EC・通販初心者向け特集~スタートアップバイブル~
EC(electronic commerce)、いわゆるネットショップは世界的に見て成長を続けている業界です。初期投資が少なくて済むことからECを始める事業者は増えてますが、撤退する事業者も多くいます。ECにはwebマーケティングの知識や物流、EC独特の接客方法など幅広い知識が必要となる為です。本特集ではEC事業の最適なスタートを切る為の情報を集約しました。
このページの目次
そもそもECとはどんなビジネスのことを指すのか?
ECとはElectronic Commerceを略したもので、インターネットを通じて売買するビジネス全体を指す言葉である。ECというと、一般的には物品の売買というイメージを持つ人も多いかもしれないが、実際にはサービスの提供もECのひとつだ。たとえば、航空券の購入や美容室やエステの予約などもECビジネスに含まれる。経済産業省が2019年5月にまとめた報告書「我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」によれば、2018年のBtoCのEC化率は国内において6.22%という結果だ。
BtoCとはBusiness to Consumerのことで、企業から一般消費者への小売形態のことを指す。6.22%という数字は低いように見えるかもしれないが、同報告書の2010年ではわずか2.84%であり、EC化率は年々順調に伸びているのだ。さらに、同報告書ではECサイトと実店舗の価格差についての調査も行っている。その結果、ECサイトのほうが安いというケースは45%、実店舗の方が安いというケースは7%、ECサイトも実店舗も同価格であるというケースは48%であった。つまり、送料などを考慮してもECサイトの価格のほうが実店舗よりも低いという事実が判明したのだ。
ECビジネスは国によってばらつきはあるが、日本国内市場規模としては、コンビニなどに代表される一般の小売業よりも規模としては大きく、今後もさらに成長が見込めるビジネスなのである。また、Amazonや楽天市場、Yahoo! JAPANのような大手をはじめとしたECモールも多く、初心者でも始めやすい。これらの大手ECサイトは利用料などが必要だが、無料で利用可能なECサイトも参入していることで参入ハードルはさらに低くなっている。利用料の安いサイトや無料のサイトを利用すればリスクも少なく、年齢や地域などの条件にも左右されずに誰もが始めやすいビジネスなのである。
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ECサイトを簡単に作成できるサービスの利用
初心者がECサイトを始める場合、考えておかなければならないのが費用の問題だ。すでに実店舗の実績があり、ECでも十分な手応えを感じているなら話は別だが、無策に初期投資を大きくすることは賢明ではない。実際にどこまで顧客を掴めるのか予想がつかない状況でいきなり費用をかけてしまえば、それだけリスクを負うことになる。利益を担保しながら少しずつ事業を大きくしていくという流れがベターだ。
そこで役立つのがスタートアップ向けに提供されているECサイトの作成サービスである。機能やセキュリティが豊富なサービスは月額費用が掛かる事が多いのだが、無料でECサイトを作れるサービスも存在しているのだ。初期費用はもちろん、月額固定費が無料で利用可能で購買時の成果報酬型であることが多く、なかには有料コンテンツが用意されている場合もあるが、基本プランなら無料から始められる事が多い。
しかも無料らしからぬハイクオリティでUI(操作性)UX(顧客体験)デザインのクオリティも高いものが多く、初心者でも作成しやすいようにカスタマイズされている。IT知識が低い人やサイト構築に関するリテラシーが高くない人でも運用しやすい工夫がされているのだ。
ECサイトのUI(操作性)とUX(顧客体験)は、顧客にECサイトを利用してもらう上で重要な鍵である。この2つのクオリティが高ければ無料カートであっても利用する消費者はとても多く、実際に年商が1000万円を超えているという企業も少存在する。
初心者必見!ネットショップ作成ツールの種類と特徴 ネットショップを開業すると聞くと、初心者にとっては非常にハードルの高いことのように感じがちだ。しかし、今やECサイトは素人でも簡単に作成することができるほど簡単になっている。企業向けの高度なサービスを利用するなら専門的な知識が必要となるが、個人向けの簡単なものであれば、ECサイト作成自体は、SNSアカウントを設定する程度の手軽さである。 |
EC版ショッピングモールを活用する方法
自社のECサイトを立ち上げる以外に、インターネット上の仮想ショッピングモールつもりECモールを活用するのも良い方法だ。日本国内の主なECモールにはAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどが挙げられる。ショッピングモールは、さまざまな店舗が集まるため多くの層に見てもらうことができるうえに、サイトの知名度で集客しやすいというメリットがある。決済もショッピングモールが代行してくれる場合がほとんどで、集客のコツや経営に関するノウハウについてサポートを受けることも可能である。
ただし、ライバル店も多いということはデメリットとして挙げられる。同じような商品を扱う店舗が多くなれば価格競争に巻き込まれてしまう可能性も否定はできない。集客が良いぶん、いかに自分の店舗に顧客を引き込むかといった工夫も大切だ。ただ出店するだけでなく、さまざまな戦略や広告を利用して顧客を確保するといったケースも多い。EC版ショッピングモールだけで開業するという方法もあるが、利益が確保でき体力がついた段階で自社サイトも立ち上げて多店舗展開する事が多い。たとえば、EC版ショッピングモールは知名度を活用した広告のような感覚で活用し、そこから自社サイトへの流入を図るという手法も良いだろう。良い商品やサービスを提供していることが顧客にアピールできファンになってもらえれば、リピーターとなって直接自社サイトだけ訪問してくれることも期待できる。
自社サイトとは何が違う?成功させるコツは?ECモールの基本情報 インターネット上で販売活動を始める場合、実店舗を持たない代わりに商品を売る手段をオンライン上に確保しておく必要がある。商品の売り方には大きく2つの手段があり、1つが「ECモール」に出店する方法、もう1つが自社で「ECサイト」を立ち上げて販売するやり方だ。本記事ではそのECモールの特徴について解説する。 |
何を売ったらいいかわからない!そんな人はこれで解決
ECビジネスに興味があり、起業してみたいと思っていても、具体的に売りたいものがわからないという人もいる。または、扱ってみたい商品はあるものの、仕入れルートがわからないという人もいるだろう。しかし、そんな場合でも心配は無用である。インターネットの普及により、今や商品を仕入れることは難しいことではないのだ。自分が扱いたい商品名と「仕入れ」をキーワードとして検索をかければ、業務用として安く仕入れができるサイトを探すこともできる。
また、売りたい商品がまったく決まっていない場合は、ほかとは被らない商品を扱うのも良いだろう。つまり、どこにもないオンリーワンの商品を開拓するのである。他社にないものという視点で考えれば、OEMと呼ばれるビジネスを検討するのもいいかもしれない。OEMとは、簡単に言えば他社ブランドの製品に自社ブランドの名前を入れて販売することである。たとえば、自動車などもその一例で、同じ商品なのに異なる社名が入った車種が存在するのがOEMだ。しかし、発想はあっても契約などの問題も考えると実際に商品化することはなかなか難しい。そこで活用したいのがOEMのビジネス展開をしているEC支援企業だ。費用はかかるが、ほかにはない新たな商品を開拓するのは楽しい仕事であり、ヒットすれば大きな収益につながる。自社ブランドを立ち上げてヒット商品を生むことも夢ではないだろう。
ECサイトを立ち上げるなら押さえておきたい!商品仕入れ、OEMを徹底解説 自身のECサイトを立ち上げるとき、何を売るべきか迷う人は多い。仮に服を売ろうと決めたとしても、商品をどのように揃えたらよいのかわからないケースもよくある。また、コスメを売りたいと考えても、工場を持っていない個人事業主では、自ら商品を開発して販売することは難しい。このような悩みを持っている事業者におすすめなのが「商品仕入れ」と「OEM」である。この2点について、本特集では順を追って説明していく。 |
スタートアップに集客の広告は向いていない理由とは?
せっかく自社のECサイトをオープンさせても消費者が集まらなければECサイトを立ち上げた甲斐がなく、収益は見込めないままとなる。本来なら広告を打って集客アップを図りたいところだが、ECの起点となるWEB広告はたくさんのショップが出稿しており、初心者の方がいきなり挑戦することは難しい状態となっている。確実に経費を回収できる段取りと見込みがない限りは少額で高校効果を測定する程度で抑え、大きな広告費をかけてない方が失敗はしにくい。しかし、何も対策をしないわけにはいかない。そんなときは無料で集客施策を打つことを考えればいい。
無料で集客する方法にはさまざまなものがある。まず手軽で利用しやすいものといえばSNSだ。ブログやTwitter、Facebookなどを活用し、ECサイトをアピールしている個人は多い。もちろん、企業でもSNSを活用する事例は多く、上手に集客につなげている。SNSに代表されるように、まずは無料で広告効果が期待できるコンテンツを活用し、次第に利益が出てきたところで有料広告を利用すればいいのだ。顧客が増えて収益が上がっていけば自ずと忙しくなる。自分で商品やサービスに関する情報を発信することは難しいだろう。しかし、ビジネスが軌道に乗って忙しくなったタイミングで有料のコンテンツを利用すれば、プロのノウハウで細かい設定や分析まで依頼でき、自分の時間を割く必要もない。むしろさらなる集客も見込みやすくなり、ビジネスが発展する可能性が高まるのだ。
EC事業の最初の壁~集客の始め方~ 何もしなくても誰かがECにサイトに来て購入してくれるというラッキーはない。売れているショップはSNSへの投稿や検索エンジン対策などあらゆる方法で自社のPRを行っている。本特集ではECにおける集客について解説する。 |
テンプレートでは満足できない!機能が豊富な理想のECサイトを作りたい人には?
ECサイトを立ち上げる場合、なかにはメーカーとしてのビジネス経験があるという人もいるだろう。しっかり自己資金も用意しているなど、はじめから費用に余裕を持てる人であれば、多少の経費がかかってもグレードアップしたECサイトを作るのも良い。その場合に向いているのがショッピングカートと呼ばれるシステムだ。ショッピングカートとは、顧客が実際にショッピングをする際、決済や注文確認メール、商品の発送など配送状況などを自動的に配信してくれるサービスである。ポイントの付与や利用、またはキャンセル処理などに応じることも可能だ。決済方法も代金引換からクレジットカード、銀行振込に後払いなどさまざまな形態も選択できることが多い。
ショッピングカートは、顧客がカートに入れたままの状態であればいつでも削除可能なものが多く、顧客にとってもじっくりと検討しやすいのがメリットだ。費用がかかるというリスクはあるが、ECビジネスを大きくしていくことを考えればできるだけこうした手間のかかる部分は外部に出しておくのも良い判断である。また、急激にECビジネスが成長して拡張を図るときにも対応しやすいというメリットもある。顧客にとっても、購入した商品の決済情報や発送状況が迅速に処理されれば安心感も得られる。購入から受け取りまでの情報がスムーズであれば、リピーターになってくれる可能性も期待できるだろう。
手順は?注意点は?初心者必見!ECサイトの作り方 気軽に買い物が楽しめるネットショップは、いまや人々の生活になくてはならない存在だ。ネットショッピング市場の拡大に伴い、新たにECサイトを展開したいと考えている人や企業も非常におおい。そこで、本特集ではECサイトの制作方法について、手順や作る際に気を付けておきたいポイントなどを詳しく解説する。 |
ECビジネスに重要な物流!スタートアップが対応すべき業務とは?
ECビジネスで外せないものと言えば物流である。しかし、物流に関してもスタートアップ当時は何をどこから始めたらいいかわからないことは多いだろう。ECビジネスでは、商品管理から発送までを倉庫に委託することは一般的になりつつある。実際にどこまで請け負ってくれるかは倉庫によって異なるが、商品の仕分けやピッキングまで行ってくれる倉庫も多く、面倒な部分を一気に外注に回すことが可能だ。たとえば、化粧品や衣類など数点でのセット販売になっている商品は倉庫内でピッキングと梱包までしてくれる。
ただし、個人で立ち上げる場合なら、はじめのうちは自社オフィスで商品管理から発送まで行うのもいいだろう。コスト面を考えればそのほうが安くつく可能性は高い。スタートアップ時の発注数が少ない時期は自分で行うだけで十分である。しかし、次第にビジネスが拡大し、発注数が伸びてくれば商品管理から梱包、発送までの一連の作業は外注に出すべきだ。自社倉庫を借りるとなると維持費がかかるうえに、梱包と発送には新たな人員の確保も必要である。結果的にコストが膨大なものになりやすい。大手企業だけでなく中小企業も請け負ってくれる倉庫は多い。
ECビジネスの成長に物流倉庫は必須!物流委託の基礎を学ぼう ECサイトが順調に成長すると、自社で物流における全ての工程を担うには時間も労力もかかる。商品を入庫したり、管理したりするための従業員を雇う人件費も莫大になるだろう。一方で、物流委託には費用の相場が見えにくいというデメリットもある。その際に物流についての基礎知識があれば、効率的に業務を委託できるはずだ。 |
ビジネスの成長とともに電話対応は外注したほうが良い
ECビジネスは顧客と顔を合わせることがない。そのため不可欠となるのがカスタマーサポートである。商品に関する質問や発送の問い合わせ、さらにクレーム対応などをメールだけで行うサイトは多いが、直接対応できるカスタマーサポートの存在も必要だ。しかし、電話の対応は意外と時間を取られやすい。まだ顧客数が少ないうちは社内で対応するのも良いが、顧客数の増加とともに外注に出すべきである。なぜなら、ビジネスの成長とともにマーケティングなどが重要になってくるが、顧客の問い合わせに対応していると時間の有効活用ができなくなるからだ。
そして、もうひとつ重要なのは商品開発である。ECビジネスは常に新たな商品を開発し開拓していかなければならない。目玉になるようなヒット商品があれば、それを売り続けることも大切だが、時代の移ろいとともに人気が下火になるケースは多い。常にオンリーワンを目指すなど他社との差別化を図るためには、カスタマーサポートはプロに任せて社内ですべきことに時間を当てるのが賢明と言える。電話で業務を中断するというわずらわしさからも解放されるうえに、プロの対応なら顧客にとってもスムーズな問題解決につながりやすい。つまり、可能な部分はできるだけ外注に回すことで、本来社内でやるべきことにきちんと時間を取って集中することが重要なのである。
コールセンターを初めて委託する際に知っておくべきポイントとは 業務委託をすることで効果が得られるコールセンターは、多くのEC事業者が導入に前向きだ。しかし、初めて委託するとなると何を基準に委託会社を選べばいいのか迷う事業者も少なくない。この特集では、業務内容や料金体系など、メリット・デメリットも含めてコールセンターを委託する前に知っておくべき情報をまとめて解説する。 |
ECビジネスのスタートアップに欠かせない知識とは?
実店舗を持つよりもECビジネスのほうが始めやすいのは確かだ。しかし、実際にビジネスとして展開を図るなら押さえておきたい部分が多いのも事実である。たとえば、資金調達の問題がそのひとつだ。もちろん、サイトの作成や広告などできるだけお金をかけずに可能なことは多い。しかし、商品の確保には相応の資金がかかり、資金がパンクすればビジネスも立ち行かなくなってしまう。自己資金で可能な部分から始め、収益を上げながら拡大していく方法もあるが、銀行融資やクラウドファンディングなど資金調達の方法はさまざまだ。
そして、次に忘れてはならないのは法律に関する知識である。扱う商品によっては薬機法や景品表示表などの知識をきちんと押さえておかなければならない。薬機法とは「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」が正式名称で、健康食品や化粧品などのほか、機器類まで幅広く該当する法律だ。記載方法や表現には細かい規制がされており、抵触すれば厳しい罰則が設けられている。
そのほか、サイトを運営する以上はセキュリティ面を充実させることも重要な課題だ。セキュリティ面がおろそかになることで懸念されるのが個人情報の流出である。もちろん、それは顧客の情報が漏洩するということだ。たとえば、決済をクレジットカードで設定している場合、カード番号やセキュリ番号などが盗まれることで新たな被害に発展する場合もある。資金、法律、そしてセキュリティの知識は、知っているようでいて詳細な部分は知らないという人は多いのだ。ECビジネスのスタートアップでは、これらの知識を吸収しておくと有利である。
【初心者向け】EC運営で必須知識となる法律・金融知識をまとめて紹介 ECを始める際に覚えておくべき事は非常に多い。その中でも専門的な知識が要求されがちなのが、法律・金融の2つだ。ECに限らずともビジネスを展開していく上では避けては通れないこの2つのトピックス。スタートアップだと、自身で知識を身につけ判断しなくてはいけないことも多い。この特集ではEC運営を行う上で知っておくべき基本的な法律と金融の知識について解説を行っていく。 |
国外の坂路確保で市場規模を広げる。越境ECを解説。
ECに興味があるならば「越境EC」という言葉を様々な場所で耳にすることが多いかもしれない。
越境ECは日本から海外に向けにECを活用し、商品を販売することである。進出先の現地に法人を設立することなしに事業を行うことができ、日本製品の爆買いが以前話題になったように、日本人が想定しているよりも、日本製品は海外に浸透している傾向がある。そして、現在日本の市場規模は人口減少により縮小傾向にあるが、市場規模拡大により縮小問題を回避する策として越境ECが期待されている。
しかし、越境ECは簡単な物ではなく注意点が数多く存在する。当たり前の話だが、国や地域によって人気のある商品は異なるため、海外でニーズがあるものなのか、事前の調査を行うべきであり、他にも言葉の壁が発生するため対応範囲の広い英語圏なのか、人口の多い中国をターゲットとしてビジネスを行うのかなど検討する必要がある。
更に為替の問題も出てくるため進出先の通貨に合わせ配慮が必要となり、クレジット決済が主流でない国もあるため、決済方法にも注意がとなり、海外輸送の過程でも、日本の輸送に比べ荷物の輸送が雑なことが多いため、お客様の手元に届いた際に商品が破損していた……なんてことがないよう、厳重な梱包が求められ、相手国によっては持ち込める商品や税率が変わってくるため、要注意が必要となる。
越境ECを始めるときに知っておくべき知識まとめ 越境ECは販路拡大には非常に有効な戦略だといえる。海外のEC市場の成長率は右肩上がりであり、日本の市場規模を遥かにしのいでいるのだ。実際に、2018年のEC市場規模(BtoC 電子商取引)は2.84兆米ドル、日本円でおよそ313兆円をマークしている。対前年比成長率に関しても23.3%と伸び率が高く、2021年までには前年より2桁成長するとも予測されているほどだ。本特集ではそんな越境ECに参入できるよう解説をしていく。 |
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EC企業 人に言いにくいお悩みを解決するプロダクトで成長 アンファーの戦略
スカルプDシャンプーやまつ毛美容液など、幅広い商品を扱うアンファー株式会社は、健やかな生活を送るためのサポートをするヘルスケアカンパニーだ。芸人を起用したテレビCMで認知が広まり、現在は自社ECやECモールを活用してお客様と継続的な関係構築を実現している。アンファー株式会社のプロダクトの特徴やEC戦略を同社 取締役 吉岡真実子氏に伺った。
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EC企業 DHC髙谷成夫氏インタビュー「今必要な変革」とは~ECのミカタ 小林亮介が聞く~
2018年を境に減収に転じ、2022年11月、オリックスによって買収されたディーエイチシー(以下「DHC」)は2023年4月、化粧品通販大手のオルビスなどで代表経験を持つ髙谷成夫氏を代表取締役会長兼CEOとして招へいした。経営体制刷新により、DHCは今後、どのように変貌するのか。MIKATA株式会社代表の小林亮介による、髙谷成夫代表取締役会長へのインタビューを3回にわたって紹介する。第1回のテーマは「レガシーブランドとしての立場と“今”必要な変革」について。
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EC企業 味の素冷凍食品のEC、“フードマイノリティ向け”で高評価! 食物アレルギーや健康課題ある人にも
冷凍餃子のシェア日本一を誇る味の素冷凍食品株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:寺本博之、以下、味の素冷凍食品)がECサイト「味の素冷凍食品 公式オンラインストア」をスタートしたのは2021年8月。人気の冷凍食品を多く生み出しているだけに、どんなラインアップになっているのか気になるところだがオンラインストアに並ぶ商品は、アレルギー配慮商品など、そのほとんどが“フードマイノリティ向け商品”だ。その理由について、味の素冷凍食品株式会社 国内統括事業部 製品戦略部 NCグループ 田中伸之介氏に聞いた。
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EC企業 ECのネガティブ要素は実店舗とテクノロジーで解決! お客様の「快適な買い物」を追求するSHIPSの戦
メンズ・ウィメンズ・キッズのアパレルと服飾雑貨をそろえ、幅広い層をターゲットにするセレクトショップの老舗「SHIPS」は、「Stylish Standard」をコンセプトに、トレンドとベーシックをミックスしたスタイルを提案している。実店舗だけでなくECの機能も充実させており、2024年4月からは会員制度もリニューアルした。お客様がECでも実店舗でも快適に買い物ができるための取り組みについて、「SHIPS」を運営する株式会社シップスの商品2部 EC課 課長 浅野尚道氏と販売促進部 デジタルマーケティング課 課長 平中真澄氏に伺った。
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焼きたてチーズタルト専門店「BAKE CHEESE TART」を皮切りに、焼きたてカスタードアップルパイ専門店「RINGO」、バターサンド専門店「PRESS BUTTER SAND」など次々と大ヒット菓子ブランドを作り上げ、今年で創業10周年を迎えた株式会社BAKE(以下、BAKE)。売上9割減に追い込まれたコロナ禍を経てECへ本格参入し、この10月にはEC販売を基軸とした新ブランド「しろいし洋菓子店」も立ち上げた株式会社BAKEのブランドプラットフォーム事業部 部長の西岡純一氏に同社のデジタル新戦略とこれからのBAKEについて話を聞いた。
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「鎌倉の特別な時間」をコンセプトに、日々の生活をリラックスして過ごせるアイテムをデザイン・販売している鎌倉発の人気ファッションブランド「KEY MEMORY(キーメモリー)」。2年連続でカラーミーショップ大賞の優秀賞を受賞した株式会社KEYMEMORY 代表取締役の鈴木一平氏に、ショップ立ち上げ当時の話から、ECでの販売戦略、ブランドに対する思いまで語ってもらった。
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2019年にフィットネスブランド「VALX」を創設し、圧倒的な成功を収めている株式会社レバレッジ。ECのミカタでは、「EC業界の異端児」として知られるレバレッジ代表の只⽯昌幸⽒にEC事業者の悩みに答えてもらう新連載「只⽯に聞け!」を開始します。今回は新連載のイントロダクションとして、只⽯さん本⼈にインタビューを敢⾏。少年時代や社会⼈での挫折など、レバレッジ⼤躍進に⾄るまでの歩みを語ってもらいました。
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EC企業 創業1年半で月商3000万円超えした家具ブランド「かなでもの」の成長ファクターは商品写真?
ECにおいて家具は難しい商材と言える。サイズは比較的大きくなりがち。リピート商材ではない。価格競争になりやすい。ブランドイメージを伝えにくい。
そんな中、家具をメイン商材としているブランド「かなでもの」は創業1年半で月商3千万円を超え、前年同月比の売上は7倍と急成長している。その秘密を「かなでもの」を運営している株式会社bydesign 代表取締役の音田 康一郎氏にお伺いした。 -
EC企業 楽しむという”コト”を提供するUCC上島珈琲の新戦略「My COFFEE STYLE」に迫る
実店舗にECサイト、SNSなど消費者が商品に触れる機会は非常に増えている。その分、選択肢も増え、「自分にはどの商品があっているのか?」「本当にいい商品とは?」という迷いが生まれてしまう。
先日、『My COFFEE STYLE』というコーヒーの楽しさを伝えるO2OプラットフォームをリリースしたUCC上島珈琲株式会社(以下、UCC)のマーケティング本部 デジタル推進部 部長 染谷清史氏、DTC事業本部 CSUチーム 係長 木次日向子氏にコーヒーを選ぶ楽しみを提供する理由を伺った。 -
EC企業 メンズ向け商品をレディース展開へ FABRIC TOKYOの新たな挑戦
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今回企画を担当している株式会社FABRIC TOKYO マーケティング部 マーケティングチーム 森本 萌乃氏に取り組みの背景とどのようにして、新たなチャレンジとなる本企画を実現できたのかについて話を伺った。 -
EC企業 D2C・サブスクを実践するスナックミーに極意を聞く
様々な種類のおやつを個人にパーソナライズし、独自のおやつBOXをサブスクリプションサービスとして展開しているD2Cブランド、株式会社スナックミーの代表取締役 服部氏と廣濱氏に取材を行なった。
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EC企業対談 令和はパーソナライズ・オーダーメイドの時代に?〜前編〜
IT技術の向上により消費者は様々な商品情報をネットやSNSなどで簡単に得られるようになった。
しかしその反面、情報量の多さから本当に自分に正しい情報が何かわからないという消費者も多いのではないか。
そんな情報が溢れている今、その人の好みやニーズを掬い上げることができるのが、オーダーメイド商品だ。従来はオフラインがメインだったが、ECでもオーダーメイドの市場が拡大していることをご存知だろうか。
なぜ今、オーダーメイドが人気なのか。消費者の好みやデータをパーソナライズし、商品をオーダーメイドで手がけているブランド3社にお話を伺った。
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特集 初心者必見!ネットショップ作成ツールの種類と特徴
現代、EC・通販事業で利益を上げることは簡単な事ではなくなってきました。失敗しないためには入念な準備や、相性の良いツールやサービスをしっかりと吟味し選定する必要があります。開業の際に役立つ情報をまとめました。
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特集 自社サイトとは何が違う?成功させるコツは?ECモールの基本情報
商材や行いたい販売手法にもよりますが、楽天やAmazonなどすでに集客できているECモールへの出店は非常に有効です。本特集ではECモールの解説をいたします。
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特集 EC事業の最初の壁~集客の始め方~
EC企業が最初にぶつかる課題の多くは集客です。「思ったより売れなかった」で終わらせるのではなく、売れるような仕組みづくりを構築していきましょう。本特集では無料から低コストできる集客方法をご紹介します。
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特集 手順は?注意点は?初心者必見!ECサイトの作り方
ECサイトを制作する方法としてASPと呼ばれる低コストのシステムを利用するのか、大規模の開発をするのかなど選択しは幅広くあります。本特集ではECサイトの制作について解説します。
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特集 ECサイトを立ち上げるなら押さえておきたい!商品仕入れ、OEMを徹底解説
自社で工場を持っていれば別ですが、通常物販を始めるためには商品を仕入れたり開発する必要があります。本特集では商品仕入れやOEM(代理製造)について解説します。
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特集 ECビジネスの成長に物流倉庫は必須!物流委託の基礎を学ぼう
EC・通販には欠かせない物流の確保。日常生活でかかわらない為イメージできない方も多いですが、基本的な業務を覚えておくことでより良いパートナー関係を築くことが出来ます。本特集では物流事業や委託の際の注意点
について解説します。 -
特集 コールセンターを初めて委託する際に知っておくべきポイントとは
コールセンターの業務は大きく分けてアウトバウンド(架電)とインバウンド(受電)がありますが、実はEC・通販事業者向けに他にも多くの業務を請け負うことが出来ます。本特集ではコールセンター業務の基礎知識や依頼する際の注意点を解説します。
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特集 【初心者向け】EC運営で必須知識となる法律・金融知識をまとめて紹介
EC・通販は手軽に始められる故に、思わぬところで違反をしているケースが多いです。また、事業を軌道に乗せたいが資金が足りなくズルズルと撤退に追い込まれる事業者もいます。そういった違反や機械損失を減らすために本特集では法律と金融について解説いたします。
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特集 越境ECを始めるときに知っておくべき知識まとめ
海外に向けてECで商品を販売する「越境EC」。難しくとらえる方もいらっしゃいますが、支援サービスもどんどん発展していき簡単に始める方法も出来上がってきました。本特集では越境ECの注意点と実行方法を解説します。