取り込み詐欺は売り先だけではない?

小林 憲司 [PR]

小林憲司のコラムはこちら
コラム#8:売れる商品の発掘ポイントと在庫商品の処分方法
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/6909/

コラム#9:メール文面、ここを意識すれば、読まれるものに!
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/6975/

コラム#10:注意!取り込み詐欺に御用心!騙されない方法を伝授
https://ecnomikata.com/ecnews/strategy/6976/

前回のコラムでは、取り込み詐欺についてお話しさせていただきましたがお伝えできていなかったことがありましたので、少し追記させてください。

実は取り込み詐欺は売り先だけではなく、仕入れ先にも取り込まれてしまうといった事例もあることをご存知でしょうか。商品の仕入れ代金を仕入れ先に先に支払って、商品が送られて来ないといったケースや商品が到着しても偽物だったというケースもありますので、信用できる会社以外には商品到着前には先払いしない方法が良いとされています。

もし先払いしたにも関わらず、仕入れ先が商品を発送せず、自己破産をしてしまった場合などはお金を取り返すことは、正攻法では実現不可能とされています。これは実際に私どもが体験したことなのですが、東日本大震災の直後、東京のある浄水場で水道水から放射性物質が検出されその関係でミネラルウォーターが大量に売れたことがありました。どの仕入れ先も供給が追い付かず、モノさえあれば売上が計上できるのにと思っていた矢先当時仕入れ先の1社だった問屋から大量の水があるので、仕入れませんか?と声がかかりました。ただし、支払い条件は先入金。商品は約束した期日になっても全数出荷されず結局商品は発注した数量の半数ほどは用意いただけたのですが残り半数が用意できないということで、返金をしていただくということに。

その後、メーカーから弊社の仕入れ先である問屋への返金は行われているにも関わらず、期日になっても返金はされません。そのうち弁護士から自己破産を行う旨の通知が届き・・・。民事訴訟も行いましたが、結局は返金されることもなく、敗訴してしまい結果としてお金を取り込まれてしまったのです。

与信調査は調査会社の力を借りること

では仕入れ先にお金を取り込まれないためには、どうすればよいかというと仕入れ先が疑わしくない場合でも、信用調査機関の帝国データバンクや商工リサーチなどで調査をすることも大事かもしれません。

たとえば帝国データバンクの場合、各会社ごとに業績に応じて評点(企業を評価している点数)を定めているのですが企業が健全な経営活動を行っているか、支払能力があるか、安全な取引ができるかを第三者機関として評価したものが評点となります。評点が50点以上であれば与信上は問題ないとされていますので、あくまでも、ひとつの基準として50点以下の会社には先に支払いをしないといったこともポイントのひとつではないでしょうか。他にも仕入れ先への与信管理を行うポイントとして代表者の住所の確認であったり、不動産を所有している場合は自己所有かどうかまた担保や抵当の有無などもポイントとして抑えてください。調査結果で不安要素があるようであれば、仕入れ先への支払方法の見直しや、支払い方法の選択肢が多い会社と取引を行うこともポイントかと思います。

なおkenko卸で商品を仕入れていただく場合の支払い方法は掛け、先入金、代引き、デポジット、ヤマトクレジット後払決済などをご用意しておりますのでお気軽にご相談ください。


著者

小林 憲司 (Kenji Kobayashi)

高校卒業後、トラック運転手、訪問販売員、歯科技工所の営業マンを経て2001年に起業。2002年有限会社西日本機能食品開発研究所(現、株式会社新日本機能食品)を設立。ネットショップ向け卸問屋“kenko卸.com”を運営。国内のみならず、海外のECサイトへも美容、健康に関わる商材の卸を行っている。

http://www1.kenko064.com/