、ヤマト運輸3社宅配料金比較表はこちら→ http://goo.gl/Y01yM8

日本郵便「ゆうパック」、佐川急便「飛脚宅配便」、ヤマト運輸「宅急便」を比較すると、上のような表となっている。

こうしてみると、値上げ後でもほとんどのサイズでゆうパックが最安値を記録していることが分かる。値上げ前に至っては「安価」というポイントでゆうパックに勝る配送サービスはなかったということになる。昨年4月に行われた消費税増税時より約1年が過ぎたタイミングでの値上げ発表であるが、その期間最安値を維持し顧客囲い込みをした上で競合の値上げ価格を追随、という作戦なのだろうか。それとも、最安値を維持し続けることへの限界が訪れたのだろうか。

また、170サイズを超える大きなサイズを宅配便で送りたいというニーズに関しては佐川急便の独壇場となっている。「大きくて軽い商品」には絶大な利点があるものの、大きさだけでなく重さも課金対象のため、「小さいが重い商品」を扱う事業者には不向きであるといえる。

「クロネコメンバー割」など、割引制度を大きく打ち出しているヤマト運輸は、サービス面で有利という印象。利用の仕方次第ではリーズナブルなパートナーシップが結べる反面、サイズや重さに関してはやや不利か。

以上3社とも、上記定価に加え様々な割引制度がある。個数、持ち込み、契約形態など、自社の状況や取扱商材の特徴など考慮に入れ、やり方次第でそれぞれの展開ができそうだ。今回の定価比較表を1つのモノサシとして戦略を練ってみてはいかがであろうか。

1つ例を上げるならば、ゆうパック利用の場合、切手払いが可能という特徴を活かすため、街の金券ショップで切手を購入し支払いに充てるという手段もある。これなら、例えば額面の98%で購入した切手払いをすることで、2%を削ることができる。年間で考えるとカナリ大きい。

変化が激しく多様化している物流業界において、今一度どこが一番自社に合っているのかを振り返ってみるのもいいだろう。


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